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【Windows 10】「システムと圧縮メモリ」でディスク使用量が100%になる問題の原因と7つの解決策

システムと圧縮メモリ(System and compressed memory)は、システムやメモリに関するさまざまな機能を担うプロセスです。主にハードディスク上のファイルやフォルダーの圧縮、RAMの管理を担当しています。本来であれば、このプロセスが消費するCPUやディスクのリソースはごくわずかなはずです。しかし一部の環境では、このプロセスがディスク使用量の100%を占有してしまい、パソコンが極端に動作不良を起こし、他のプロセスやタスクに深刻な影響を及ぼすことがあります。

この問題は発覚以来、被害が拡大し続けています。システムと圧縮メモリプロセスがディスクやCPU使用率を最大100%まで高めてしまう原因は、大きく分けて2つあります。

  • 仮想メモリ設定を変更し、ページファイルのサイズを「自動」から固定値に変えてしまった
  • プロセス自体が何らかの理由で暴走している

幸いなことに、この問題はWindows 10ユーザーであれば自力で解決することが十分可能です。以下に、特に効果の高い対策を紹介します。なお、このプロセスだけが使用率急上昇の原因となっている場合、物理メモリの増設はおすすめしません。

解決策1:破損したシステムファイルを修復する

まずは「Restoro」などのシステム修復ツールをダウンロードして実行し、破損・欠落しているシステムファイルをスキャンします。破損ファイルが見つかった場合は修復を行い、その後もシステムと圧縮メモリの使用率が高いままかどうかを確認してください。まだ高い場合は、次の解決策へ進みましょう。

解決策2:ページファイルのサイズをすべて「自動管理」に戻す

Windows 10では、デフォルトで全ドライブのページファイルサイズはWindowsが自動的に管理するよう設定されています。ユーザーが独自の値を設定することも可能ですが、これによってメモリ圧縮機能に不具合が生じ、結果としてシステムと圧縮メモリによるディスク使用量100%問題につながることがあります。過去にページファイルサイズをカスタマイズした覚えがあるなら、まずこの設定を見直してみましょう。

  1. スタートメニューを開き、設定をクリックして「パフォーマンス」と検索します。
  2. 検索結果の「Windows の外観とパフォーマンスの調整」をクリックします。
  3. パフォーマンス オプションウィンドウが表示されたら、詳細設定タブに移動します。
  4. 仮想メモリ欄の「変更...」をクリックします。
  5. 仮想メモリウィンドウが開きます。「すべてのドライブのページング ファイルのサイズを自動的に管理する」にチェックが入っている(有効になっている)ことを確認してください。
  6. OK」をクリックします。
  7. パフォーマンス オプションウィンドウで「適用」→「OK」の順にクリックします。

【Windows 10】「システムと圧縮メモリ」でディスク使用量が100%になる問題の原因と7つの解決策

解決策3:「システムと圧縮メモリ」プロセス自体を無効化する

解決策2で改善しない場合、あるいは仮想メモリの設定を確認したところ「すべてのドライブのページング ファイルのサイズを自動的に管理する」がすでに有効になっていた場合は、ページファイルサイズが原因ではない可能性が高いです。その場合は、システムと圧縮メモリプロセスそのものを無効化することで問題を解決できます。

  1. Windowsキー + Xを押してメニューを開き、「コントロールパネル」を選択。「管理ツール」を検索し、「タスク スケジューラ」を起動します。
  2. 左ペインの「タスク スケジューラ ライブラリ」をダブルクリックして展開します。
  3. 左ペインの「Microsoft」をダブルクリックして展開します。
  4. 左ペインの「Windows」をダブルクリックして展開します。
  5. 左ペインの「MemoryDiagnostic」をクリックすると、内容が右ペインに表示されます。
  6. 右ペインで「RunFullMemoryDiagnosticEntry」というタスクを探して右クリックします。
  7. コンテキストメニューから「無効」をクリックします。
  8. タスク スケジューラを閉じて、パソコンを再起動します。起動後、問題が解消されたかどうかを確認しましょう。

【Windows 10】「システムと圧縮メモリ」でディスク使用量が100%になる問題の原因と7つの解決策

解決策4:Superfetch(SysMain)サービスを無効化する

Windows 10では、従来の「Superfetch」は「SysMain」という名称に変更されています。

【Windows 10】「システムと圧縮メモリ」でディスク使用量が100%になる問題の原因と7つの解決策

Superfetch/SysMainは、システムのパフォーマンスを長期的に維持・向上させることを目的としたWindowsサービスです。しかしOS標準のサービスでありながら、状況によってはメリットよりも害をもたらすことがあります。その最たる例が、今回のようなディスク使用量100%問題の原因になるという点です。もしSuperfetchがシステムと圧縮メモリプロセスのディスク帯域占有の原因となっているなら、このサービスを無効化するだけで解決できます。無効化の方法は以下の2通りです。

方法1:サービス管理ツールから無効化する

  1. Windowsロゴキー + Rを押して「ファイル名を指定して実行」を開きます。
  2. services.msc」と入力してEnterキーを押します。
  3. サービスウィンドウを下へスクロールし、「SysMain」というサービスをダブルクリックします。
  4. 停止」をクリックします。
  5. スタートアップの種類を「無効」に変更します。
  6. 適用」→「OK」の順にクリックします。
  7. サービスウィンドウを閉じて、パソコンを再起動します。

方法2:レジストリエディターから無効化する

  1. Windowsロゴキー + Rを押して「ファイル名を指定して実行」を開きます。
  2. regedit」と入力してEnterキーを押し、レジストリ エディターを起動します。
  3. 左ペインで次の場所へ移動します。

HKEY_LOCAL_MACHINE > SYSTEM > CurrentControlSet > Control > Session Manager > Memory Management

  1. 左ペインで「PrefetchParameters」サブキーをクリックすると、内容が右ペインに表示されます。
  2. 右ペインで「EnableSuperfetch」という値をダブルクリックして編集します。
  3. 値のデータ」を「0」に書き換えます。
  4. OK」をクリックし、レジストリ エディターを閉じます。
  5. パソコンを再起動します。

再起動が完了したら、問題が解決したかどうかを必ず確認してください。

解決策5:「Speech Runtime Executable」プロセスを終了させる

この問題に悩む多くのユーザーが調査した結果、根本原因は「Speech Runtime Executable」というシステムプロセスにあると突き止めました。これは、接続されたマイクでの録音や音声認識に関連するプロセスとみられています。このプロセスが、システムと圧縮メモリプロセスに異常な量のリソースを消費させていたケースが報告されています。原因がこのプロセスにある場合、終了させるだけでリソース消費は通常レベルに戻ります。

  1. Ctrl + Shift + Escを押してタスク マネージャーを起動します。
  2. プロセス」タブで「Speech Runtime Executable」を探して選択します。
  3. タスクの終了」をクリックします。

原因がこのプロセスだった場合、「タスクの終了」をクリックした瞬間にシステムと圧縮メモリのリソース消費が大幅に下がるはずです。ただし、これはシステムプロセスのため頻繁に再び現れることがあります。何度も復活して問題を起こす場合は、都度同じ手順で終了させるのが現実的な対処法となります。

解決策6:視覚効果を「パフォーマンス優先」に最適化する

この問題に対し、Windows 10の視覚効果をパフォーマンス優先に変更することで改善したという報告もあります。適用直後に、システムと圧縮メモリによるディスク使用量が約100%から0〜25%まで低下したケースもあるほどです。

  1. スタートボタンを右クリックしてWinXメニューを開きます。
  2. メニューから「システム」をクリックします。
  3. 左ペインの「システムの詳細設定」をクリックします。確認画面やパスワード入力を求められた場合は、指示に従ってください。
  4. 詳細設定タブに移動します。
  5. パフォーマンス欄の「設定...」をクリックします。
  6. パフォーマンスを優先する」を選択します。
  7. 適用」→「OK」の順にクリックします。
  8. システムのプロパティウィンドウでも「適用」→「OK」をクリックします。
  9. 残りのウィンドウをすべて閉じて、パソコンを再起動します。起動後に問題が解決したかどうかを確認しましょう。

解決策7:RAMの故障を疑ってみる

多くの場合、この問題の背景にはRAMの故障、あるいは故障寸前の状態があります。RAMに原因がある場合は、メモリスティックを新品に交換するだけで問題が解消します。複数枚のRAMを搭載している場合、故障しているのは1枚だけのことも多いです。その際は、スティックを1枚ずつ入れ替えながら起動テストを繰り返し、システムと圧縮メモリによる異常なリソース消費が消えたときに外していたスティックが故障品だと特定できます。意外に思えるかもしれませんが、RAMの不調がこのプロセスの暴走を招くことは実際にあり得るのです。

ここで紹介した方法で解決しない場合は、「100% Disk Usage Windows 10(追加の対策)」の記事もあわせてご参照ください。

ユーザーからの報告:別の有効なアプローチ

参考までに、実際のユーザーが共有してくれた体験談を紹介します。

私はWindows 10にアップグレードして以来この問題に悩まされ、上記の解決策3でプロセスを無効化しようとしていました。

しかしタスク スケジューラを開いたところ、最終実行結果が「0x800710e0」となっていたのが気になりました。調べてみると、このエラーは「操作者または管理者が要求を拒否しました」という意味で、どうやらアクセス権限の問題のようです。

該当タスクは「Administrators」というアカウントで実行される設定になっていました。私の環境は、Windows 8 Home → Windows 8.1 Pro → Windows 10 Proとアップグレードを重ねてきたもので、どこかの時点でHome版を使っていた経緯があります。これが関係しているのかは不明ですが……。

各メモリ関連タスクの「次のユーザー アカウントを使用」を自分自身のアカウント(管理者権限あり)に変更したところ、エラーコードが0または0x40010004に変わりました(0x40010004の詳細は不明ですが、少なくとも0x8xxx系のHRESULTよりは深刻ではないようです)。するとシステム全体が格段に安定し、「システムと圧縮メモリ」タスクはバックグラウンドで動作しつつも、ごく正常な範囲のリソースしか消費しなくなりました。

推測ですが、Windows 10へのアップグレード時にタスクの設定が不正な状態になり、プロセスがアクセスエラーで延々と苦戦し続けていたのだと思います。必要な作業ができるようになった今、平穏が戻りました。🙂 プロセスを無効化したくない方は、ぜひこの方法を試してみてください。

  1. Windows 10で「システムと圧縮メモリ」によるディスク使用率100%問題を解決する6つの方法

    Windows 10に搭載されている「システムと圧縮メモリ(System and Compressed Memory)」は、RAM上でファイルやフォルダの割り当てを行うプロセスです。通常、このプロセスはシステムやメモリに関する処理をわずかなリソースで実行します。しかし、本来は空き容量を作るはずのプロセスが、逆にディスク使用率を100%まで押し上げてしまう問題が発生することがあります。このプロセスが高負荷状態になると、他のプログラムの動作にも悪影響が及びます。実際に多くのユーザーから、「Windows 10のシステムと圧縮メモリが必要以上にディスクを使用している」という報告が寄せられています。

  2. Windows 10・8.1・7でディスク使用率100%問題を解決する5つの対処法

    Windows 10のアップデートをインストールした後、起動時にシステムがフリーズしたり、アプリケーションがクリックに反応しなくなったりと、動作が重くなったことはありませんか?タスクマネージャーを確認すると、システムドライブの使用率が100%になっていることがあり、これがOS全体の動作を遅くしている原因です。この問題はHDD(ハードディスク)だけでなく、SSD(ソリッドステートドライブ)でも発生すると多くのユーザーから報告されています。 Windows 10でディスク使用率100%が発生する原因はさまざまです。破損したシステムファイル、不具合のあるWindowsアップデート、正常に終了していな