AMDドライバーエラー182の原因と解決方法を徹底解説
AMDエラー182は、AMDソフトウェアを使ってグラフィックスドライバーを最新版に更新しようとした際に表示されるエラーで、多くのWindowsユーザーから報告されています。この問題に遭遇したユーザーの多くは、使用中のGPUが古いことをすでに確認しています。

AMDエラー182が発生する主な原因
調査によると、このエラーを引き起こす可能性のあるシナリオはいくつか存在します。
- AMDソフトウェアが対応していない製品である – AMDソフトウェアはAMDの主要な自動アップデートツールですが、すべての製品に対応しているわけではありません。OEM向けカスタムGPU、レガシーAMD GPU、組み込み型AMDグラフィックカードを使用している場合は、Webツール「AMD Driver Selector」を使って手動でドライバーを更新する必要があります。
- Windows Update経由でしか更新できないGPUである – AMDには、Windows Updateコンポーネントからのみ更新可能なAPUが数多く存在します。該当モデルを使用している場合は、Windows Updateからドライバーを更新しましょう。
- GPUドライバーファイルの破損 – 特定の条件下では、AMDドライバーファイルや関連依存ファイルの破損が原因でこの問題が発生することがあります。この場合は、GPUドライバーのクリーンインストールが必要です。
- レガシー統合GPUがアップデートユーティリティを混乱させている – 統合型の旧ATI Radeon GPU(ATI Radeon 3000以前)を使用している場合、AMDソフトウェアがディスクリートGPU(専用GPU)ではなく統合GPU側のドライバーを更新しようとしている可能性があります。この場合は、デバイスマネージャーまたはBIOS設定から統合GPUを無効化してください。
- システムファイルの破損 – 一部のユーザーの報告によると、OSファイルに起因するシステムファイルの破損が原因で発生することもあります。この場合、唯一有効な解決策は、クリーンインストールまたは修復インストールによってすべてのWindowsコンポーネントをリセットすることです。
方法1:AMD Driver Selectorを使ってドライバーを手動更新する
AMDソフトウェアには、幅広いグラフィックス製品に対応した汎用ドライバーが含まれています。しかし、次のようなAMD製品はAMDソフトウェアのサポート対象外です。
- カスタマイズされたAMDグラフィックス(OEM向けに特注製造されたもの)
- レガシーAMDグラフィックス(5年以上前の製品)
- 組み込み型AMDグラフィックス
お使いのグラフィックカードが上記のいずれかに該当する場合、アップデートツールでドライバーを更新できないのは、未対応の製品グループに属しているためです。
このシナリオに該当する場合、AMD Driver Selectorを使って適切なドライバーを探してダウンロードするのが唯一の方法となります。以下の手順に従って、最新ドライバーをダウンロード・インストールしてください。
- ブラウザーを開き、AMD公式サイトのAMD Driver Selectorページにアクセスします。
- 上部のDownloadセクションは無視してページ下部へスクロールし、検索バーでグラフィックカードを検索するか、メニューから該当するGPU製品を選択します。製品を選んだらSubmitをクリックし、結果が表示されるまで待ちます。

- 結果が表示されたら、上部のDriversタブをクリックし、使用しているOSに対応したドロップダウンメニューを展開します。続いてDownloadボタンをクリックし、ダウンロードが完了するのを待ちます。

- ダウンロード完了後、インストーラーを実行し、画面の指示に従ってドライバーの更新を完了させます。

注意: インストール中に画面が何度か点滅しますが、これは正常な動作なので慌てずに待ちましょう。 - インストール完了後、パソコンを再起動してドライバーのインストールを確定させます。
この方法でもAMDエラー182が表示される場合や、このシナリオに該当しない場合は、次の対処法に進んでください。
方法2:Windows Update経由でドライバーを更新する(該当者のみ)
一部のAMD APU(Accelerated Processing Unit)は、AdrenalinやDriver Selectorといった通常の手段では更新できない仕様になっています。これらのモデルでは、グラフィックスドライバーのサポートがWindows Updateに一任されているため、AMDソフトウェアからの更新は不可能です。
Windows Update経由でのみ更新可能なAPUは以下の通りです。
- AMD A4/A6/A8-3000シリーズ APU
- AMD E2-3200 APU
- AMD E2-3000M APU
- AMD E2-2000 APU
- AMD E1/E2-1000シリーズ APU
- AMD E-200/300/400シリーズ APU
- AMD Cシリーズ APU
- AMD Zシリーズ APU
上記のAMDプロセッサーをお使いの場合は、以下の手順でWindows Updateからグラフィックスドライバーを更新してください。
- Windowsキー + Rを押してファイル名を指定して実行ダイアログを開きます。「ms-settings:windowsupdate」と入力してEnterキーを押すと、設定アプリのWindows Update画面が開きます。

注意: Windows 7をお使いの場合は、「wuapp」というコマンドを使用してください。 - Windows Update画面の右側にある更新プログラムのチェックボタンをクリックします。
- 初期スキャンが完了したら、保留中のすべての更新プログラム(AMDドライバーを含む)をインストールします。

- すべてのドライバーのインストールが終わったら、パソコンを再起動して完了です。
この方法が適用できない場合は、次の対処法に進みましょう。
方法3:GPUドライバーをクリーンインストールする
上記の方法で解決しない場合、ドライバーファイルや依存ファイルに深刻な破損が発生しており、AMDソフトウェアが新しいドライバーをインストールできなくなっている可能性があります。
このケースでAMDエラー182を回避する最も効果的な方法は、GPUドライバーのクリーンインストールです。具体的には、通常の手順でドライバーをアンインストールし、AMDドライバーのルートフォルダーを削除したうえで、サードパーティ製の強力なアンインストーラーを使って残存する破損ファイルを完全に取り除き、次回のインストール時に干渉されないようにします。
この方法を実行する場合は、以下の手順に従ってください。
- Windowsキー + Rを押してファイル名を指定して実行ダイアログを開き、「appwiz.cpl」と入力してEnterキーを押します。プログラムと機能画面が開きます。

- プログラムと機能の一覧をスクロールし、Advanced Micro Devices INC.が公開しているすべての項目を右クリックしてアンインストールを選択します。
- アンインストール画面の指示に従って処理を完了させたら、パソコンを再起動します。

- 再起動後、エクスプローラーを開いてC:/AMDフォルダーに移動し、中身をすべて削除して残存ファイルをなくします。
- 公式サイトから最新版のDisplay Driver Uninstaller(DDU)をダウンロードします。

注意: DDUは、GPUドライバーの残骸を深部まで完全に除去できるサードパーティ製フリーウェアです。 - ダウンロードが完了したら、7-ZipやWinZipなどのツールでDDUのアーカイブを展開します。

- パソコンをセーフモードで再起動します。
- 起動後、先ほど展開した実行ファイルをダブルクリックし、UAC(ユーザーアカウント制御)のプロンプトが表示されたらはいをクリックします。
- DDUのメイン画面が開いたら、まず右上のSelect Deviceドロップダウンメニューから自分のGPUを選択します。続いてClean and restartをクリックしてクリーンアップを開始します。

- 処理完了後、改めてAMDドライバーのインストールを試みて、AMDエラー182がまだ表示されるかどうかを確認します。
それでも同じ問題が発生する場合は、次の方法に進んでください。
方法4:統合GPUを無効化する(該当者のみ)
問題が発生している環境に統合型のATI Radeon GPU(おそらくATI Radeon 3000)が搭載されている場合、AMDソフトウェアが専用GPUではなく統合GPU側を更新しようとしている可能性が高いです。
統合型ATI GPUをまだ使用している場合は、まずBIOS設定から無効化することでAMDエラー182を修正できます。旧世代の統合GPUをオフにすることで、その他の潜在的な競合や不具合も同時に解消できるというメリットもあります。
統合GPUの無効化は、状況に応じてデバイスマネージャーから行えば十分な場合と、BIOS設定から行う必要がある場合があります。ここでは両方の手順をご紹介します。
選択肢1:デバイスマネージャーから統合GPUを無効化する
- Windowsキー + Rを押してファイル名を指定して実行ダイアログを開き、「devmgmt.msc」と入力してEnterキーを押すと、デバイスマネージャーが開きます。

- デバイス一覧をスクロールしてディスプレイアダプターを展開し、統合GPUを右クリックしてデバイスを無効にするを選択します。

- 統合GPUのアイコンが無効状態を示すものに変わったら、パソコンを再起動します。
- 再起動後、改めて保留中のAMD GPUドライバーをインストールし、問題が解決したかどうかを確認します。
選択肢2:BIOSから統合GPUを無効化する
- パソコンが起動している場合は再起動します。最初のロード画面が表示されたら、セットアップキー(BIOSキー)を連打してBIOS設定画面に入ります。

注意: 多くのマザーボードでは、起動画面にセットアップキーが表示されます。見つからない場合は、お使いのマザーボードのBIOSへの入り方をオンラインで検索してください。 - BIOS設定内でAdvancedタブにアクセスし、Integrated Peripheralsなどの項目を探してIGPまたはIntegrated Graphicsを無効にします。Integrated GraphicsとDiscrete Graphicsを選択できる場合は、Discrete Graphicsを選びます。

注意: 項目の正式名称はマザーボードメーカーによって異なります。 - 変更を保存して、パソコンを通常どおり起動させます。
- 再度ドライバーの更新を行い、インストール中にAMDエラー182がまだ表示されるかどうかを確認します。
それでも同じ問題が続く場合は、最後の対処法に進みましょう。
方法5:修復インストール/クリーンインストールを行う
ここまでの方法がすべて失敗した場合、残された有効な解決策は、クリーンインストールまたは修復インストール(上書き修復)によって、Windowsの全コンポーネントをリセットすることだけです。
修復インストールは、個人ファイルに一切触れることなくOSの全コンポーネントをリフレッシュできる手法です。アプリ、ゲーム、個人ファイルを保持したまま実行できる、いわば「データを残せるクリーンインストール」と考えてよいでしょう。
データの消失を気にしないのであれば、従来通りのクリーンインストールを実行しても問題ありません。
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