Windows 10/11で「IRQL_NOT_LESS_OR_EQUAL」BSODエラーを解決する6つの方法
ブルースクリーンの問題に悩まされていませんか?ほぼすべてのWindowsユーザーが、ハードウェアの不具合や互換性のないドライバーによって引き起こされる「ブルースクリーン・オブ・デス(BSOD)」を一度は経験したことがあるでしょう。BSODはWindows OSで頻繁に発生するエラーの一つです。以前の記事では、Windows 10/11のBSOD「BAD_POOL_HEADER」エラーの解決方法をご紹介しました。
しかし、Windows 10/11ユーザーの悩みはそれだけではありません。ユーザーを悩ませる代表的なエラーの一つが「IRQL_NOT_LESS_OR_EQUAL」BSODエラーです。「何の前触れもなく発生し、メモリダンプとともにブルースクリーンが表示される」という声も多く寄せられています。実際、このエラーはゲーム中や高負荷の処理を実行している際に発生しやすいことで知られています。
初めてこのエラーに遭遇した場合、どう対処すればよいのか分からないかもしれません。この記事では、IRQL_NOT_LESS_OR_EQUALエラーの仕組みと原因を理解したうえで、具体的な解決策を詳しく解説します。
IRQL_NOT_LESS_OR_EQUALエラーとは?
IRQL_NOT_LESS_OR_EQUALエラーは、ドライバーやシステムプロセスが適切なアクセス権限を持たないままメモリアドレスにアクセスしようとした際に発生する致命的なメモリエラーです。例えば、読み取り専用のRAM領域に書き込もうとしたり、複数のドライバーが同じメモリ領域に同時に書き込んだりすると、このエラーが発生します。
ワンポイントアドバイス:専用のPC最適化ツールを活用すれば、誤った設定やジャンクファイル、有害なアプリ、セキュリティ上の脅威などを一括で除去でき、システムトラブルや動作の遅さを未然に防ぐことができます。
Windows 10/11でこのエラーが発生する原因は多岐にわたります。主な原因は以下の通りです。
- 破損したシステムファイル
- 故障したハードウェア
- 不適切なソフトウェアのインストール
- 互換性のないデバイスドライバー
- Windows 10/11から旧バージョンへのダウングレード
- ウイルス感染またはウイルス対策ソフトの問題
また、PCの過熱や、メモリバスコントローラーとメモリの不一致による予期しないI/O障害でも発生することがあります。多くのゲーマーからは、「PCのオーバークロック後やRAM増設後にこのエラーが発生した」という報告も寄せられています。それでは早速、トラブルシューティングを始めましょう。
IRQL_NOT_LESS_OR_EQUALエラーの修正方法
前述の通り、このエラーにはさまざまな原因が考えられます。そこでここでは、それぞれの原因に応じた対処法を一つずつご紹介します。
基本の対処法
作業を始める前に、まずPCに接続されているすべてのUSB機器を取り外してください。新しいUSBデバイスのドライバーをインストールまたはスキャンしている最中にBSODエラーが発生することもあるためです。USB機器を外した後にエラーが消えれば、原因はいずれかのUSBデバイスにあると特定できます。
以下に、Windows 10/11でIRQL_NOT_LESS_OR_EQUALエラーを解決するための6つの主要な方法を紹介します。
- セーフモードでPCを起動する
- メモリとハードウェアをチェックする
- ドライバーを更新する
- システム全体のスキャンを実行する
- レジストリを修復して破損したシステムファイルを直す
- PCを初期化または復元する
方法1:セーフモードでPCを起動する
サードパーティ製のドライバーやアプリケーションがWindowsと競合し、このエラーを引き起こすことがあります。必要最低限のドライバー、機能、プロセスだけでPCを起動するセーフモードなら、クリーンな環境で動作を確認できます。
セーフモードで起動する手順は以下の通りです。
- Shiftキーを押し続けながら、画面上の電源ボタンをクリックします。
- Shiftキーを押したまま再起動を選択します。
- トラブルシューティング > 詳細オプションに進み、スタートアップ設定 > 再起動をクリックします。
- Windows 10/11が再起動したら、セーフモードを選択します。
- その後、問題が解消されたかどうかを確認します。
方法2:ハードウェアとメモリをチェックする
ステップ1:メモリ診断ツールを実行する
先に述べたように、IRQL_NOT_LESS_OR_EQUALエラーは、アクセス権限のないメモリ領域に何かがアクセスしようとしたときに発生します。最初に行うべきは、PCのRAMをテストすることです。幸い、Windowsにはメモリ関連の問題を検出できるメモリ診断ツールが標準搭載されています。
ツールの使い方は以下の通りです。
- 検索フィールドに「メモリ診断」と入力し、Enterキーを押します。
- 新しいウィンドウで開くWindows メモリ診断ツールを選択します。
- メモリをスキャンし、潜在的なエラーがないか確認します。
- エラーが検出された場合は、RAMの交換が必要です。
- エラーが検出されなければ、問題は別の場所にあると考えられます。
ステップ2:ハードウェアトラブルシューティングツールを実行する
手順は以下の通りです。
- 設定を開き、更新とセキュリティ > トラブルシューティングを選択します(Windows 11の場合は「設定 > システム > トラブルシューティング」からアクセスできます)。
- ハードウェアトラブルシューティングツールを選択して実行します。
- これで問題が解決するはずです。
ステップ3:ディスクのエラーをチェックする
ハードウェア関連の確認として、コマンドプロンプトを使ってディスクのエラーもチェックしておきましょう。手順は以下の通りです。
- コマンドプロンプトを管理者として起動し、「chkdsk C: /f」と入力します。Cの部分は、実際のドライブ文字に置き換えてください。
- 物理的な問題まで修復する場合は、/rパラメーターを使用します。つまり「chkdsk C: /r」コマンドを実行します。
方法3:ドライバーを更新する
最近のWindows 10/11のアップデートによって、互換性のないドライバーがインストールされた可能性もあります。この場合は、ドライバーを再インストールするか、以前のバージョンにロールバックしてください。まずはデバイスメーカー(OEM)の公式サイトから最新ドライバーを入手しましょう。それでも改善しない場合は、Windows Update経由でドライバーをインストールしてみてください。手順は以下の通りです。
- スタート > 設定 > 更新とセキュリティに進み、Windows Updateを選択して「更新プログラムのチェック」をクリックします。
- その後、PCを再起動します。
より安全かつ効率的にドライバー関連の問題を管理したい場合は、信頼できるサードパーティ製ドライバーアップデーターの利用も検討しましょう。更新作業を自動化すれば、時間を節約できるだけでなく、手動更新に伴うリスクも回避できます。
方法4:システム全体のスキャンを実行する
マルウェアがIRQL_NOT_LESS_OR_EQUAL BSODエラーの原因である可能性も排除できません。Windows Defenderなどの標準機能や、信頼性の高いサードパーティ製ウイルス対策ソフトを使って、PC内のウイルスやマルウェアを完全にスキャン・除去しましょう。
方法5:レジストリを修復して破損したシステムファイルを直す
ファイルの破損が原因で、Windows 10/11にIRQL_NOT_LESS_OR_EQUALエラーが発生することもあります。レジストリを修復することで問題が解決する場合があります。手順は以下の通りです。
- コマンドプロンプトウィンドウに以下のコマンドを1行ずつ入力し、それぞれEnterキーを押します。
dir C:\Win*
dir D:\Win*
dir E:\Win* - 次に、以下のコマンドを同様に入力します。
cd /d C:\windows\System32\config
xcopy *.* C:\RegBack\
cd RegBack
dir - 最後に、以下のコマンドを実行します。
copy /y software
copy /y system
copy /y sam - 完了したらはいをクリックし、PCを再起動します。
重要な注意点:レジストリの編集は慎重に行う必要があります。わずかなミスでも、元に戻せない深刻な損傷をPCに与える恐れがあります。そのため、レジストリの修復にはOutbyte PC Repairのような信頼できるサードパーティ製PC修復ツールを使って自動化するのがおすすめです。このツールを使えば、破損したレジストリ部分を簡単に検出・修復でき、すべてのWindowsバージョンに対応しているため互換性の心配もありません。
方法6:PCを初期化または復元する
Windows 10/11では、PCを初期状態にリセットすることが可能です。ただし、サードパーティ製アプリや複数のドライバーをインストールした後にエラーが現れた場合は、システムの復元の方が有効な選択肢となります。システム保護機能が有効になっていれば(有効にしておくことをおすすめします)、Windows システムの復元を使って、以前の正常な動作時点までWindowsを戻せます。
Windows 10/11を以前の状態に復元する手順は以下の通りです。
- デスクトップの「PC」(マイコンピュータ)アイコンを右クリックし、プロパティを選択します。
- 左側のペインからシステム保護に移動し、システムの復元ボタンをクリックします。
- 次のウィンドウで、希望する復元ポイントを選択します。
- 次へ > 完了をクリックします。
- PCを再起動すると、復元処理が実行されます。
まとめ
IRQL_NOT_LESS_OR_EQUALエラーは、Windowsユーザーを悩ませる一般的な問題の一つですが、適切な対処を行えば必ず解決できます。本記事で紹介した解決策を順番に試してみてください。どの方法で問題が解決したか、ぜひコメントでお知らせください。
それでもIRQL_NOT_LESS_OR_EQUALエラーの解決が難しい場合は、無理をせず専門家への相談も検討しましょう。
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