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【解決】PresentationFontCache.exeのCPU・メモリ使用率が高くなる問題の対処法

パソコンの動きが急に重くなり、タスクマネージャーで原因を調べたところ、PresentationFontCache.exeという見慣れないプロセスがCPU使用率50%、場合によっては100%近くまで跳ね上がっている――こんな経験はありませんか? 高負荷状態が続くとパソコン全体の動作が遅くなり、日々の作業にも支障が出てしまいます。しかも、タスクマネージャーでプロセスを強制終了しても、しばらく経つかシステム再起動後にはまた復活してしまうのが厄介なところです。最悪の場合、Windowsの起動時間まで大幅に遅くなることもあります。

PresentationFontCache.exeとは何か

PresentationFontCache.exeは.NET Frameworkに関連付けられたシステムプロセスで、「Presentation Font Cache(プレゼンテーション フォント キャッシュ)」とも呼ばれます。その役割は、フォントのグリフ(字形)データをあらかじめメモリへ読み込んでおき、WPF(Windows Presentation Foundation)アプリケーションがスムーズにフォントを利用できるようにすることです。WPFアプリケーションを起動するたびにこのプロセスが立ち上がり、アプリにフォント情報を供給します。

では、なぜこのプロセスが大量のリソースを消費するのでしょうか。最大の原因はキャッシュ内のフォントデータの破損にあると考えられています。長期間の使用により、メモリ上のフォント情報が破損したり応答しなくなったりすることがあり、それが誤作動や再起動ループを引き起こし、CPU使用率の異常上昇につながるのです。

幸い、この問題には複数の解決策があります。以下の方法を順に試して、ご自身の環境に合ったものを見つけてください。

方法1:Font*.datファイルを削除する

まず試したいのが、キャッシュファイル「Font*.dat」の削除です。多くのユーザーがこの方法で問題を解消しています。.datファイルにはアプリケーションが参照する各種情報が格納されており、このファイル自体が破損していると本トラブルが発生します。ファイルを削除して再起動すれば、通常は新しいキャッシュが自動生成され、問題は解決します。

手順:

  1. Windowsキー + Rを押して「ファイル名を指定して実行」を開きます。
  2. 次のパスを入力してEnterキーを押します。
    C:\Windows\ServiceProfiles\LocalService\AppData\Local\

【解決】PresentationFontCache.exeのCPU・メモリ使用率が高くなる問題の対処法

  1. Font*.dat(またはFontCache 3.0.0.0.dat)という名前のファイルを探します。
  2. 該当ファイルを右クリックして削除を選択し、確認ダイアログが表示されたら承認します。

【解決】PresentationFontCache.exeのCPU・メモリ使用率が高くなる問題の対処法

  1. 完了したらパソコンを再起動します。

注意:フォルダーにアクセスできない場合は、隠しファイルの表示設定を有効にする必要があります。「Windowsキー + R」→「control panel」と入力してEnter →「デスクトップのカスタマイズ」→「エクスプローラーのオプション」(またはフォルダー オプション)→「表示」タブ →「詳細設定」の「隠しファイル、隠しフォルダー、および隠しドライブを表示する」にチェック →「適用」→「OK」の順に操作します。そのうえで上記の手順を実行してください。それでもアクセスできない場合は、エクスプローラーのアドレスバーに直接パスを入力して移動してみてください。

再起動後は動作が正常に戻っているはずです。

注意:ファイルを削除できない場合は、先にタスクマネージャーでPresentationFontCache.exeを終了しましょう。「Ctrl + Shift + Esc」を同時に押してタスクマネージャーを開き、一覧からPresentationFontCache.exeを選択して「タスクの終了」をクリックします。その後に上記の手順を実行してください。

方法2:Presentation Font Cacheサービスを無効化する

前述のとおり、PresentationFontCache.exeはWPFアプリケーションと連携して動作し、WPFアプリの起動に合わせて開始されます。つまり、WPFアプリケーションを一切使わないのであれば、このサービスを無効化しても実害はありません。WPFアプリケーションとは、Visual StudioでWindowsデスクトップ向けに開発されたアプリのことです。こうしたアプリを使わない一般ユーザーや、開発者でない方であれば、サービスを無効化するだけで問題を回避できます。

手順:

  1. Windowsキー + Rを押します。
  2. services.mscと入力してEnterキーを押します。

【解決】PresentationFontCache.exeのCPU・メモリ使用率が高くなる問題の対処法

  1. 一覧からWindows Presentation Foundation Font Cache 3.0.0.0を探してダブルクリックします。

【解決】PresentationFontCache.exeのCPU・メモリ使用率が高くなる問題の対処法

  1. 「スタートアップの種類」のドロップダウンメニューで無効を選択します。
  2. 「サービスの状態」が「実行中」になっている場合は、停止ボタンをクリックします。
  3. 適用OKの順にクリックします。

【解決】PresentationFontCache.exeのCPU・メモリ使用率が高くなる問題の対処法

【解決】PresentationFontCache.exeのCPU・メモリ使用率が高くなる問題の対処法

以上で設定完了です。サービスは今後自動的に起動しなくなり、CPU使用率も下がるはずです。

方法3:.NET Frameworkを修復する

上記2つの方法で改善しない場合は、.NET Framework自体の修復が最後の手段となります。Presentation Font Cacheは.NET Frameworkと密接に関連しているため、フレームワーク側の不具合を修復すれば、フォントキャッシュの問題も一緒に解消されることが多いです。

手順:

  1. Windowsキー + Rを押します。
  2. appwiz.cplと入力してEnterキーを押します(「プログラムと機能」が開きます)。

【解決】PresentationFontCache.exeのCPU・メモリ使用率が高くなる問題の対処法

  1. インストール済みプログラムの一覧からMicrosoft .NET Framework 3.0を探します(別のバージョンがインストールされている場合もあります)。該当項目を選択して変更/削除をクリックします。
  2. ウィザードが開いたら修復を選択し、画面の指示に従って操作を進めます。
  3. 同じバージョンの.NET Frameworkが複数インストールされている場合は、それぞれに対して同じ手順を繰り返します。

完了したらパソコンを再起動し、動作を確認してください。

まとめ

PresentationFontCache.exeによるCPU使用率の異常上昇は、多くの場合キャッシュファイルの破損が原因です。まずは「Font*.dat」ファイルの削除を試し、効果がなければサービスの無効化、最後に.NET Frameworkの修復へと進むのがおすすめの流れです。いずれの方法も追加ツールは不要で、数分程度で完了します。

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