非対応のMacにmacOS Big Sur 11をインストールする方法|OpenCore Legacy Patcher活用ステップバイステップガイド
Appleは毎年、最新のmacOSのサポート対象デバイスリストから一部の旧モデルを除外しています。これは、より高度なパフォーマンスと強化されたセキュリティを提供するための措置ですが、予算の都合上、新規の対応機種を購入するよりも、手元にある非対応のMacにmacOSをインストールしたいと考えるユーザーも少なくありません。
そこで本記事では、OpenCore Legacy Patcher(OCLP)を使用してサポート対象外のMacにmacOS Big Surをインストールする方法を、画像付きの手順とともに初心者向けにわかりやすく解説します。興味のある方は、ぜひ最後までご覧ください。
ステップ1:Macのバックアップを作成する
インストール作業を始める前に、予期せぬトラブルに備えてハードドライブ全体のバックアップを取っておきましょう。万が一のデータ消失を防ぐために欠かせない工程です。Mac標準搭載のバックアップツール「Time Machine」を使えば、ドライブ全体を簡単にバックアップできます。手順は以下の通りです。
- Appleメニュー > システム環境設定(macOS Ventura以降では「システム設定」)> Time Machineを開きます。
- Time Machineの画面で「バックアップディスクを選択…」をクリックします。
- 使用するディスクを選択して「ディスクを使用」をクリックすると、バックアップが自動的に開始されます。
- バックアップ不要なフォルダやファイルがある場合は、「オプション」から除外リストに追加できます。

- バックアップの所要時間はデータ量によって異なります。完了までしばらくお待ちください。
また、Time Machine以外のおすすめツールとして「iBoysoft DiskGeeker」があります。高速かつ安定した速度でハードドライブ全体をクローンし、完全なバックアップを作成できる優秀なユーティリティです。Time Machineが使いにくいと感じる方は、ぜひ一度試してみてください。
ステップ2:macOS Big Surインストーラーを準備する
続いて、macOS Big Surの起動可能なインストーラーを作成します。事前に16GB以上の外付けハードドライブをご用意ください。インストーラー作成時にドライブ内のデータはすべて消去されるため、保存しているファイルはあらかじめ退避させておきましょう。
1. 外付けドライブをフォーマットします。Intelチップ搭載のMacの場合は「Mac OS拡張(ジャーナリング)」形式+「GUIDパーティションマップ」、Apple Silicon搭載のMacの場合は「APFS」形式+「GUIDパーティションマップ」が推奨されます。
2. 以下のリンクからmacOS Big Surのインストーラーをダウンロードします:macOS Big Surインストーラーをダウンロード。ダウンロード後、案内に従ってそのままインストールを開始しないでください。
ダウンロードが完了するとインストーラーが自動的に起動します。メニューバーの「macOS Big Sur インストール」>「macOS のインストールを終了」をクリックして終了しましょう。インストーラーはFinderの「アプリケーション」フォルダに保存されています。
3. フォーマット済みの外付けドライブをMacに接続します。
4. 「Launchpad」>「その他」>「ターミナル」を開きます。
5. 以下のコマンドをターミナルにコピー&ペーストします。「MyVolume」の部分は、実際の外付けドライブの名前に置き換えてください。
sudo /Applications/Install\ macOS\ Big\ Sur.app/Contents/Resources/createinstallmedia --volume /Volumes/MyVolume

6. Returnキーを押し、管理者パスワードを入力して、macOS Big Surが外付けストレージに書き込まれるのを待ちます。

ステップ3:OpenCore Legacy Patcherをインストールする
OpenCore Legacy Patcher(OCLP)は、非対応MacとmacOS Big Surの間のギャップを埋める優れたツールです。OCLPを利用すれば、サポート対象外のデバイスにもシームレスにmacOS Big Surをインストールできます。
1. OpenCore Legacy Patcherをダウンロードし、Macにインストールします。
2. ダウンロードとインストールが完了したら、アプリを起動してMacのモデルを自動検出させます。より正確な結果が必要な場合は、「Settings」>「Target Model」から手動でモデルを選択することも可能です。

3. メインウィンドウに戻り、「Build and Install OpenCore」をクリックします。

4. OpenCore Legacy Patcherのビルドが完了すると、ビルドログの確認、または起動用ターゲットディスクへのOCLPインストールを促す通知が表示されます。「Install to disk」をクリックしてインストールを進めてください。
5. ディスクへのアクセス許可を求められたら、「OK」をクリックして許可します。
6. ステップ2で作成した起動用インストーラーのドライブを選択します。ここでは例として「disk2 - USB Hard Drive - 1.0 TB」を選択します。目的のドライブがリストに表示されない場合は、「Search for disks again」をクリックして再検索してください。

7. 表示されたボリュームを選択して次へ進みます。ここでは「disk2s1 - EFI - 209.7 MB」を選択します。

8. 数秒後、再起動を求められます。すべて正常に進んでいることを確認したら、「Reboot」をクリックします。

9. 再起動の確認画面が表示されたら、「Restart」をクリックして続行します。

ステップ4:非対応MacにmacOS Big Surをインストールする
いよいよ最終段階です。起動画面から、非対応デバイスへのmacOS Big Surのインストールを行いましょう。
1. 再起動の際に、Alt(Option)キーを押し続けると、起動ディスクを選択できるブート画面が表示されます。
2. ブート画面で「Install macOS Big Sur」(ステップ2で作成したインストーラー)を選択します。

3. 画面のウィザードに従ってインストールを完了させ、言語、ネットワーク、ユーザーアカウントなどの初期設定を行います。
4. セットアップが完了すれば、非対応のMacでもmacOS Big Surが快適に使えるようになります!
動画で学ぶ:非対応MacへのmacOS Big Surインストール手順
以下の動画ガイドでは、macOS 11 Big Surを非対応のMacにインストールする方法をわかりやすく解説しています。テキストでの説明を読むのが苦手な方は、ぜひ下の動画をご視聴ください。
まとめ
本ガイドでは、詳細な手順とともに、非対応MacへのmacOS Big Surのインストール方法を段階的に解説しました。初めての方でも、この記事に沿って進めれば安心して作業を進められるはずです。ただし、トラブル防止のため、作業前のバックアップだけは必ず忘れずに行ってください。
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