CHKDSKはRAWドライブでは使用できません」エラーの原因と解決策
このエラーメッセージは、何らかの不具合を抱えたドライブに対してCHKDSKツールを実行した際に表示されます。エラーメッセージは、問題のドライブの現在の状態が「RAW」であることを示しており、これはOSが認識できないファイルシステムが使われていることを意味します。

また、ドライブが物理的な破損を受けていたり、暗号化に異常が生じている場合にも、このエラーが表示されることがあります。いずれの場合も、ドライブは通常アクセス不能となり、CHKDSKの実行時にこのエラーメッセージが出現します。以下にご紹介する対処方法を参考に、問題の解決にお役立てください。
「CHKDSKはRAWドライブでは使用できません」エラーの原因
原因のリストは短めですが、問題解決につながるヒントが得られるかもしれません。
- 不適切なファイルシステムの使用。この場合、再フォーマットが必要になる可能性があり、残念ながらファイルが失われることもあります。
- その他の要因としては、PC上で動作しているアプリやサービスが挙げられます。クリーンブートを実行することで原因を特定できる場合があります。
解決策1:クリーンブートを実行する
システムがインストールされているドライブ以外で問題が発生している場合や、エラーの規模がPCの起動を妨げるほど深刻でない場合は、クリーンブート方式を利用できます。
クリーンブートでは、サードパーティ製アプリとサービスの起動をすべて無効化した状態で、問題が解消されるかどうかを確認します。問題が解消された場合は、アプリを1つずつ有効化していくことで、どれが原因かを特定できます。
- キーボードで「Windows + R」キーを同時に押します。「ファイル名を指定して実行」ダイアログボックスに「MSCONFIG」と入力し、「OK」をクリックします。
- 「ブート」タブを開き、「セーフ ブート」オプション(チェックが入っている場合)のチェックを外します。

- 同じウィンドウの「全般」タブで、「スタートアップのオプションを選択」を選び、「スタートアップの項目を読み込む」チェックボックスのチェックを外します。
- 「サービス」タブで、「Microsoft のサービスをすべて隠す」チェックボックスにチェックを入れ、「すべて無効」をクリックします。

- 「スタートアップ」タブで「タスク マネージャーを開く」をクリックします。タスクマネージャーの「スタートアップ」タブで、有効になっている各スタートアップ項目を右クリックし、「無効化」を選択します。

- その後、やや地道な作業になりますが、スタートアップ項目を1つずつ有効化してはPCを再起動し、エラーが再度表示されるかどうかを確認します。手順4で無効化したサービスについても、同様の作業を繰り返す必要があります。
- 問題のあるスタートアップ項目またはサービスを特定できたら、適切な対処を行いましょう。プログラムであれば再インストールまたは修復を行い、サービスであれば無効化するなどの対応が考えられます。
解決策2:ドライブを別のファイルシステムでフォーマットする
エラーの原因が単なるファイル形式の誤りである場合(さまざまな理由で起こり得ます)、ドライブを別のファイルシステム——内蔵HDDならNTFS、USBメモリならexFATなど——にフォーマットすることで問題を解決できることがあります。ただし、この方法ではドライブ自体は救えますが、すべてのデータが削除されるため、実行前にその点を十分理解しておきましょう。
以下の手順は、正常に動作するWindows回復ドライブをお持ちであることを前提としています。ハードディスクやPCに正しくアクセスできない場合には必須となります。お持ちでない場合は、まずWindows 10用の回復ドライブの作成方法を確認しておきましょう。
- Microsoftの公式サイトからメディア作成ツール(Media Creation Tool)をダウンロードします。ダウンロードしたファイルを開き、使用条件に同意します。
- 初期画面で「別のPCのインストール メディアを作成する(USBフラッシュ ドライブ、DVD、またはISOファイル)」を選択します。

- 起動可能なドライブの言語やアーキテクチャなどの設定は、使用中のPCの設定に基づいて自動的に選択されますが、別のPC向けに作成する場合は(おそらくそのはずです)、「この PC の推奨オプションを使う」のチェックを外して、対象のPCに合った正しい設定を選択してください。
- 「次へ」をクリックし、イメージの保存先としてUSBとDVDのどちらを使用するかに応じて選択します。

- 「次へ」をクリックし、PCに接続されているストレージメディアの一覧から、使用するUSBドライブまたはDVDドライブを選択します。
- 「次へ」をクリックすると、メディア作成ツールがインストールメディアの作成に必要なファイルのダウンロードを開始します。
これで準備完了です。実際の作業を始めましょう。
- PCのシステムがダウンしている場合は、Windowsのインストールに使用したインストールメディアを利用する必要があります。お手持ちの、あるいは先ほど作成したインストールドライブを挿入してPCを起動します。
- 「キーボード レイアウトを選んでください」という画面が表示されるので、希望のレイアウトを選択します。続いて「オプションの選択」画面が表示されるので、「トラブルシューティング >> 詳細オプション >> コマンド プロンプト」の順に進みます。

- システムが正常に起動できる場合は、単に「コマンドプロンプト」を検索し、右クリックして「管理者として実行」を選択します。コマンドプロンプトウィンドウで新しい行に「diskpart」と入力し、Enterキーを押してコマンドを実行します。
- これにより、コマンドプロンプトでさまざまなDiskpartコマンドを実行できるようになります。最初に実行するのは、利用可能なすべてのドライブの一覧を表示するコマンドです。以下を入力し、Enterキーを押してください。
DISKPART> list disk

- ボリューム一覧で割り当てられた番号をもとに、対象のドライブを慎重に選択してください。ここでは例として番号が「1」だと仮定します。以下のコマンドを実行して、目的のドライブを選択します。
DISKPART> select disk 1
- 「ディスク 1 が選択されました」のようなメッセージが表示されるはずです。
注: USBデバイスのドライブ番号がわからない場合は、右側のペインに表示される容量を確認するのが最も簡単です。また、エラーが最初に発生した「Windows のインストール場所を選んでください」ウィンドウに表示される番号と同じでもあります。
- ボリュームをクリーンアップするには、以下のコマンドを入力してEnterキーを押し、処理が完了するまで待ちます。今度こそ処理が成功するはずです。この一連のコマンドはプライマリパーティションを作成し、それをアクティブにするため、その後問題なくフォーマットできるようになります。
Clean Create Partition Primary Active

- 最後に、このコマンドで選択したファイルシステムによりドライブをフォーマットします。ファイルシステムの目安としては、4GBまでのドライブにはFAT32、より大容量のボリュームにはNTFSを選ぶのが一般的です。ここではNTFSを選んだと仮定して、以下のコマンドを入力し、Enterキーを押します。
format fs=ntfs
- コマンドプロンプトを終了し、デバイスが正常にフォーマットされて使用可能になったかどうかを確認しましょう。
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