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Windows 10でNtoskrnl.exeのメモリ・CPU使用率が高いときの原因と10の対処法

Windows 10のタスクマネージャーを開いたとき、Ntoskrnl.exeというシステムプロセスがメモリやCPU使用率を異常に消費していることに気づいたことはありませんか?最悪の場合、ブルースクリーン(BSOD)エラーが発生したり、PCがフリーズ・クラッシュしたりすることもあります。メモリやCPUだけでなく、Ntoskrnl.exeがディスク使用率を100%にまで押し上げるケースも報告されています。

この記事では、Ntoskrnl.exeのメモリ・CPU・ディスク使用率が高くなる原因と、それを解決するための10の対処法を詳しく解説します。

Ntoskrnl.exeとは何か?

Ntoskrnl.exeは「Windows NT Operating System Kernel(Windows NTオペレーティングシステムカーネル)」の略称で、プロセス管理、メモリ管理、ハードウェア仮想化など、Windowsの中核的なシステムサービスを担う非常に重要なファイルです。通常、タスクマネージャーの「詳細」タブでその動作を確認できます。

このプロセス自体は不可欠なものですが、RAMやCPUリソースを大量に消費することで、Windows 10の動作を遅くしてしまうことがあります。

Ntoskrnl.exeがメモリ・CPU使用率を高くする理由

Windows 10では、メモリ処理はRAMがロードされたタスクを取得することから始まり、その後CPUがデータをデコードしてメモリへ転送します。このエンコード・デコードの一連の処理には、CPU、HDD、SSDなどが関わっています。

Windows 7や8とは異なり、Windows 10は速度を優先する代わりにメモリを犠牲にする設計になっています。Ntoskrnl.exeは圧縮メモリを使用してタスクを実行し、物理メモリが使い切られた状況を補おうとするのです。

しかし、この圧縮メモリの処理がCPUに大きな負荷をかけるため、結果としてメモリとCPU使用率が高くなってしまうのです。

Ntoskrnl.exeのメモリ・CPU使用率が高いときの10の対処法

それでは、具体的な解決策を一つずつ見ていきましょう。以下の方法を試して、メモリやCPUの負荷を解放し、破損したファイルや問題のあるアプリケーションを修復してください。

目次:

  • 対処法1:Windowsパフォーマンストラブルシューティングツールを実行する
  • 対処法2:スタートアップ設定を無効にする
  • 対処法3:デバイスドライバーを更新する
  • 対処法4:Windows Searchサービスを無効にする
  • 対処法5:Runtime Brokerタスクを終了する
  • 対処法6:互換性のないアプリケーションをアンインストールする
  • 対処法7:DISMツールを実行する
  • 対処法8:システムファイルチェッカーを実行する
  • 対処法9:ClearPageFileAtShutDownの値を変更する
  • 対処法10:Windows 10でクリーンブートを実行する

対処法1:Windowsパフォーマンストラブルシューティングツールを実行する

Windowsには、ディスク、メモリ、CPU使用率など、PCのパフォーマンスに影響を与える要因を検出するためのパフォーマンストラブルシューティングツールが標準搭載されています。まずはこれを活用して、Ntoskrnl.exeの使用率が高くなっている原因を特定しましょう。

管理者権限でコマンドプロンプトを開き、以下のコマンドをコピー&ペーストして実行します。

msdt.exe /id PerformanceDiagnostic

診断結果が表示されたら、Windows 10がフリーズしたりNtoskrnl.exeの使用率が高くなったりしている原因がわかるので、それに応じて修正を進めましょう。

対処法2:スタートアップ設定を無効にする

多くのユーザーは、PCにログインしたときに特定のプログラムが自動的に起動するよう設定しています。しかし、これがWindows 10のメモリやディスク使用率を押し上げる原因になることがあります。不要なスタートアップ項目をオフにしましょう。

1. スタートボタンを右クリックし、タスクマネージャーを選択します。

2. 「スタートアップ」タブを開き、ログイン時に自動起動させたくないソフトウェアやプログラムを右クリックして「無効化」を選択します。

スタートアップ設定をオフにするだけでなく、Ntoskrnl.exeによるメモリリークやCPU使用率の高騰を解消するには、他の対処法も併用することをおすすめします。

対処法3:デバイスドライバーを更新する

ドライバーの非互換性は、Windows 10でメモリリークやディスク使用率の高騰が発生する主な原因の一つです。すべてのドライバーを更新することで、この問題を解決できる可能性があります。

ただし、すべてのドライバーを手動で更新するのは手間がかかり、時間もかかります。そこでおすすめなのがDriver Boosterです。このツールを使えば、Windows 10のドライバーを簡単かつ迅速に一括更新できます。

1. Windows 10にDriver Boosterをダウンロードします。

2. インストールして起動したら、「スキャン」をクリックして問題のあるドライバーを検出します。

3. スキャン結果から、不足しているドライバー、破損しているドライバー、更新が必要なドライバーを確認できます。「今すぐ更新」をクリックすれば、すべてのドライバーを一度に更新できます。

ドライバーの更新が完了すると、Ntoskrnl.exeによる高いメモリ・CPU・ディスク使用率が解消され、PCがよりスムーズに動作するようになります。

対処法4:Windows Searchサービスを無効にする

タスクマネージャーでCPUやディスク使用率が高くなっているのを確認した場合、Windows Searchが原因である可能性があります。使用頻度が低い場合は、無効化を検討しましょう。

1. Windowsキー + Rを押して「ファイル名を指定して実行」を開きます。

2. ボックスにservices.mscと入力し、OKをクリックしてサービス画面を開きます。

3. 一覧を下にスクロールしてWindows Searchを見つけ、右クリックして「プロパティ」を開きます。

4. 「全般」タブ「スタートアップの種類」「無効」を選択し、OKをクリックします。

この設定により、PCを再起動した際にWindows Searchが自動的に起動しなくなります。これでメモリやCPU使用率の問題が一時的に解決する場合があります。

関連記事:Windows 10で検索が機能しないときの7つの対処法

対処法5:Runtime Brokerタスクを終了する

Runtime Brokerはシステムプロセスの一つですが、Windows 10に不具合のあるアプリケーションが存在すると、大量のメモリを占有し、RAMを使い果たしてしまうことがあります。タスクマネージャーでRuntime BrokerのCPU使用率を確認し、必要に応じて停止させましょう。

1. スタートメニューからタスクマネージャーを開きます。

2. 「プロセス」タブRuntime Brokerを見つけ、右クリックして「タスクの終了」を選択します。

これで問題が解決しない場合は、次の対処法に進んでください。

対処法6:互換性のないアプリケーションをアンインストールする

特定のプログラムをインストールした直後にNtoskrnl.exeのCPU使用率が高くなった場合は、その互換性のないプログラムが原因である可能性があります。アンインストールして問題を回避しましょう。

1. コントロールパネルを開きます。

2. 検索ボックスに「プログラムと機能」と入力し、プログラムと機能の画面に移動します。

3. 問題のソフトウェアを見つけて右クリックし、「アンインストール」を選択します。

4. 可能であれば、Windows 10を再起動して変更を反映させます。

アンインストール後、タスクマネージャーでNtoskrnl.exeのCPU使用率が下がっているかどうかを確認しましょう。

対処法7:DISMツールを実行する

Ntoskrnl.exeはシステムファイルの一つです。そのため、このファイルが原因でCPU使用率の高騰やメモリリークが発生している場合は、Windows 10に内蔵されたDISM(DISM.exe)ツールを使ってシステムファイルの破損を修復しましょう。

1. 検索ボックスからコマンドプロンプトを開き、最も一致する結果を右クリックして「管理者として実行」を選択します。

2. コマンドプロンプトで以下のコマンドを入力し、Enterキーを押します。

DISM.exe /Online /Cleanup-image /Restorehealth

ヒント: このコマンドの実行中に、Windows Updateが利用できないために修復ファイルが必要と表示された場合は、以下のコマンドをコピー&ペーストして、Windowsインストールメディアを修復ツールとして使用します。

DISM.exe /Online /Cleanup-Image /RestoreHealth /Source:C:\RepairSource\Windows /LimitAccess

このコマンドを数回実行すると、ディスクやメモリの使用率が高い問題が解消されることがあります。

対処法8:システムファイルチェッカー(SFC)を実行する

システムファイルチェッカー(SFC)は、Windows 10に搭載されている破損ファイルをスキャンするユーティリティです。上記の方法で解決しない場合は、SFCツールでファイルの破損によるCPU負荷の問題を修復してみましょう。

1. コマンドプロンプトを開き、「管理者として実行」を選択します。

2. コマンドプロンプトで以下のコマンドを実行します。

sfc /scannow

Enterキーを押すと、SFCツールがWindows 10全体の破損ファイルのスキャンを開始します。

このツールはWindows 10上のすべてのファイルを検索するため、完了までに時間がかかることがあります。スキャン中に破損したNtoskrnl.exeファイルが検出・修復され、CPUとメモリの問題が解決される可能性があります。

対処法9:ClearPageFileAtShutDownの値を変更する

上記のすべての方法が効果なかった場合は、Windows 10のシャットダウン時にページファイルのデータを消去するようレジストリを変更する方法を試しましょう。

1. Windowsキー + Rを押して「ファイル名を指定して実行」を開きます。

2. ボックスにregeditと入力し、OKをクリックしてレジストリエディターを開きます。

3. 以下のパスに移動します。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Session Manager\Memory Management

4. Memory Managementキーの下にあるClearPageFileAtShutDownを見つけます。

5. ClearPageFileAtShutDownを右クリックして「修正」を選択し、値のデータを編集します。

6. ClearPageFileAtShutDownの値のデータ0に変更します。

PCを再起動すると、破損したファイル(Ntoskrnl.exeを含む)が削除されます。これにより、メモリ・ディスク・CPU使用率が高い問題が解消されることがあります。

対処法10:Windows 10でクリーンブートを実行する

メモリやCPU使用率が高い問題に対しては、クリーンブートも効果的な解決策です。セーフモードとは異なり、クリーンブートでは最小限のドライバーとスタートアッププログラムのみでPCを起動するため、Ntoskrnl.exeがCPUとメモリ使用率の高騰を引き起こしているかどうかを特定できます。

まとめ

この記事で紹介した10の対処法を根気よく試せば、Windows 10におけるNtoskrnl.exeのメモリ・CPU・ディスク使用率の高い問題は必ず解決できるはずです。もし一部の方法がうまくいかなかった場合は、Windowsのヒント機能をオフにするSuperfetchを無効にするといった追加の対策も検討してみてください。

  1. WUDFHost.exeによるCPU使用率が高い問題を解決する6つの方法

    タスクマネージャーを開いた際、WUDFHost.exeというプロセスがCPUやメモリを異常に消費していることに気づいたことはありませんか?Windows Driver Foundation(旧称:Windows Driver Framework)は、ユーザーモードドライバーを管理する重要なシステムプロセスですが、何らかの原因でドライバーが破損していたり古くなっていたりすると、CPU使用率やRAM使用量が急激に上昇するトラブルが発生することがあります。 さらに厄介なのは、このプロセスがシステムプロセスであるため、タスクマネージャーから単純に終了させることができない点です。なお、タスクマネージャー

  2. 【Windows 10】Ntoskrnl.exe のCPU使用率が高い原因と12の解決策

    Ntoskrnl.exe(Windows NTオペレーティングシステムカーネル実行ファイル)は、メモリ管理やプロセス管理、ハードウェアの制御などを担うOSの中核となるシステムプロセスです。このプロセスが過剰なCPUやディスクリソースを消費すると、PC全体のパフォーマンスが低下してしまいます。通常、負荷の高いプロセスはタスクマネージャーから強制終了できますが、Ntoskrnl.exeはシステムの根幹に関わるため、強制終了するとシステムに深刻な影響を及ぼす可能性があります。本記事では、Ntoskrnl.exeによるCPU・ディスク使用率の高騰を解決するための方法を詳しく解説します。Windows