「ファイルシステムの種類はRAWです。CHKDSKはRAWドライブには使用できません」エラーの原因と対処法
CHKDSK(チェックディスク)は、ハードディスクの不良セクターや破損したセクターを修復する際に役立つ便利なツールです。しかし、このディスクチェックツールを実行しようとしたとき、「ファイル システムの種類は RAW です。CHKDSK は RAW ドライブには使用できません」というエラーメッセージが表示されることがあります。
このエラーは、ドライブのファイルシステムが「RAW」と呼ばれる未認識の状態になっており、インストールされているWindows OSがそのファイルシステムを読み取れないために発生します。また、ドライブの暗号化処理中に何らかの不具合が生じた場合にも表示されることがあります。
RAWドライブでCHKDSKが使えない理由
RAWとは、FAT32やNTFSなどWindowsが認識できるファイルシステム情報が失われた状態を指します。この状態ではCHKDSKを実行しても修復が行えないため、ドライブのファイルシステムを再構築する必要があります。
注意: 以下の手順ではドライブ上のデータがすべて消去されます。重要なデータが保存されている場合は、事前にデータ復旧ソフトなどで救出・バックアップを行ってから作業を進めてください。
手順1:起動可能なWindowsメディアを作成する
まず、ドライブのファイルシステムを変更するため、起動可能なWindows 10のインストールメディア(USBメモリまたはDVD)を作成します。Microsoftの公式サイトからMedia Creation Toolをダウンロードすれば簡単に作成できます。
手順2:回復環境からコマンドプロンプトを起動する
作成したメディアからPCを起動し、最初のWindowsセットアップ画面で「コンピューターを修復する」をクリックします。表示されたオプションからOSのパーティションを選択し、「次へ」をクリックしてください。
次に、システム回復オプションの中から「コマンドプロンプト」を選択します。
手順3:Diskpartでドライブをクリーン(初期化)する
コマンドプロンプトが開いたら、以下のコマンドを入力してDiskpartユーティリティを起動します。
diskpart
続いて、接続されているすべてのディスクまたはボリュームの一覧を表示するため、次のいずれかのコマンドを入力します。
list disk
list volume
これらのコマンドにより、接続中のすべてのディスク、またはディスク上に作成されたすべてのパーティションの一覧が表示されます。
一覧から対象のディスクやパーティションを選択します。先ほど入力したlistコマンドに応じて、次のいずれかを入力してください(#には対象の番号を指定します)。
select disk #
select volume #
Enterキーを押すと、目的のディスクまたはパーティションが選択された状態になります。
最後に、以下のコマンドを入力してEnterキーを押します。
clean
このコマンドによって、選択したドライブがクリーン(完全初期化)されます。
手順4:新しいパーティションを作成してアクティブ化する
再度、ディスクまたはボリュームの一覧を表示します。
list disk
list volume
続いて、新しいプライマリパーティションを作成します。
create partition primary
このコマンドで指定サイズのパーティションが作成されます。次に、新しく作成したパーティションを選択しましょう。
select partition 1
最後に、選択したパーティションを「アクティブ」としてマークします。
active
以上の作業が完了したら、コンピューターを再起動し、エラーが解消されたかどうかを確認してください。その後、ドライブをNTFSなどのファイルシステムでフォーマットし直せば、通常どおりCHKDSKも使用できるようになります。
この記事がお役に立てば幸いです!
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