「Excelで読み取り不可能なコンテンツが見つかりました」エラーの原因と8つの解決方法
多くのユーザーから、Excelでスプレッドシートを開こうとした際に「Excelで読み取り不可能なコンテンツが見つかりました(Excel found unreadable content)」というエラーメッセージが表示され続けるという報告が寄せられています。特定のファイルだけで発生するケースもあれば、Excelで開こうとするすべてのファイルで問題が起こるケースもあるようです。

「読み取り不可能なコンテンツ」エラーの主な原因
この問題について、多数のユーザーレポートと、実際に問題を解決できたユーザーの修復手順をもとに調査を行いました。その結果、このエラーを引き起こすことが判明している主な原因は以下の通りです。
- Excelに管理者権限がない – ユーザーアカウントに管理者権限がない状態でExcelを起動すると、このエラーが発生することがあります。管理者として実行してからファイルを開くことで解決したという報告が多数あります。
- ファイルが読み取り専用として認識されている – Officeには古くから存在する未解決のバグがあり、WordやExcelのファイルが読み取り専用として認識されることがあります。この場合は、ファイルを別のフォルダに移動してアクセス権限を更新することで解決できます。
- ファイルの「クリーニング(サニタイズ)」が必要 – Excelが.XLSファイルを破損させ、開くたびにエラーが出る状態になるケースがあります。この場合、Excel自体またはOpenOfficeなどのサードパーティ製オフィスソフトを使って別の形式に変換するのが有効な対策です。
- Visual Basicコンポーネントが不足している – OfficeのインストールにVisual Basicコンポーネントが含まれていない場合にも、このエラーが発生します。Visual Basicコンポーネントをインストールすることで解決したユーザーは多くいます。
- Excelのキャッシュがいっぱいになっている – Excelのキャッシュが満杯になり、直前に開いたドキュメントの情報を保存できない場合も、この問題が起こることがあります。すべてのファイルを閉じてExcelを再起動すれば解決します。
- ファイルがブロックされている – インターネットからダウンロードしたファイルやメールで受信したExcelファイルは、セキュリティ上の理由によりOSによってブロックされている場合があります。この場合はファイルのブロックを解除しましょう。
- システムがハードウェアアクセラレーションに対応していない – 低スペックのPCでは、リソース不足によりハードウェアアクセラレーションをサポートできず、このエラーが頻発することが報告されています。詳細設定でハードウェアアクセラレーションを無効化することで改善します。
同じエラーでお困りの方に向けて、この記事では複数のトラブルシューティング手順をご紹介します。以下に、同じ問題の解決に成功したユーザーが実際に使用した修復方法をまとめました。
効率よく作業を進めるために、記載順に従って方法を試してみてください。効率性と難易度の順に並べています。
方法1:管理者権限でExcelを起動する
まず試したい簡単な対策は、Excelを管理者として起動してから、エラーが発生するファイルを開くことです。特に、アクティブなユーザーアカウントに管理者権限がないPCで発生しやすいと報告されています。
管理者権限でExcelを起動する手順は以下の通りです。
- Excelのショートカットを右クリックし、「管理者として実行」を選択します。UAC(ユーザーアカウント制御)のダイアログが表示されたら、「はい」をクリックして管理者権限を付与します。

- 管理者権限でExcelが起動したら、以前エラーが出ていたファイルを開きます。

管理者権限で起動しても同じエラーが表示される場合は、次の方法に進んでください。
方法2:ファイルを別のフォルダに移動する
なぜこの方法が有効なのか公式な説明はありませんが、Excelファイルをあるフォルダから別のフォルダへ移動するだけで問題が解決したという報告が多数あります。
手軽な対策としては、エラーが発生するファイルを切り取って別の場所に貼り付け、問題が解決するか確認してみてください。
この回避策で解決しない場合や、恒久的な解決策をお探しの場合は、次の方法に進みましょう。
方法3:Webページとして保存して再変換する
多くのユーザーが「十分に有効」と評価している回避策が、ファイルをWebページとして保存し、そのHTMLファイルをExcelで開いてから.xls形式で保存し直すという方法です。
根本原因は治りませんが、時間をかけずに素早く対処したい場合に便利です。手順は以下の通りです。
- エラーが表示されるファイルを開き、エラーダイアログで「はい」をクリックします。次に「ファイル」→「名前を付けて保存」→「参照」を選択します。ファイル名を入力し、「ファイルの種類」のドロップダウンメニューから「Webページ(*.htm; *.html)」を選択して「保存」をクリックし、HTMLファイルに変換します。

- Excelを開き、「ファイル」→「開く」から、先ほど変換したHTMLファイルを選択して「開く」をクリックします。

- HTMLファイルがExcelで開かれたら、「ファイル」→「名前を付けて保存」を選択し、「Excel 97-2003ブック(*.xls)」形式で保存します。

XLS形式への変換が完了すれば、エラーは発生しなくなるはずです。
それでもファイルを開く際に同じエラーが表示される場合は、次の方法に進んでください。
方法4:Visual Basicコンポーネントをインストールする(Office 2010/2013)
Office 2010 / Office 2013のインストールにVisual Basicコンポーネントが含まれていない場合、このエラーが発生することがあります。.xlsmファイルを開くたびにエラーが出ていたユーザーの多くは、Visual Basicコンポーネントを強制的にインストールすることで問題を解決しています。
注意: すでにVisual Basicコンポーネントがインストール済みでも、この方法が効果的だったという報告もあります。VBAを「自分のコンピューターから実行」するよう設定すると、Officeインストールに変更が加えられ、それが自動的に問題を解決する場合があります。
Visual Basicコンポーネントを追加インストールする手順は以下の通りです。
- Windowsキー + Rを押して「ファイル名を指定して実行」ダイアログを開きます。「appwiz.cpl」と入力してEnterキーを押し、「プログラムと機能」画面を開きます。

- アプリケーション一覧をスクロールし、Microsoft Officeのインストール項目(Microsoft Office 2010 / Microsoft Office 2013)を見つけます。
- Officeの項目を右クリックし、「変更」をクリックします。

- Microsoft Officeセットアップ画面が表示されたら、「機能の追加/削除」を選択し、「続行」をクリックします。

- インストール可能なアドオンの一覧をスクロールし、「Office の共有機能」のドロップダウンを展開します。次に「Visual Basic for Applications」を右クリックし、「マイ コンピューターから実行」を選択します。

- 「続行」をクリックし、画面の指示に従ってアップデートを完了させます。処理が終わったらPCを再起動し、問題が解決したか確認してください。
それでもExcelファイルを開く際にエラーが発生する場合は、次の方法に進みましょう。
方法5:すべてのファイルを閉じてExcelを再起動する
複数のExcelファイルを同時に開いているときにだけエラーが発生するという報告があります。公式な説明はありませんが、キャッシュの一種が関係しており、キャッシュが満杯になるとそれ以上ドキュメントを処理できなくなることが原因と考えられています。
幸い、この状況に対する回避策が見つかっています。
「読み取り不可能なコンテンツ」のエラーが表示されたら、プロンプトで「いいえ」をクリックし、現在開いているすべてのExcelファイルを閉じます。その後、ファイルを1つずつ開き直せば、エラーは表示されなくなるはずです。

注意: この回避策は、Microsoft Office 2010およびMicrosoft Office 2013で有効であることが確認されています。
ただし、多くの場合この対策は一時的なものであり、次回の起動時にエラーが再発する可能性がある点にご注意ください。
恒久的な解決策をお探しの場合は、次の方法に進んでください。
方法6:Apache OpenOfficeで古い形式(Excel 97/2000)に変換する
同じ問題に悩まされていた一部のユーザーは、Apache OpenOfficeを使ってExcelファイルを開き、古い形式(Excel 97/2000)に変換することで問題を回避できることを発見しました。複数のユーザーレポートによると、この方法でエラーが解消され、「読み取り不可能なコンテンツ」エラーなしにファイルを開けるようになります。
Apache OpenOfficeで変換する手順は以下の通りです。
- Apache OpenOfficeの公式ダウンロードページにアクセスし、「Windows (EXE)」と言語を選択し、最新バージョンを選びます。その後「Download full installation」をクリックしてダウンロードを開始します。

- ダウンロードが完了したら、インストーラーを実行し、画面の指示に従ってインストールします。

注意: インストール時間を短縮したい場合は、セットアップタイプで「カスタム」を選択し、OpenOffice Calc以外のモジュールをすべて無効にしてください。

- インストールが完了したら、指示があればPCを再起動します。
- 再起動後、エラーが発生していたExcelファイルを右クリックし、「プログラムから開く」→「OpenOffice Calc」を選択します。

- 初めてOpenOfficeのアプリケーションを起動する場合は、初期設定を求められることがあります。必要事項を入力して「完了」をクリックしてください。

- テキストインポート画面では、デフォルト設定のまま「OK」をクリックしてデータを読み込みます。

- シートがOpenOffice Calcで開かれたら、「ファイル」→「名前を付けて保存」を選択します。

- 保存画面でファイル名を入力し、「ファイルの種類」を「Microsoft Excel 97/2000/XP」に設定して「保存」ボタンをクリックします。

- OpenOfficeを閉じ、保存したファイルの場所に移動して、Excelで開きます。「読み取り不可能なコンテンツ」エラーはもう発生しないはずです。
それでも同じエラーが表示される場合は、次の方法に進んでください。
方法7:ファイルがブロックされていないか確認する
開こうとしているファイルがブロックされている場合にも、このエラーが発生することがあります。多くの場合、インターネットからダウンロードしたファイルやメールで受信したExcelファイルで起こります。
注意: Office 2007では、複数シートを含むExcelファイルがランダムにブロックされることがあります。これはよく知られたバグで、新しいビルドでは修正されています。
Excelファイルのブロックを解除する手順は以下の通りです。
- エクスプローラーでファイルの場所に移動します。
- Excelファイルを右クリックし、「プロパティ」を選択します。

- プロパティ画面の「全般」タブで、「ブロックの解除」のチェックボックスにチェックを入れます。その後「適用」をクリックして変更を保存します。

- ファイルをExcelで再度開き、「読み取り不可能なコンテンツ」エラーがまだ表示されるか確認します。
それでも同じ問題が続く場合は、次の方法に進みましょう。
方法8:ハードウェアアクセラレーションを無効化する
PCのリソースがハードウェアアクセラレーションをサポートするのに不十分な場合にも、この問題が発生することがあります。該当する場合は、Excelの詳細設定から「ハードウェア グラフィック アクセラレータを無効にする」を有効にすることで解決できます。
この設定によりExcelの動作が多少重くなる可能性がありますが、低スペックPCでこの問題に悩んでいた多くのユーザーは、これによって問題を完全に解消できたと報告しています。
Microsoft Officeでハードウェアアクセラレーションを無効化する手順は以下の通りです。
注意: 以下の手順は、どのバージョンのMicrosoft Excelでも利用できます。
- Microsoft Excelを開き、「ファイル」→「オプション」をクリックします。
- 「Excel のオプション」画面で、左側のメニューから「詳細設定」タブを選択します。
- 「詳細設定」タブ内をスクロールし、「表示」セクションにある「ハードウェア グラフィック アクセラレータを無効にする」にチェックを入れます。
- 「OK」をクリックして変更を保存し、変更を反映させるためにExcelを再起動します。
- Excelが再起動したら、以前エラーが出ていたファイルを開き、問題が解決したか確認してください。
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