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Windowsで永久削除したデータを復元する方法|内蔵・外付けハードドライブ両方に対応した復元ツールと3つの手法

Windowsパソコンでファイルを削除すること自体は、それほど恐れる必要はありません。ごみ箱という「中間ステージ」が存在するため、誤って削除したファイルもそこから元に戻せるからです。しかし、ごみ箱を空にしたり、特定のファイルをごみ箱から削除したりすると、理論上はそのファイルは永久に失われ、二度と取り戻せません。

また、最初から完全に削除する予定のファイルでごみ箱を汚したくない人のために、Windows 10では[Shift] + [Delete]キーのショートカットが用意されています。これを使うとごみ箱を経由せず、ファイルが直接永久削除されます。さらに、外付けハードディスクやUSBメモリには独自のごみ箱がないため、そこから削除したファイルも即座に永久に失われる点に注意が必要です。

内蔵ストレージから削除してごみ箱からも消去した場合でも、ショートカットキーで直接永久削除した場合でも、外付けドライブから削除した場合でも、すべてが失われたわけではありません。ファイルを取り戻すための回避策が存在します。この記事では、削除されたファイルを復元するための具体的な方法を詳しく解説します。

方法1:「ファイル履歴」の以前のバージョンから復元する

永久に削除されたファイルを復元する最初の方法は、Windows 10の「以前のバージョンの復元」機能を利用することです。ただしこの方法を使うには、あらかじめPCで「ファイル履歴」のバックアップが設定されている必要があります。定期的なバックアップやファイル・フォルダの履歴保持が設定されていない場合、この方法での復元は不可能です。すでに設定済みの場合は、以下の手順に従ってください。

  1. 画面左下の検索バーで「ファイル履歴」と入力して検索します。
  2. ウィンドウが開き、ファイル履歴の設定で登録したファイルやフォルダの履歴が表示されます。誤って永久削除したファイルがあったフォルダを探しましょう。
  3. ファイル履歴機能はバックグラウンドで定期的に更新されるため、最新のバックアップが表示されます。削除直前にファイルを変更していた場合は必ずしも最新版とは限りませんが、履歴が最後に更新された時点での最新バージョンが表示されます。
  4. 復元したいファイルをクリックし、下部にある反時計回りの矢印が付いた緑色のボタンを押します。これでファイルが元の場所へ復元されます。
  5. ファイルが永久削除されていたフォルダを開き、正しく復元されていること、破損していないことを確認します。
  6. 「ファイル履歴」のウィンドウを閉じて完了です。

方法2:ファイル復元ツールを使う

PCで「ファイル履歴」を設定していない場合は、ファイル復元ツールを使って、誤って永久削除したファイルを復元できます。この方法は事前のセットアップや設定が一切不要で、前述のファイル履歴からの復元と同等の効果が得られます。ここでは、幅広い復元範囲を持つ「EaseUS Data Recovery Wizard」を使用します。内蔵ドライブ、外付けハードディスクやストレージデバイス、ごみ箱から永久削除されたデータであれば、幅広く復元が可能です。もちろん、このツールに限定されず、他の信頼できる復元ソフトを利用しても問題ありません。

この復元ツールを使うには、まずダウンロードとインストールが必要です。EaseUS Data Recovery WizardはWindows向けに公式サイトからダウンロードできます。ファイルをダウンロードしたら、インストーラーを実行し、画面の指示に従ってアプリケーションを起動できる状態にします。準備が整ったら、以下の手順を実行してください。

  1. アプリケーションのメイン画面に、主要なドライブの場所が一覧表示されます。外付けハードディスクやストレージデバイスからファイルを削除した場合は、デバイスがPCに接続され、この画面に表示されていることを確認してください。ここからドライブをクリックし、内蔵ストレージか外部デバイスかにかかわらず、ファイルが永久削除された場所を特定します。
  2. 各場所を選択すると、ツールが自動的にフォルダをスキャンし、その場所から永久に削除されたファイルを検出します。最近削除されたものに限らず、過去の任意の時点で削除されたファイルも検索結果に表示されます。
  3. 復元したいファイルやフォルダの左端にあるチェックボックスをクリックして選択します。
  4. ウィンドウ下部の「復元」ボタンをクリックします。
  5. Windowsエクスプローラーで、ファイルが削除されたディレクトリに移動し、対象のファイルやフォルダが元の位置に戻っているか確認してください。「ファイル履歴」と異なり、復元されるのは削除された時点のバージョンそのものです。バックアップスケジュールに依存せず、失ったバージョンがそのまま正確に復元されます。

方法3:Windowsバックアップから復元する

過去のある時点でWindowsまたは外付けドライブのバックアップを作成していれば、対象のファイルやフォルダがまだ存在していた時点までシステムを復元することで、最近永久削除したデータを取り戻せます。手順は以下の通りです。

  1. Windows 10の画面左下の検索バーで「コントロールパネル」と検索し、起動します。
  2. 「システムとメンテナンス」→「バックアップと復元(Windows 7)」へ進みます。
  3. 下にスクロールして「自分のファイルの復元」を見つけ、クリックします。
  4. 「ファイルの参照」または「フォルダーの参照」を選択し、失った項目が含まれていた場所のバックアップを探します。
  5. バックアップを「元の場所」に保存するか、「次の場所」でPC上の復元先ディレクトリを指定するかを選びます。復元ポイントのバックアップからコピーしようとするファイルと保存先との間に競合がある場合は、「コピーして置き換える」「コピーしない」などを状況に応じて選択できます。

永久削除されたファイルの復元に期限はある?

永久に削除されたファイルやフォルダの復元に関して朗報があります。それは、復元に厳密な時間的制限がないという点です。過去24時間以内、1週間以内、1ヶ月以内、1年以内といった期限は設けられていません。ハードドライブからファイルやフォルダを永久削除すると、マッピングデータベースからそのファイルの情報が除去され、表示・アクセス・編集ができなくなりますが、データ本体はドライブ上のどこかにまだ残っています。

ただし、時間が経過するにつれて削除済みファイルの状態は劣化していくため、待てば待つほど復元成功の確率は低下します。とはいえ、時間との直接的な相関関係があるわけではありません。1時間前のファイルでも6ヶ月前のファイルでも、その時点でのデータの健全性次第で復元を試みることが可能です。

誤ってファイルを永久削除しないための予防策

Windows PCには「ファイル履歴」と「バックアップと復元」の2つの仕組みを設定しておくことを強くお勧めします。両方を有効化し、定期的に更新または再作成することで、常に適切で新しいバックアップや復元ポイントへ戻れる状態を維持でき、データの安全性が高まります。

「ファイル履歴」では、特定のファイルやフォルダに対して復元ポイントを作成できます。日常的に使用し、頻繁に変更を加える重要なファイルやフォルダについて設定しておくと、変更内容が追跡・記録され、いざというときの復元に役立ちます。一方「バックアップと復元」機能では、PC全体やCドライブ・Dドライブなどの特定のドライブ単位で、大規模なバックアップポイントを作成できます。方法1と方法3をいつでも使えるようにするためにも、両方を定期的に設定・更新しましょう。設定していなければ、この2つの復元手段は完全に使えなくなってしまいます。

まとめ

本記事で紹介した3つの方法は、失われた、または永久に削除されたファイルやフォルダを復元するための、それぞれ異なるアプローチです。「ファイル履歴」「バックアップと復元」のどちらを設定しているか、あるいはどちらも設定していないかによって、方法1、方法3、方法2を使い分けることができます。

方法1と方法3については、将来復元できるよう復元ポイントを事前に作成しておく必要があり、データの安全のためにもぜひ設定をお勧めします。方法2ではサードパーティ製アプリケーションによって削除済みデータを復元できますが、Windows標準搭載の機能である方法1と方法3の方が信頼性が高い傾向にあるため、まずは標準機能の活用を優先するとよいでしょう。

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