【Windows】リカバリドライブ作成時の「問題が発生しました」エラーを修正する6つの方法
Windowsでは、システムファイルを含めるかどうかを選択してリカバリドライブを作成できます。しかし、システムファイルをリカバリドライブにバックアップするよう選択すると、「リカバリドライブを作成できません」というエラーが表示されることがあります。
エラーメッセージにはさらに「リカバリドライブの作成中に問題が発生しました」と表示されます。この問題に遭遇した場合は、以下の方法でトラブルシューティングを行い、リカバリドライブを正常に作成しましょう。
「リカバリドライブを作成できません」エラーの原因は?
このエラーは、システムファイルをリカバリドライブにバックアップするよう選択した場合によく発生します。システムファイルのバックアップオプションのチェックを外すと、エラーなしでリカバリドライブの作成が完了します。
原因はさまざまですが、主なものとしてはUSBドライブの不良セクタ、競合するバックグラウンドサービス、一時的なシステムの不具合などが挙げられます。
1. USBドライブを完全フォーマットする
このエラーは、USBフラッシュドライブをフォーマットすることで解決できる場合があります。ただし、ポイントは「クイックフォーマット」ではなく「通常フォーマット(完全フォーマット)」を実行することです。
Windowsはデフォルトでクイックフォーマットを選択し、短時間でフォーマットを完了します。しかし、このオプションではドライブの不良セクタをチェックしません。不良セクタが残っていると、ファイルコピーの際にエラーが発生することがよくあります。
クイックフォーマットのチェックを外すと、Windowsは完全フォーマットを実行し、不良セクタを検出して使用不可としてマークします。手順は以下の通りです。
- エクスプローラーを開き、リカバリドライブとして使用するUSBドライブを右クリックします。
- フォーマットを選択します。
- フォーマット画面で、フォーマットオプションのクイックフォーマットのチェックを外します。
- 開始をクリックしてUSBドライブをフォーマットします。完了まで時間がかかるため、プロセスが終わるまでお待ちください。
完了したら、リカバリドライブツールを再度実行し、エラーが解消されたか確認してください。
2. コンピュータウイルスをスキャンする
通知センターにMicrosoft Securityの通知が表示された直後に、リカバリドライブの作成プロセスが突然停止する場合は、システムのウイルス感染を疑ってみましょう。
セキュリティ通知をクリックし、推奨される操作に従ってマルウェアを除去してください。対応可能なアクションが表示されない場合は、Microsoft Defenderでフルスキャンを実行して隠れたマルウェアを除去します。
Microsoft Defenderでフルスキャンを実行する手順は以下の通りです。
- Win + Iキーを押して設定を開きます。
- 左ペインでプライバシーとセキュリティをクリックします。
- 次に、Windows セキュリティをクリックします。
- 保護領域のウイルスと脅威の防止をクリックします。
- 現在の脅威の下にあるスキャンのオプションをクリックします。

- カスタム スキャンを選択し、今すぐスキャンボタンをクリックします。

- スキャン対象としてプライマリドライブ(C:\)を選択し、フォルダーの選択をクリックします。
- Microsoft Defenderが選択したドライブ内のマルウェアをスキャンします。脅威が検出された場合は、推奨される操作に従ってシステムをクリーンアップしてください。
Microsoft Defenderは強力なセキュリティツールですが、Malwarebytesなどのサードパーティ製アンチウイルスソフトを使って潜在的な脅威をスキャンするのも有効です。
マルウェアの除去後、改めてリカバリドライブを作成し、「リカバリドライブを作成できません」エラーなしで完了するか確認してください。
3. ファイルを追加・削除してからリカバリドライブを作成する
問題が解決しない場合は、少し風変わりな解決策があります。USBドライブに適当なファイルをコピーし、その後削除してからリカバリドライブユーティリティを実行すると、エラーなしでプロセスを完了できることがあります。手順は以下の通りです。
- USBフラッシュドライブが正しくフォーマットされていることを確認します。
- 適当なファイルをコピーし、エクスプローラーでUSBドライブに貼り付けます。
- コピーしたファイルを右クリックし、削除を選択します。
- ファイルを削除したら、リカバリドライブツールを起動し、作成プロセスを続行します。
4. 2段階方式でエラーを回避する
「リカバリドライブの作成中に問題が発生しました」エラーを修正するもう一つの回避策が、2段階方式です。これはリカバリドライブを2回に分けて作成する方法です。まずシステムファイルをバックアップせずにプロセスを完了させ、その後システムファイルのバックアップオプションを選択して再度実行します。うまくいけば、2回目で正常に完了するでしょう。
- Winキーを押し、「回復ドライブの作成(recovery drive)」と入力してツールを起動します。
- 回復ドライブウィザードで、回復ドライブにシステム ファイルをバックアップしますのチェックを外します。

- 次へをクリックします。
- リカバリドライブとして使用するUSBドライブを選択します。
- 次へをクリックして続行します。
- 作成ボタンをクリックして操作を確定します。ユーティリティがドライブをフォーマットし、必要なファイルをストレージデバイスにコピーします。
- エラーが表示された場合でも、プロセスが正常に完了した場合でも、完了や閉じるボタンはクリックしないでください。

- 代わりに、左上隅の戻るボタンをクリックします。または、Alt + Bキーを押して回復ドライブの作成ウィンドウまで一気に戻ります。

- ここで、回復ドライブにシステム ファイルをバックアップしますオプションを選択し、次へをクリックします。
- 次に、USBドライブを選択して次へをクリックします。
- 作成をクリックしてプロセスを開始し、エラーなしでリカバリドライブを作成します。
5. Microsoftサービスを一時的に無効化する
一部のMicrosoft WordおよびExcel関連サービスを手動で無効化することで、リカバリドライブエラーを解決できる場合があります。報告によると、Application Virtualizationサービスがリカバリドライブの作成プロセスと競合しているようです。これらのサービスを無効化すれば、エラーを発生させることなくリカバリドライブを作成できるはずです。
- Win + Rキーを押してファイル名を指定して実行を開きます。
- 「msconfig」と入力し、OKをクリックしてシステム構成を開きます。
- システム構成ウィンドウで、サービスタブを開きます。
- 以下のサービスを見つけて、チェックを外します。
Application Virtualization Services Agent
Application Virtualization Client
Client Virtualization Handler
- サービスの選択を解除したら、適用をクリックしてサービスを無効化し、変更を保存します。
PCを再起動し、リカバリドライブユーティリティを実行して改善がないか確認してください。なお、結果にかかわらず、作業後は必ず無効化した3つのサービスをシステム構成で再度有効化し、PCを再起動してください。これを怠ると、Microsoft Officeアプリに不具合が生じる可能性があります。
6. 起動可能なUSBドライブ(インストールメディア)を作成する
上記の方法でもエラーが解決しない場合は、代わりにWindowsの起動可能なUSBドライブ(インストールメディア)の作成を検討しましょう。リカバリドライブは修復ツールと、システムファイルのバックアップを選択した場合のWindows再インストール用ファイルを提供します。
Windowsの起動可能なUSBフラッシュドライブでも、同様のツールセット以上のものを利用できます。リカバリドライブとは異なり、起動可能なインストールメディアは柔軟性が高く、作成後もストレージデバイスに他のファイルを追加して引き続き使用できるのがメリットです。
まとめ:「リカバリドライブを作成できません」エラーの修正方法
リカバリドライブの作成エラーは、USBフラッシュドライブを完全フォーマットすることで解決できることが多いです。それでも解決しない場合は、本記事で紹介したその他の回避策も順番に試してみてください。どうしてもリカバリドライブが必要な場合は、アプリやデータを削除せずにOSを再インストールできるWindowsの上書きインストール(インプレースアップグレード)を実行してから、再度試してみてください。
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