Windows 10 Fall Creators Update(1709)以降でネットワーク共有にアクセスできない問題の解決策まとめ
Microsoftの他のアップデートと同様に、Fall Creators Update(1709)にも数多くの問題が伴いました。その一つが、ネットワークドライブや自宅のNASドライブにアクセスできなくなるという問題です。ネットワーク経由で共有フォルダなどにアクセスしようとすると、パスワードが正しいにもかかわらず「認証されていないアクセスです」といったエラーが表示されるケースが報告されています。

解決策1:SMB 1.0機能を有効にする
このエラーは、古いデバイスで従来の共有プロトコルであるSMB 1.0を使用している場合によく発生します。Windows 10 1709以降では、セキュリティ上の脆弱性を理由にSMB 1.0が既定で無効化されているため、この問題が起こります。Windowsの機能からSMB 1.0を有効にすることで、問題が解決するかどうか確認できます。
- Windows + Sキーを押して検索バーを開き、「機能」または「features」と入力します。表示された結果の一番上にある「Windows の機能の有効化または無効化」をクリックして開きます。

- 機能の一覧が表示されたら、「SMB 1.0/CIFS ファイル共有のサポート」カテゴリを展開し、すべての項目にチェックが入っていることを確認します。

- OKをクリックして変更を保存し、画面を閉じます。パソコンを再起動して、問題が解決したかどうかを確認してください。
解決策2:グループポリシーで安全でないログオンを許可する
もう一つの対処法として、ゲストログオン(安全でないログオン)に関するグループポリシーを編集する方法があります。なお、グループポリシーエディターは強力なツールであり、内容を理解せずに設定を変更するとパソコンが正常に動作しなくなる可能性がある点にご注意ください。
- Windows + Rキーを押して「ファイル名を指定して実行」を起動し、「gpedit.msc」と入力してEnterキーを押します。
- エディターが開いたら、次のパスへ移動します。
コンピューターの構成 > 管理用テンプレート > ネットワーク > Lanman ワークステーション
- 右側のペインに「安全でないゲストログオンを有効にする」という項目があるので、ダブルクリックしてプロパティを開きます。

- 設定を「未構成」から「有効」に変更し、「適用」をクリックして保存してから画面を閉じます。パソコンを再起動し、問題が解決したかどうかを確認してください。

解決策3:Microsoftネットワーク用クライアントをインストールする
「Microsoftネットワーク用クライアント」が正しくインストールされ、動作しているかどうかも確認する価値があります。まずはWinsockのリセットを行ってから、クライアントのインストール状態を確認しましょう。
- Windows + Sキーを押して検索バーを開き、「コマンドプロンプト」と入力します。検索結果を右クリックし、「管理者として実行」を選択します。
- 管理者権限のコマンドプロンプトで、次のコマンドを実行します。
netsh winsock reset

- パソコンを再起動します。再起動後、もう一度「ファイル名を指定して実行」(Windows + R)を開き、「ncpa.cpl」と入力してEnterキーを押します。
- 使用している接続(イーサネットまたはWi-Fi)を右クリックし、「プロパティ」を選択します。

- プロパティ画面で「Client for Microsoft Networks(Microsoftネットワーク用クライアント)」を選択し、チェックを入れたうえで「インストール」ボタンをクリックします。インストール完了後、再度パソコンを再起動して問題が解決したかどうかを確認してください。

解決策4:ホームグループと共有フォルダの設定を見直す
この方法では、ファイルを共有している側のPC(ホスト側)でホームグループの設定を変更し、共有対象ファイルのプロパティにいくつかの調整を加えます。
- Windows + Sキーを押して検索バーを開き、「コントロールパネル」と入力して、表示された結果を開きます。
- コントロールパネルで「ネットワークとインターネット」カテゴリを選択し、続けて「ネットワークと共有センター」を開きます。

- ネットワークと共有センターの左側にある「詳細な共有設定の変更」をクリックします。

- 現在のプロファイルを選択し、「ホームグループ接続」の項目で「ユーザーアカウントとパスワードを使用して他のコンピューターに接続する」にチェックが入っていることを確認します。画面下部の「変更の保存」をクリックして閉じます。

- 共有したいファイルまたはフォルダへ移動し、右クリックから「プロパティ」を開きます。
- 「ネットワーク ファイルとフォルダーの共有」の見出し下にある「共有」ボタンをクリックします。

- プルダウンメニューから「Everyone(すべてのユーザー)」を選択し、画面下部の「共有」ボタンをクリックします。

- 引き続きプロパティ画面で、「詳細な共有」をクリックします。

- 「このフォルダーを共有する」にチェックが入っていることを確認します。画面下部の「アクセス許可」ボタンをクリックします。

- アクセス許可の一覧が空欄になっていないことを確認します。多くの場合、「Everyone」は自動的に登録されています。

もし「Everyone」が存在しない場合は、「追加」→「詳細設定」の順にクリックし、画面右側の「検索」をクリックします。Windowsが利用可能なすべてのユーザーを検索して一覧表示するので、「Everyone」を選択して「OK」をクリックします。これでアクセス許可の一覧に「Everyone」が追加されます。チェックボックスが有効になっていることを確認し、「適用」をクリックして保存・終了してください。
設定後、別のパソコンから該当ファイルへアクセスできるかどうかを確認してみてください。
解決策5:パブリックフォルダーの共有が有効になっているか確認する
フォルダーがネットワーク上で共有されないもう一つの原因として、パブリック共有が無効になっている可能性があります。アップデート前に有効化していた場合でも、アップデートによって多くの設定がリセットされるため、必ず再確認しましょう。
- Windows + Sキーを押して検索バーを開き、「コントロールパネル」と入力して、表示された結果を開きます。
- コントロールパネルで「ネットワークとインターネット」カテゴリを選択し、続けて「ネットワークと共有センター」を開きます。
- ネットワークと共有センターの左側にある「詳細な共有設定の変更」をクリックします。
- 「すべてのネットワーク」カテゴリを展開し、「パブリック フォルダーの共有」の項目で「共有をオンにして、ネットワーク アクセス権のあるユーザーならだれでも、パブリック フォルダー内のファイルを読み書きできるようにします」が選択されていることを確認します。「変更の保存」をクリックして閉じましょう。

変更を確実に反映させるために、再起動が必要になる場合があります。
解決策6:PowerShellコマンドを実行する
場合によっては、管理者権限のPowerShellで簡単なコマンドを1つ実行するだけで問題が解決することがあります。以下の手順を試してみてください。
- Windows + Xキーを押し、メニューから「Windows PowerShell(管理者)」を選択します。

- 次のコマンドを入力し、Enterキーを押して実行します。
Set-SmbServerConfiguration -EnableSMB2Protocol $true
- コマンド実行後、問題が解消されたかどうかを確認してください。
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