Inputpersonalization.exeによるCPU・メモリ使用率の高騰を解決する方法
Windowsを使用していると、タスクマネージャーに「inputpersonalization.exe」や「Input Personalization Server」というプロセスが表示されることがあります。このプロセスはシステムリソースを大量に消費し、PC全体の動作を遅くする原因になることが少なくありません。一時的に表示されてすぐ消える場合もあれば、長時間動作し続けるケースもあります。さらに厄介なことに、プロセスを終了させても再び立ち上がってくることがほとんどです。
inputpersonalization.exeとは?
「Input Personalization Server」(inputpersonalization.exe)は、主にタブレットPCで利用される機能で、「手書き認識パーソナライズツール」とも呼ばれています。これはMicrosoftの正規プロセスであり、一部の入力関連プログラムにとって必要不可欠なものです。
これらのプロセスがある程度のCPU使用率を消費するのは、ごく正常な挙動です。ただし、バックグラウンドで常時動作し、大幅にリソースを占有している場合は対処が必要です。CPU使用率が異常に高くなる原因として最も疑われるのは、破損したユーザープロファイルです。
方法1:ユーザープロファイルの修復・再作成
まずは新しいユーザープロファイルを作成し、問題が旧プロファイル固有のものであるかを切り分けましょう。実際にプロファイルの再作成で問題が解決したという報告が多数あります。
新しいユーザープロファイルの作成手順
- Windowsキーを押しながらRキーを押し、「ファイル名を指定して実行」を開きます
- 「netplwiz」と入力してEnterキーを押します
- 登録されているユーザーアカウントの一覧が表示されるので、「追加」をクリックします
- メールアドレスを入力して「次へ」をクリックし、画面の指示に従って新しいユーザープロファイルのセットアップを完了させます
作成後は一度サインアウトし、新しいプロファイルでサインインして症状を確認してください。新しいプロファイルでは問題が発生しないのであれば、原因は明らかに元のプロファイルにあります。続いて、既存のプロファイルを修復する手順に進みます。
レジストリエディターでユーザープロファイルを修復する手順
※レジストリの操作を誤るとWindowsが正常に動作しなくなる恐れがあります。作業前に必ずレジストリのバックアップを取得してください。
- Windowsキーを押しながらRキーを押します
- 「regedit」と入力してEnterキーを押します
- 次のキーへ移動します
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\ProfileList
移動方法がわからない場合は、左ペインから「HKEY_LOCAL_MACHINE」→「SOFTWARE」→「Microsoft」→「Windows NT」→「CurrentVersion」→「ProfileList」の順にダブルクリックしていけばOKです - ProfileListの下には、「S-1」で始まる名前のフォルダー(サブキー)が複数並んでいます
- 名前の末尾に「.bak」拡張子が付いたフォルダーを探して選択します
- 右ペインの「ProfileImagePath」をダブルクリックします
- 値のデータは「C:\Users\ユーザー名」のような形式になっているはずです。このパスの内容を控えておきましょう
次に、エクスプローラー上にある該当アカウントのフォルダーを確認・変更します。
- Windowsキーを押しながらRキーを押します
- 「C:\Users」と入力してEnterキーを押します
- 先ほどProfileImagePathで確認した名前と同じフォルダーが存在するかチェックします
- フォルダー名が異なる場合(末尾に「2」などが付いている場合)は、フォルダーを右クリックして「名前の変更」を選択し、ProfileImagePathと同じ名前に変更します
- レジストリエディターに戻り、左ペインを確認します。.bak付きフォルダーと同じ名前で、.bakが付いていないフォルダーが存在するかチェックします(例:「S-1-0-000.bak」に対して「S-1-0-000」)
同じ名前の.bakなしフォルダーが存在する場合:
- .bakなしのフォルダーを右クリック→「名前の変更」で末尾に「.backup」を付けます(例:「S-1-0-000」→「S-1-0-000.backup」)。変更後、Enterキーを押します
- .bak付きのフォルダーを右クリック→「名前の変更」で「.bak」を削除します(例:「S-1-0-000.bak」→「S-1-0-000」)。変更後、Enterキーを押します
- 「.backup」に変更したフォルダーを右クリック→「名前の変更」で「.backup」を「.bak」に書き換えます(例:「S-1-0-000.backup」→「S-1-0-000.bak」)。変更後、Enterキーを押します
.bak付きフォルダーが1つしか存在しない場合:
- そのフォルダーを右クリック→「名前の変更」で「.bak」の部分だけを削除します(例:「S-1-0-000.bak」→「S-1-0-000」)
続けて、リネームしたフォルダー(.bakなしのもの)を選択した状態で、以下の操作を行います。
- 右ペインの「RefCount」をダブルクリックします。エントリーが存在しない場合は、右ペインの空きスペースを右クリック→「新規」→「DWORD (32ビット) 値」を選択し、名前を「RefCount」にして作成します
- 値のデータに「0」を入力して「OK」をクリックします
- .bakなしのフォルダーが選択されていることを確認し、右ペインの「State」をダブルクリックします。こちらも存在しない場合は、同様の手順で「State」という名前のDWORD (32ビット) 値を新規作成します
- 値のデータに「0」を入力して「OK」をクリックします
- レジストリエディターを閉じ、PCを再起動します
以上で完了です。元のアカウント(修復した方のアカウント)でサインインし、問題が解決しているかどうかを確認してください。
方法2:タブレットPCコンポーネントを無効化する
「プログラムと機能」画面からTablet PCの機能をオフにすることでも、この問題を解消できたという報告があります。手書き入力機能を使わない環境であれば、こちらの方法がより簡単で確実です。
- Windowsキーを押しながらRキーを押します
- 「appwiz.cpl」と入力してEnterキーを押します
- 「Windowsの機能の有効化または無効化」をクリックします
- 一覧を下にスクロールし、「タブレット PC コンポーネント」のチェックを外します
- 「OK」をクリックします
これで問題は解決するはずです。それでも改善しない場合は、Windows Updateを最新の状態にしたり、システムファイルチェッカー(コマンドプロンプトで「sfc /scannow」を実行)を試したりするのも有効です。
-
WUDFHost.exeによるCPU使用率が高い問題を解決する6つの方法
タスクマネージャーを開いた際、WUDFHost.exeというプロセスがCPUやメモリを異常に消費していることに気づいたことはありませんか?Windows Driver Foundation(旧称:Windows Driver Framework)は、ユーザーモードドライバーを管理する重要なシステムプロセスですが、何らかの原因でドライバーが破損していたり古くなっていたりすると、CPU使用率やRAM使用量が急激に上昇するトラブルが発生することがあります。 さらに厄介なのは、このプロセスがシステムプロセスであるため、タスクマネージャーから単純に終了させることができない点です。なお、タスクマネージャー
-
【Windows 10】Ntoskrnl.exe のCPU使用率が高い原因と12の解決策
Ntoskrnl.exe(Windows NTオペレーティングシステムカーネル実行ファイル)は、メモリ管理やプロセス管理、ハードウェアの制御などを担うOSの中核となるシステムプロセスです。このプロセスが過剰なCPUやディスクリソースを消費すると、PC全体のパフォーマンスが低下してしまいます。通常、負荷の高いプロセスはタスクマネージャーから強制終了できますが、Ntoskrnl.exeはシステムの根幹に関わるため、強制終了するとシステムに深刻な影響を及ぼす可能性があります。本記事では、Ntoskrnl.exeによるCPU・ディスク使用率の高騰を解決するための方法を詳しく解説します。Windows