ビデオカードドライバーを安全かつ簡単に更新する方法【NVIDIA・AMD対応】
Windowsを快適に使い続けるために、自動ソフトウェアに安易に任せてはいけないものが2つあります。それが「ドライバー」と「レジストリ」です。ドライバーやレジストリを自動管理してくれるツールは数多く存在しますが、ある程度経験のあるユーザーなら、こうしたツールへの依存はおすすめできません。システムの不安定化や重大なトラブルを招く可能性があり、筆者自身もかつて苦い経験をしたことがあります。
ビデオカードドライバーの更新が重要な理由
とはいえ、デバイスドライバーを探すこと自体は、今ではそれほど大変な作業ではありません。Windowsのドライバーの大半は、購入直後から何も手を加える必要がないものです。しかし、ビデオカードだけは別です。ビデオカードのドライバーは、ネットワークカードなどと比べてはるかに高い頻度で更新されます。しかも、ドライバーを最新に保つことでシステム全体のパフォーマンスが大きく向上することもあります。特にゲーマーにとって、ビデオカードドライバーの更新は欠かせないメンテナンスだと言えるでしょう。
現在販売されているWindows PCに搭載されているグラフィックカードは、NVIDIA製かAMD製のどちらかです。選択肢がこの2社に絞られているおかげで、ドライバーの更新は非常にシンプルになっています。両社とも公式サイトで自動検出ツールを提供しており、数クリック程度でドライバーを更新できる場合もあります。
自分のビデオカードの型番を確認する方法
まずは、自分が何のドライバーを探しているのかを把握しましょう。コントロールパネルを開き、デバイスマネージャーにアクセスします。

次に、「ディスプレイアダプター」の項目をクリックしてツリーを展開します。

ここでビデオカードの型番を確認できます。例として挙げている環境では「ATI Radeon HD 3200」が搭載されており、ATIはAMD傘下のブランドです。
続いて、少し近道となる操作を紹介します。ビデオカードの名前を右クリックし、「ドライバーソフトウェアの更新…」を選択してください。すると次のような画面が表示されます。

最初の選択肢をクリックすると、オンラインでドライバーの更新を自動検索できます。更新が見つかれば、そのまま指示に従ってインストールしましょう。見つからない場合は、次のようなメッセージが表示されます。

ただし、冒頭で述べた「自動ソフトウェアを過信しない」という原則に従うなら、Windowsの判断を鵜呑みにするのは得策ではありません。Windowsの検索結果が必ずしも正しいとは限らず、最新版が見つからないケースもあるからです。そこで、型番が判明したところで、メーカー公式サイトから直接ドライバーを入手する方法に進みましょう。
NVIDIA製グラフィックカードの場合
NVIDIA製のカードをお使いの方は、公式サイトのドライバーダウンロードページ(https://www.nvidia.com/Download/index.aspx?lang=en-us)にアクセスしてください。
ページ下部に、次のような自動検出機能があります。

ここでは「Option 2(自動検出)」を利用するのが手軽です。なお、この種の自動チェックは古いバージョンではActiveXやブラウザプラグインに依存しており、当時はInternet Explorerでの実行が推奨されていました。最近のブラウザでは動作しないこともあるため、その場合は手動選択に切り替えてください。自動検出が実行できれば、途中で表示されるインストール確認に従って進めて問題ありません。処理が完了すると、「ドライバーの更新が必要」「ドライバーは最新です」「自動チェックに失敗しました」のいずれかが表示されます。
もし自動チェックが失敗した場合は、「Option 1」に戻り、製品を手動で選択してドライバーを取得する方法をおすすめします。手動選択なら、確実に自分のカードに合ったドライバーを入手できます。
AMD製グラフィックカードの場合
AMD/ATI製のGPUをお使いの方は、AMDのサポートページ(https://support.amd.com/us/gpudownload/Pages/index.aspx)にアクセスしてください。

ページ右側にある「Automatically Detect and Install(自動検出とインストール)」を試してみてください。こちらもブラウザ側のコンポーネントを使ってカード情報を取得するため、途中でインストールを求めるダイアログが表示された場合は、そのまま実行して構いません。成功すれば、ドライバーが最新かどうか、更新が必要かどうかが表示されます。失敗した場合は「スキャンを完了できませんでした」というメッセージが出ます。
自動検出がうまくいかない場合は、同ページで案内されている5つのステップに従い、製品を手動で特定してドライバーをダウンロードしましょう。これが最も安全で確実な方法です。
避けるべき危険な更新方法
絶対におすすめしないのが、SlimDriversやDriver Magicianといったサードパーティ製のドライバー更新ソフトの利用です。仮に善意で作られたものであっても、こうしたプログラムはあなたのシステムをあなた自身ほど理解していません。最悪の場合、スパイウェアやアドウェアが仕込まれており、システムに深刻なダメージを与えることもあります。
また、検索エンジンで「ドライバー 更新」などと調べて出てきたサイトからダウンロードするのも避けましょう。ドライバーは必ずNVIDIAやAMDなど、メーカーの公式サイトから直接入手してください。「公式ドライバーサイト」を名乗る怪しいドメインからの更新プログラムを信頼するのは賢明ではありません。
ぜひ本記事の手順を参考に、安全にビデオカードドライバーを更新し、システムの映像性能を最大限に引き出してください。作業中に問題が発生した場合は、コメントでお気軽にお知らせください。
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