【解決】Googleドライブの「Python DLL読み込みエラー」の原因と対処法6選
デスクトップ版Googleドライブを起動した瞬間、または同期処理の開始から数秒後に「Python DLLの読み込みエラー(Error Loading Python DLL)」が発生することがあります。多くの場合、エラーウィンドウには python27.dll という名前のダイナミックリンクライブラリ(DLL)が表示されます。

考えられる原因と対処法の概要
- アクセス権限の問題 – Tempフォルダ内のファイルへの権限が不足しており、Backup and Syncアプリがドライブのサーバーと正しく通信できていない可能性があります。使用中のユーザーアカウントがTempフォルダ内の全ファイルを利用できるよう権限を変更することで解決できます。
- Windowsバージョンとの非互換性 – 古いBackup and Syncを使っている場合、GoogleDriveSync.exeがお使いのWindowsバージョンと互換性を持たないことがあります。互換モードでの実行で回避できるケースがあります。
- 管理者権限の欠如 – メインの実行ファイルに管理者権限がないと、Googleドライブとの常時接続を維持できず、エラーや不安定な動作につながります。
- Tempフォルダ内の破損ファイル – 同期中の中断などにより破損した一時ファイルが蓄積し、アプリが正常に動作しなくなることがあります。Tempフォルダの中身を削除して再起動すると改善する報告があります。
- Visual C++ 2008 再頒布可能パッケージの欠落 – 必須ランタイムである Visual C++ 2008 SP1 Redist がWindowsにインストールされていないために発生するケースもあります。
- 古いBackup and Syncのバージョン – アプリのバージョンが大幅に古い場合も同様の問題が起こります。最新版の再インストールで解決します。
方法1:Tempフォルダのアクセス権限を修正する
最も多い原因は、アプリがTempフォルダ内の特定ファイルを利用できない権限の問題です。同じ状況に直面した多くのユーザーが、Tempフォルダの権限を「親オブジェクトから継承可能なアクセス許可を含める」形に変更したところ、問題を解決できたと報告しています。
Windows 7 / 8.1 / 10での手順は以下の通りです。
- エクスプローラーを開き、アドレスバーに以下を貼り付けてEnterキーを押します。
%UserProfile%\AppData\Local\
- フォルダ一覧を下へスクロールし、Tempフォルダを見つけます。
- Tempフォルダを右クリックし、コンテキストメニューからプロパティを選択します。

- プロパティ画面上部のセキュリティタブを開きます。
- セキュリティタブ内の詳細設定ボタンをクリックします。

- 「Temp の高度なセキュリティ設定」画面で、アクセス許可エントリを1つずつ選択して削除し、すべてのエントリを消去します。

- すべて削除したら、「すべての子オブジェクトのアクセス許可エントリを、このオブジェクトから継承したアクセス許可エントリで置き換える」にチェックを入れ、適用をクリックして変更を保存します。
- PCを再起動し、次回起動後に問題が解消されたか確認します。
これらの変更を行ってもエラーが続く場合は、次の方法に進んでください。
方法2:互換モードでGoogleDriveSync.exeを実行する
Googleドライブが同期を開始しようとしたときだけエラーが出る場合は、実行ファイルをWindows 7互換モードで動かすことで解決できる可能性があります。この問題は、Windows 10 Insiderビルドや最新のセキュリティ更新プログラムが未適用の環境で報告される傾向があります。デスクトップ版Googleドライブはユーザーベースが比較的小さいため、十分なサポートが届いていない面もあります。
- エクスプローラーで以下の場所に移動します。
C:\Program Files\Google\Drive
- GoogleDriveSync.exe を右クリックし、プロパティを選択します。
- プロパティ画面上部の互換性タブを開きます。
- 「互換モードでこのプログラムを実行する」にチェックを入れ、ドロップダウンメニューからWindows 7を選択します。

- 適用をクリックして保存し、exeファイルをダブルクリックして動作を確認します。
ポイント:この実行ファイルは起動時に毎回呼び出されるため、一度設定すれば恒久的に有効になります。
それでも同じエラーが発生する場合は、次の方法を試してください。
方法3:管理者として実行するように設定する
メインの実行ファイル(GoogleDriveSync.exe)に管理者権限が付与されていないことも原因になり得ます。Googleドライブとの常時接続が必要なアプリのため、権限不足は不具合や動作の不安定さにつながります。同じ問題に遭遇した複数のユーザーが、管理者権限での実行を強制することで解決したと確認されています。
- エクスプローラーで以下の場所に移動します。
C:\Program Files\Google\Drive
- GoogleDriveSync.exe を右クリックし、プロパティを選択します。

- プロパティ画面の互換性タブを開き、下部の設定欄で「管理者としてこのプログラムを実行する」にチェックを入れます。

- 適用をクリックして保存し、Googleドライブを再起動して問題が解決したか確認します。

それでも同じエラーが続く場合は、次の方法に進みます。
方法4:Tempフォルダの中身を削除する
やや強引な解決策に思えるかもしれませんが、Tempディレクトリを完全に空にしたところ、エラーが完全に解消したという複数のユーザー報告が確認されています。一時ファイルがデスクトップ版Googleドライブの正常な起動を妨げている可能性があります。
- エクスプローラーのアドレスバーに以下を貼り付けてEnterキーを押します。
%UserProfile%\AppData\Local\
- 一覧からTempフォルダを見つけてダブルクリックで開きます。
- フォルダ内で Ctrl + A を押してすべての項目を選択し、右クリックから削除を選んで一時ファイルをすべて消去します。

- Tempフォルダを空にしたらPCを再起動し、Googleドライブを再度起動して問題が解決したか確認します。
それでも問題が続く場合は、次の方法を試してください。
方法5:Microsoft Visual C++ 2008 SP1 再頒布可能パッケージをインストールする
Googleドライブの動作には、Microsoft Visual C++ 2008 SP1 再頒布可能パッケージに含まれる依存コンポーネントが不可欠です。しかし、Googleドライブのインストーラーにはこのパッケージが含まれておらず、Windows 10にも標準では搭載されていません。
- Microsoft公式ダウンロードページ(こちら)にアクセスし、言語を選択してダウンロードをクリックします。

- 次の画面で、お使いのシステムアーキテクチャに合ったファイルにチェックを入れます。32ビット版の場合は vcredist_x86.exe、64ビット版の場合は vcredist_x64.exe をダウンロードします。

- ダウンロードが完了したらインストーラーをダブルクリックし、画面の指示に従ってインストールを完了させます。

ポイント:UAC(ユーザーアカウント制御)の確認画面が表示されたらはいをクリックして管理者権限を許可します。 - インストール完了後、PCを再起動して問題が解決したか確認します。
それでも問題が続く場合は、最後の方法を試してください。
方法6:最新版のBackup and Syncをインストールする
上記のどの方法でも解決しない場合は、使用しているBackup and Syncのバージョンが古すぎる可能性があります。このデスクトップアプリは、自動更新がうまく機能しないことで知られています。
補足:誤って重要なファイルを削除してしまった場合は、Googleドライブから削除済みファイルを復元する方法をご覧ください。
また、現在Googleは旧Backup and Syncを段階的に廃止し、後継アプリとなる「Googleドライブ(パソコン版)」への移行を推奨しています。長期間アップデートしていない場合は、新アプリへの切り替えも検討するとよいでしょう。
注意:この作業を行ってもデータが失われることはありません。ファイルはクラウド上に安全に保管されています。
- Windowsキー + R を押して「ファイル名を指定して実行」を開き、appwiz.cpl と入力してEnterキーを押します。「プログラムと機能」画面が開きます。

- インストール済みアプリの一覧を下へスクロールし、「Backup and Sync from Google」を見つけます。
- 右クリックしてアンインストールを選択します。

- 確認画面ではいをクリックしてアンインストールを開始します。完了したらPCを再起動し、関連する残存ファイルを完全に除去します。
- 再起動後、ブラウザでGoogle公式のダウンロードページ(こちら)にアクセスします。

- ダウンロードが完了したらインストーラーを実行し、画面の指示に従ってインストールします。その後、もう一度PCを再起動します。
- 再起動後、以前エラーが出ていた操作をやり直し、問題が解決したか確認します。
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