【解決】「コンピューターがWindowsインストールメディアを使用して起動しました」エラーの対処法
このエラーは、Windowsを新しいバージョンへアップグレードする際、またはゼロから新規インストールする際に発生するもので、長年にわたり多くのユーザーを悩ませてきた問題です。

原因が単純な混乱であれば簡単に修正できます(最初の解決策で説明します)。一方、本格的なトラブルシューティングが必要になるケースもあり、その場合は時間と手間がかかります。ただし、以下の方法を順番に丁寧に実行すれば、問題は比較的早く解決できるはずです。
解決策1:別の方法でセットアップを実行する
すでにOSがインストールされ、正常に起動できるPCでアップグレードを行いたい場合、リカバリーメディア(WindowsインストールDVDやUSB)から直接起動してアップグレードを実行しようとすると、このエラーが発生します。
これはよくあるシナリオであり、エラーメッセージにはちゃんと意味があります。正しい方法は、まずOSを起動し、その中からセットアップを実行することです。
- まず、PCの電源を完全に切り、インストール用のDVDまたはUSBメモリを取り外します。その後、通常どおりWindowsを起動します。
- 次に、アップグレードに使用するストレージデバイスを挿入し、認識されるのを待ちます。エクスプローラーを開き、「PC」(旧バージョンでは「コンピューター」)を表示してドライブを探します。USBメモリなら「リムーバブル記憶域デバイス」として、DVDならディスクアイコン付きで表示されます。

- ドライブをダブルクリックして開くと、「setup.exe」というファイルが見つかるはずです。これを実行すると、セットアップの手順が表示されます。古いバージョンのWindowsからWindows 10へアップグレードする場合は、以下の手順に従ってください。
- 「実行したい操作を選んでください」という画面で「このPCを今すぐアップグレードする」を選択し、「次へ」をクリックします。必要なファイルのダウンロードには時間がかかるため、しばらくお待ちください。

- 表示されるライセンス条項を読み、「同意する」をクリックします。続いて「インストール準備完了」画面が表示されるので、右下の「インストール」ボタンをクリックし、処理が完了するまで待ちます。その後、いくつかの初期設定を行えば完了です。これで問題は解決するはずです。
解決策2:ノートパソコンのバッテリーを再装着する
この方法は信じがたいように聞こえるかもしれませんが、実際に効果があったという複数のユーザー報告があるため、本記事に採用することにしました。所要時間はわずか1分程度で費用も一切かかりません。問題が解決できれば、試す価値は十分にあるでしょう。
- ノートパソコンの電源を切り、ACアダプターを取り外して通電がないことを確認します。バッテリーを固定しているラッチや留め具を外します。
- バッテリーをスライドさせて取り出します。リリースボタンがある場合は押しながら、バッテリーを慎重に持ち上げてください。バッテリー本体の接点やベイ内部には触れないようにしましょう。指先の湿気によりバッテリーの導電性が低下する恐れがあります。

- ノートパソコンの電源ボタンを20秒以上押し続け、残留電力を放電させます。この作業は、必ずバッテリーとACアダプターの両方を外し、PCの電源が切れている状態でのみ行ってください。

- バッテリーを元の位置に戻し、安全ラッチを閉じて固定します。ACアダプターを接続し直し、PCを起動してインストール作業を再度試みてください。
解決策3:レジストリキーを削除する
PC上で行った過去の操作により、特定のレジストリキーが作成されていることがあります。このキーが本問題の原因となっている場合があり、削除すればすぐに解決できます。通常の方法でWindowsをインストールしようとしてこのエラーが表示される場合は、以下の手順を試してみてください。
- 検索バーまたは「ファイル名を指定して実行」ダイアログに「regedit」と入力し、レジストリエディターを開きます。左側のペインを使って、以下のキーへ移動します。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control

- 「Control」キーの配下に「MiniNT」というキーがあるはずなので、右クリックして「アクセス許可」を選択します。
- 「グループ名またはユーザー名」セクションの一覧から自分のユーザー名を探します。見つからない場合は、「追加」「詳細設定」「今すぐ検索」の順にクリックします。「検索結果」セクションに自分のユーザーアカウントが表示されるので選択し、「OK」を2回クリックしてアクセス許可の画面に戻ります。

- 「グループ名またはユーザー名」セクションで自分のアカウントを選択し、「フルコントロール」のチェックボックスにチェックを入れて変更を適用します。
- その後、「MiniNT」キーを右クリックして「削除」を選択します。確認ダイアログが表示されたら承認し、PCを再起動して変更を反映させます。改めてWindowsのインストールを試みてください。
解決策4:通常スタートアップで起動してからWindowsセットアップを実行する
PCの起動方法は自分で選べますが、何らかの目的でWindowsセットアップを実行する前に、通常スタートアップモードへ切り替えておくことをお勧めします。この方法で解決したという報告が複数あるため、あなたにも有効である可能性は高いです。
- キーボードで「Windows + R」キーを押して「ファイル名を指定して実行」ダイアログを開き、「msconfig」と入力してOKをクリックします。Windows 10をお使いの場合は、スタートメニューや検索バーで「msconfig」と検索しても構いません。最初の候補として「システム構成」が表示されるので、それをクリックします。

- 「全般」タブを開いたまま、「スタートアップの選択」のラジオボタンを「通常スタートアップ」に変更し、変更を適用して閉じます。PCを再起動し、問題が解消されたかどうかを確認してください。
解決策5:Windowsをインストールするドライブをフォーマットする
PCにWindowsをクリーンインストールしたい場合は、古いドライブをフォーマットする必要があります。フォーマットを行うとすべてのファイルが消去されるため、事前に重要なデータのバックアップを済ませておきましょう。特に、古いシステムファイルが含まれるパーティションのフォーマットは省略しないでください。
具体的な手順はインストールメディアの種類(Windows 7、8、10)によって多少異なりますが、基本的な流れは共通しています。ここでは、現在最も利用者の多いWindows 10の手順を紹介します。
- インストールメディアを挿入してPCを起動し、言語、時刻と日付などの基本設定を行います。
- このPCにWindows 10を初めてインストールする場合は、ライセンス認証画面が表示されます。ここでWindows 10のプロダクトキーを入力してください。お持ちでない場合でも、有効なWindows 7、8、8.1のキーがあれば代わりに入力できます。また、この段階をスキップし、インストール完了後にキーを入力することも可能です。

- セットアップを通常どおり進めると、「どの種類のインストールを実行しますか?」という画面が表示されます。「カスタム」を選択して、クリーンインストール(解決策1で説明したアップグレードインストールではない)を行うことを確認します。
- 次に「Windowsのインストール場所を選んでください」という画面に、現在アクティブなパーティション一覧が表示されます。既存のOSのシステムファイルが含まれているパーティションをそれぞれ選択して「削除」をクリックします。その後、Windowsをインストールしたいパーティションを選び、残りの手順を進めてください。これでエラーは表示されなくなるはずです。
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