【解決済み】Sysprep実行時の「致命的なエラーが発生しました」を修正する方法
「マシンをSysprepしようとしたときに致命的なエラーが発生しました(A fatal error occurred while trying to sysprep the machine)」というエラーは、Sysprepを3回以上使用した場合によく発生します。Sysprepはシステム準備ツール(System Preparation Tool)とも呼ばれ、Microsoftが開発した、Windowsを他のハードウェアに展開するためのツールです。主にシステム管理者やOEMメーカー向けに設計されており、複数のコンピュータへWindowsを一括インストールする際に活用できます。

Windowsの初期セットアップが完了した後、Sysprepツールを実行してコンピュータをイメージ化し、残りのシステムにWindowsを展開するのが一般的な流れです。しかし意外と知られていないのですが、単一のWindowsイメージに対してSysprepを実行できる回数には上限(3回)が設けられています。とはいえ、解決策自体は非常にシンプルで、適切な修正を施せば再びツールを使用できるようになります。本記事では、エラーの原因と具体的な解決策を詳しく解説します。
Windows 10で「Sysprepしようとしたときに致命的なエラーが発生しました」と表示される原因
このエラーの原因は実質的にひとつだけです。
- 実行回数の上限超過:前述のとおり、Sysprepの実行回数には制限があります。上限の3回を超えると、次回ツールを実行した際にこのエラーが表示される仕組みになっています。
問題を解決するには、以下の解決策を試してください。レジストリの編集を伴う操作が含まれるため、誤った変更がシステムに深刻な影響を与える可能性があります。必ず手順を慎重に、正確に実行してください。
解決策1:SkipRearmキーを編集する
まず試したいのが、WindowsレジストリにあるSkipRearmキーを編集してから、Sysprepを再度実行する方法です。手順は以下のとおりです。
- Windowsキー + R を押して「ファイル名を指定して実行」を開きます。
- 「regedit」と入力し、Enterキーを押します。
- レジストリエディターで、以下の場所へ移動します。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\SoftwareProtectionPlatform\
- 右側のペインにある SkipRearm キーを探してダブルクリックします。
- 値のデータを「1」に変更し、「OK」をクリックします。

解決策2:GeneralizationStateキーとCleanupStateキーを編集する
別の有効な手段として、レジストリ内の特定のエントリを編集する方法があります。このエラーは、GeneralizationStateキーの値が「9」に設定されている場合に発生することが確認されています。そのため、この値を変更する必要があります。手順は以下のとおりです。
- Windowsキー + R を押して「ファイル名を指定して実行」を開きます。
- 「regedit」と入力し、Enterキーを押します。
- 以下の場所へ移動します。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\Setup\Status\SysprepStatus
- GeneralizationState キーをダブルクリックします。
- 値のデータを「7」に変更し、「OK」をクリックします。
- 続いて CleanupState キーをダブルクリックし、値を「2」に設定します。
- 「OK」をクリックします。

- CleanupState キーが存在しない場合でも問題ありません。GeneralizationState キーのみ編集してください。
- Sysprepを再度実行します。
解決策3:MSDTCをアンインストールして再インストールする
上記の方法でGeneralizationStateキーの値を変更しても問題が解決しない場合は、MSDTC(Microsoft Distributed Transaction Coordinator)サービスを一度アンインストールし、再インストールする必要があります。手順は以下のとおりです。
- Windowsキー + X を押し、表示されたメニューから「コマンドプロンプト(管理者)」を選択して、管理者権限のコマンドプロンプトを開きます。
- 以下のコマンドを入力してEnterキーを押します。
msdtc -uninstall
- これでサービスがアンインストールされます。続いて再インストールするため、以下のコマンドを入力します。
msdtc -install

- サービスが再インストールされたら、Sysprepを再度実行します。
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