「WindowsがMicrosoftソフトウェアライセンス条項を見つけられません」エラーの解決方法
「WindowsがMicrosoftソフトウェアライセンス条項を見つけられません(Windows cannot find the Microsoft Software License Terms)」というエラーは、主にパソコンへWindowsやWindows Serverを新規インストールしようとした際に表示されます。インストール作業中に発生し、Windowsのインストールそのものを完全に妨げてしまう厄介な問題です。

エラーが出たパソコンにはまだOSがインストールされていないことが多いため、対処が難しいケースもあります。しかし幸い、多くのユーザーが自力で問題を解決できる有効な手段を見つけています。本記事では、その解決策をわかりやすくまとめてご紹介します。
「WindowsがMicrosoftソフトウェアライセンス条項を見つけられません」エラーの主な原因
この問題には複数の原因が考えられます。Windowsが未インストールのためパソコンが起動できず、トラブルシューティングが難航しがちですが、以下のポイントは必ず確認しておきましょう。
- インストールメディア内のファイル破損・欠落 – ISOファイルが正しく作成されていないと、重要なファイルが欠落・破損し、インストールが中断されます。Media Creation ToolやRufusでISOファイルを作り直すことで改善できます。
- ドライブが適切に準備されていない – Windowsをインストールするドライブは、プライマリパーティションの作成、ドライブのクリーンアップ、NTFS形式でのフォーマットといった準備が必要です。
- ダイナミックメモリ – 仮想マシンにWindowsをインストールする際、ダイナミックメモリが有効だとこのエラーが起こることがあります。無効化し、最初から十分なメモリを割り当てるのが推奨されます。
解決策1:Media Creation ToolでWindows 10のイメージを作り直す
多くの場合、原因はインストールに使ったイメージファイルにあります。一部のファイルが正しく書き込まれていなかったり、破損していたりするため、Media Creation Toolで作り直せば解決する可能性が高いです。
- Microsoftの公式サイトからMedia Creation Toolをダウンロードし、取得したexeファイルを実行してセットアップを開始します。「同意する」をクリックして利用規約に同意してください。
- 初期画面で「別のPCのインストールメディアを作成する(USBフラッシュドライブ、DVD、またはISOファイル)」を選択します。

- 言語・アーキテクチャ・エディションは自動選択されますが、エラーが出ているPCとは別のPCでメディアを作成する場合は、「このPCにお勧めのオプションを使う」のチェックを外し、対象PCに合った設定を手動で選びましょう。
- 「次へ」をクリックし、USBとDVDのどちらを使うか尋ねられたら、保存先に応じてUSBドライブまたはDVDを選択します。

- 「次へ」をクリックすると、接続中のストレージデバイス一覧が表示されるので、書き込み先のドライブを選択します。
- 再度「次へ」を押すと、必要なファイルのダウンロードと作成が始まります。完了まで待機し、出来上がったメディアを対象のパソコンに挿入して、インストールが最後まで通るか確認してください。
解決策2:Rufusで起動可能なUSBメモリを作成する
他の方法でUSB起動ディスクの作成に失敗したユーザーの間で評価が高いのが、無料ツール「Rufus」です。シンプルながら確実に動作し、手順も短時間で済みます。見た目は質素ですが、トラブル対応には十分実用的なツールです。
- Rufusは公式サイトからダウンロードできます。ページ下部のDownloadボタンから最新版を入手し、ダウンロードしたファイルはインストール不要でそのまま起動できます。
- 「デバイス」欄のプルダウンメニューから、使用するUSBデバイスを選択します。

- 「パーティション構成」はUEFI向けのGPTを選び、「ファイルシステム」はFAT32のままにします。クラスターサイズはデフォルトでOKです。
- 「起動可能なディスクを作る」にチェックを入れ、ラジオボタンは「標準Windowsのインストール」を選択します。右側のディスクアイコンをクリックし、Windows 10の.isoファイルを指定しましょう。

- 最後に「スタート」をクリックして処理が完了するのを待ちます。完成したUSBメモリを対象PCに挿入し、「WindowsがMicrosoftソフトウェアライセンス条項を見つけられません」エラーが再発しないか確認してください。
解決策3:diskpartでドライブを適切に準備する
インストール先のドライブが正しく初期化されていない可能性もあります。通常は「ディスクの管理」で行えますが、OSが起動しない状態ではコマンドプロンプトを使うしかありません。以下の手順でドライブを完全に準備しましょう。
- パソコンにOSがない場合は、Windowsのインストールメディア(問題が起きているものと同じもの)を挿入してパソコンを起動します。
- 「キーボードレイアウトを選んでください」の画面で任意のレイアウトを選び、トラブルシューティング > 詳細オプション > コマンドプロンプトと進みます。

- コマンドプロンプトで「diskpart」と入力し、Enterキーを押してDiskpartを起動します。
- まず、接続されている全ディスクの一覧を表示する以下のコマンドを実行します:
DISKPART> list disk

- 一覧に表示された番号をもとに、Windowsをインストールするドライブを慎重に特定します(例:番号が1の場合)。以下のコマンドで対象ドライブを選択します:
DISKPART> select disk 1
- 「ディスク1が選択されました」というメッセージが表示されれば成功です。
注意:どの番号が自分のドライブか分からない場合は、一覧右側に表示されるディスクの容量を目安にすると判別しやすいです。
- 続いて、以下のコマンドを順に入力してEnterキーを押します。ドライブのクリーンアップ後、プライマリパーティションの作成とアクティブ化まで一度に行われます:
Clean Create Partition Primary Active

- 最後に、Windowsのインストールに必須となるNTFS形式でドライブをフォーマットします。以下のコマンドを入力してEnterキーを押してください:
format fs=ntfs quick
- コマンドプロンプトを終了し、改めてWindowsのインストールを実行して、問題なく進むか確認しましょう。
解決策4:ダイナミックメモリを無効化する(仮想マシンユーザー向け)
Hyper-Vの仮想マシンにWindowsやWindows Serverをインストールする場合は、Hyper-Vマネージャーでダイナミックメモリを無効化するのがおすすめです。実際にこの方法で解決した報告が多数あります。以下の手順に従って設定を変更してください。
- デスクトップのショートカットをダブルクリックするか、スタートメニューで検索してHyper-Vマネージャーを開きます。
- 左側のナビゲーションでサーバーノードを選ぶと、中央に仮想マシンの一覧が表示されます。問題が発生している仮想マシンを右クリックし、「設定」を選択します。

- 左側メニューの「メモリ」を開き、「動的メモリを有効にする」のチェックを外します。あわせて、仮想マシンに十分な固定RAMを割り当ててください。
- 変更を適用したら、仮想マシンへのWindowsインストールを再試行し、エラーが解消されたか確認します。
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