修正:「ビデオカードはアルファブレンディングをサポートしていません」エラーの対処法
アルファブレンディングとは、半透明または透明のピクセルを含む「アルファビットマップ」を表示するために使用される技術です。RGBカラーデータに加えて、アルファビットマップの各ピクセルには「アルファチャンネル」と呼ばれる透明度の情報が含まれています。
ゲームを起動してプレイしようとした際に、「Your video card does not support alpha blending(お使いのビデオカードはアルファブレンディングをサポートしていません)」というエラーメッセージが表示されることがあります。このエラーの主な原因は、ディスプレイドライバーが古い、または正しくインストールされていないことです。以下の解決策を上から順番に試してください。あわせて、再起動などの基本的なトラブルシューティングも自分で実施しておくことをおすすめします。
解決策1:グラフィックドライバーの更新・ロールバック
グラフィックカードメーカーは、新機能の追加やバグ修正のために頻繁にドライバーを更新しています。まずはインターネットでお使いのハードウェアを検索し、インストール可能な最新ドライバーがないか確認しましょう。Windowsの自動更新に任せることもできますが、事前に少し調査しておくとトラブルシューティングが格段にスムーズになります。
また、ドライバーを更新しても問題が解決しない場合は、ドライバーを以前のバージョンにロールバックすることも検討してください。新しいドライバーが必ずしも安定しているとは限らず、OSとの競合を引き起こすケースも少なくありません。
ヒント:この解決策を試す前に、デバイスを一度無効化してから再度有効化してみてください。この簡単な操作だけで問題が解決したという報告も多数あります。
- ユーティリティ「Display Driver Uninstaller(DDU)」をインストールします。この手順は省略しても構いませんが、DDUを使えばドライバーの残留データを確実に削除できます。
- DDUのインストール後、PCをセーフモードで起動します。セーフモードへの起動方法は、関連記事をご参照ください。
- セーフモードで起動したら、インストールしたばかりのアプリケーションを起動します。
- アプリを起動したら、最初の選択肢「Clean and restart」を選択します。アプリケーションが自動的にドライバーをアンインストールし、そのままPCを再起動します。

- 通常モードでPCを起動し、Windows + Rキーを押して、ダイアログボックスに「devmgmt.msc」と入力してEnterキーを押します。通常は標準ドライバーが自動的にインストールされます。インストールされない場合は、何もない部分を右クリックして「ハードウェア変更のスキャン」を選択してください。
- ここからの選択肢は2つあります。メーカー公式サイト(NVIDIAなど)から最新ドライバーをダウンロードして手動でインストールするか、Windows自身に最新版を検索・インストールさせるかのどちらかです。
- ここでは手動インストールの手順を紹介します。対象のハードウェアを右クリックして「ドライバーの更新」を選択します。自動検索で更新する場合は一番上の選択肢「更新されたドライバーソフトウェアを自動的に検索」を選びます。手動で更新する場合は2番目の選択肢を選び、「ドライバーの参照」からダウンロード済みファイルの保存場所へ移動してください。

- ドライバーのインストール完了後、PCを再起動してゲームを起動し、問題が解決したかどうかを確認します。
ヒント:Intel製グラフィックスを使用している場合は、Intelドライバーも最新版になっていることを忘れずに確認してください。
解決策2:AMDグラフィックスでGPUスケーリングを有効にする
GPUスケーリングは、近年のGPUに搭載されている機能で、ゲームやアプリケーションの画像出力を画面サイズに収まるよう調整するものです。GPUの出力解像度がモニターのネイティブ解像度と異なる場合に特に役立ちます。メーカーを問わず、GPUスケーリングを有効にして効果があるか試してみましょう。
徹底的なトラブルシューティングの結果、AMDグラフィックス搭載PCでは解像度のスケーリング処理に問題があり、それがアルファブレンディングエラーの原因となっていたことが判明しました。この機能を有効にしたところ、エラーメッセージが消え、ゲームが正常に起動するようになりました。
- デスクトップの何もない場所を右クリックし、「AMD Radeon Settings」をクリックします。

- AMD Radeon Settingsの画面で、上部付近にある「Display(ディスプレイ)」をクリックします。

- GPU Scaling(GPUスケーリング)の設定を「Off」から「On」に切り替えます。

- 必要な変更を適用したら、PCを再起動して再度ゲームを起動してみてください。その際、ゲームは管理者として実行するようにしてください。
解決策3:既定のグラフィックカードを指定する
このエラーが発生していた多くのユーザーに共通していたのは、専用グラフィックカードを使用しながら、システムにも内蔵グラフィックスが搭載されていた点です。Windowsには、専用GPUと内蔵GPUの間で切り替わり続けるという既知の問題があります。コントロールパネルで使用するグラフィックスハードウェアを明示的に指定することで、この問題を回避できます。
- 画面の何もない場所を右クリックし、「NVIDIA コントロールパネル」を選択します。

- 「3D設定の管理」をクリックし、「高パフォーマンス NVIDIA プロセッサ」を選択します。

- 「適用」を押して変更を保存し、画面を閉じます。その後、問題が解決したかどうかを確認してください。
解決策4:Visual C++ 再頒布可能パッケージの再インストール
PCに重要なシステムファイルが欠落している可能性もあります。これらのファイルが不足すると、ゲームがアルファブレンディングの処理に失敗し、エラーが発生することがあります。不足ファイルを補うためには、再頒布可能パッケージ一式をダウンロードしてインストールしましょう。なお、.dllファイルを非公式サイトからダウンロードするのは絶対に避けてください。マルウェアやウイルスに感染している恐れがあり、PCが簡単に侵害される危険性があります。
注意:Windows Updateがすべて最新であることも必ず確認してください。特定のバグやエラーは、パッチですでに修正されている場合があります。以下のより技術的な解決策に進む前に、必ずシステムを最新の状態にアップデートしておきましょう。また、下記で紹介するものにとどまらず、見つけたすべてのパッケージをインストールしてください。
- Microsoftの公式ダウンロードページにアクセスします。
- 言語を選択したら、「Download(ダウンロード)」ボタンをクリックします。

- 「vc_redist.x64.exe」を選択して「Next(次へ)」を押すと、まもなくダウンロードが開始されます。アクセスしやすい場所にファイルを保存し、exeファイルを実行してください。

- インストールが完了したら、PCを再起動して問題が解決したかどうかを確認します。
注意:64ビット版Windowsをお使いの場合は、vcredist_x64.exeとvcredist_x86.exeの両方をインストールできます。32ビット版の場合は「vcredist_x86.exe」のみをインストールしてください。Windowsのバージョンを確認するには、Windows + Sキーを押して「システム情報」と入力し、表示されたアプリを開きます。

さらに、DirectX エンドユーザーランタイムもすべてインストールしてみてください。ゲームを再度起動する前に、すべてのコンポーネントが最新の状態になっていることを確認しましょう。
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