macOS High Sierraがインストールできない時の対処法|エラー別の解決策を徹底解説
macOS High SierraがMacにインストールできないと、とてもストレスを感じますよね。工場出荷状態へのリセット後、macOSのアップグレード中、あるいは通常の再インストール時に、この問題は発生することがあります。
macOS High Sierraの(再)インストールを試みた際に「リカバリーサーバーに接続できませんでした(The recovery server could not be contacted)」というエラーメッセージが表示される、禁止マーク(斜線の入った円)や特定のインストール段階でフリーズする、「残り約-405分」と表示されたまま止まる、あるいは以下のようなエラーが表示されるといったケースがあります。
- APFSインストール用の再起動ボリュームを作成できませんでした(Could not create a reboot volume for APFS install)
- このコンピュータにはmacOS High Sierraをインストールできません。
- インストールの準備中にエラーが発生しました。このアプリケーションをもう一度実行してみてください。
- お使いのコンピュータにmacOSをインストールできませんでした。
- macOSのインストールを続行できません。インストールには重要なコンテンツのダウンロードが必要ですが、現在ダウンロードできません。後でもう一度お試しください。
- ファイルを開けません
- この「macOS High Sierraインストール」アプリケーションのコピーは破損しているため、macOSのインストールに使用できません。
本記事では、Macを初期化した後にHigh Sierraがインストールできない場合、アップデート時の失敗、またはデータを消去せずに再インストールする際の問題など、それぞれの状況に対する対処法を詳しくご紹介します。
macOS High Sierraがインストールできない?まず試したい解決策
リカバリーからmacOS High Sierraを再インストールできない、「リカバリーサーバーに接続できませんでした」というエラーが繰り返し表示される、Macをリセット後に「macOS High Sierraを再インストール」が機能しない場合は、以下の解決策をお試しください。
macOS High Sierraがインストールできない場合の主な解決策は次のとおりです。
| 症状・エラー | 解決策 |
|---|---|
| リカバリーサーバーに接続できませんでした | ブータブルUSBからインストール/インターネットリカバリーを使用/NVRAMのソフトウェアアップデートURLを変更 |
| APFSインストール用の再起動ボリュームを作成できませんでした | Mac OS拡張(ジャーナリング)でMacを消去 |
| macOS High Sierraがアップデートできない | ブータブルUSBからインストール/ターミナルからアップデートをインストール |
| リセット後に再インストールが機能しない | ブータブルUSBからインストール |
解決策1:ブータブルUSBからmacOS High Sierraをインストール
通常の方法でHigh Sierraをインストールできない場合、最も確実なのがブータブルドライブの利用です。macOS High Sierraの起動可能なUSBインストーラから起動することで、「リカバリーサーバーに接続できませんでした」などのエラーを回避してインストールできます。
ここでは、macOS用の起動USB作成ツール「iBoysoft DiskGeeker」を使って、USBからmacOS High Sierraをインストールする方法をご紹介します。このツールを使えば、複雑なターミナルコマンドを入力することなく、またターミナル操作でよく発生する作成失敗を避けながら、macOS High Sierra以降のバージョン向けブータブルUSBインストーラを素早く作成できます。
時間を節約したい方は、以下の手順でUSBからmacOS High Sierraをインストールしましょう。
✅ 容量6GB以上の外付けドライブ(USBメモリなど)を準備します。(作業中にドライブが消去されるため、事前にバックアップを取ってください。)
✅ macOS High SierraをインストールするMacがデスクトップまで起動しない場合は、別の正常に動作するMacを用意します。
ステップ1:iBoysoft DiskGeekerを無料ダウンロードし、起動します。
ステップ2:左側のリストからUSBドライブを選択し、「Create boot disk(起動ディスクを作成)」をクリックします。

ステップ3:利用可能なmacOSインストーラの一覧から「macOS 10.13 High Sierra」を選択し、「Create boot disk」をクリックします。

ステップ4:「起動可能なディスクを作成するとドライブが消去されます」という警告が表示されたら、「Continue(続ける)」をクリックします。

ステップ5:macOS High Sierraの起動可能なインストーラが作成されるまで待ちます。

ステップ6:起動ディスクが完成したら、High Sierraの起動ドライブからMacを起動します。
ステップ7:まだ接続していなければ、USBインストーラをmacOS High SierraをインストールしたいMacに挿します。
ステップ8:Macの電源を切り、少し待ってから電源を入れ、すぐにOption(⌥)キーを押し続けます。
ステップ9:起動メニューの選択肢が表示されたら、キーを放します。
ステップ10:macOS High Sierraの起動ボリュームを選択し、上向き矢印をクリックします。

ステップ11:macOSユーティリティのウィンドウで「macOS High Sierraをインストール」をクリックし、「続ける」をクリックします。
ステップ12:画面の指示に従って、MacにmacOS High Sierraをインストールします。

また、手動でブータブルUSBインストーラを作成したい場合は、「USBからMac OSを(再)インストールする方法(ステップバイステップ)」のガイドも参考になります。
それでも「リカバリーサーバーに接続できませんでした」のエラーが解消されない場合は、NVRAMのソフトウェアアップデートURLの変更をお試しください。
この解決策をシェアして、他の方のmacOS High Sierra再インストールにも役立てましょう!
解決策2:インターネットリカバリーを使用する
インターネットリカバリーは、ローカルのリカバリーモード(Command-R)とは異なり、インターネット経由でmacOSリカバリーから起動します。インターネットリカバリーには2種類あります。Macの起動時に以下のキーを押しながら電源を入れます。
Option-Command-R:お使いのMacと互換性のある最新のmacOSバージョンへアップグレードしながら再インストールできます。つまり、このモードではリカバリーからMacをアップデートできます。
Shift-Option-Command-R:Macに最初から搭載されていたmacOSバージョン、または入手可能な最も近いバージョンを再インストールできます。
macOS High Sierraのインストールやアップデートがうまくいかない場合は、Option-Command-Rでリカバリーモードに入り、より新しいバージョンをインストールしてみてください。それでもインストールが失敗し続ける場合は、Shift-Option-Command-Rで旧OSを再インストールし、そこからアップデートする方法を試しましょう。
解決策3:Macを正しく消去する
「APFSインストール用の再起動ボリュームを作成できませんでした」というエラーでmacOS High Sierraをインストールできない場合、互換性のないファイルシステム(HDDへのAPFS適用など)や、内蔵ハードドライブが正しくフォーマットされていないことが原因であることがほとんどです。以下の手順でMacを正しく消去することで解決できます。
注意:この作業によりMac上のすべてのファイルが削除されます。必ず事前にバックアップを取ってください!
- macOSリカバリーを起動します。
- 「ディスクユーティリティ」>「続ける」をクリックします。
- 「表示」>「すべてのデバイスを表示」をクリックします。
- 「Apple SSD AP2543 media」のような名前の、一段階上の階層にある物理ディスクを選択し、「消去」をクリックします。

- パーティションの構成を「GUIDパーティションマップ」に設定します。
- SSDの場合はフォーマットを「APFS」に設定します。HDDの場合は「Mac OS拡張(ジャーナリング)」を選択してください。
- 「適用」または「消去」をクリックします。
- ドライブの消去が完了したら、ディスクユーティリティを終了してユーティリティメニューに戻ります。
- 「macOSを再インストール」を選択し、「続ける」ボタンをクリックしてインストールを完了させます。
APFSボリュームにmacOS High Sierraがインストールできない問題の解決策として、この記事をシェアしましょう!
解決策4:ターミナルからアップデートをインストール
ソフトウェア・アップデートからmacOS High Sierraのアップデートをインストールしようとして失敗する場合は、ターミナルからのインストールを試みてください。
- ターミナルを開きます。
- 以下のコマンドを実行して、お使いのMacと互換性のあるすべてのmacOSバージョンを確認します。
softwareupdate --list-full-installers - インストールしたい最新バージョンのmacOSをメモします。例:10.13.6。
- 以下のコマンドの「version_number」を実際のバージョン番号に置き換えて実行し、macOS High Sierraをインストールします。
softwareupdate --fetch-full-installer --full-installer-version version_number --launch-installer - ターミナルがインストーラをダウンロードし、自動的にインストールします。処理中には再起動が含まれます。途中で中断しないでください!
ヒント:
・App StoreからmacOS High Sierraをダウンロードしたのにインストーラが自動的に起動しない場合は、「アプリケーション」フォルダ内のインストーラを探して手動で開き、インストールを続行してください。
・Macで「High Sierraはインストール済み」と表示されるのにインストールされない場合は、Option-Command-Rでリカバリーモードに入り、macOSを再インストールしてみてください。
・お使いのMacが古すぎてHigh Sierraにアップデートできるか分からない場合は、ソフトウェア・アップデートを開いて、macOS High Sierraがアップデート候補として表示されるか確認してください。表示されなければ、そのMacはHigh Sierraに対応していません。
以上が、MacでmacOS High Sierraのインストールやアップデートができないときに試せる方法です。他のMacユーザーの役にも立つよう、ぜひシェアしてください!
macOS High Sierraがインストールできない原因
macOS High Sierraのインストールエラーや状態によって、原因は異なります。
macOS High Sierraのインストール時に「リカバリーサーバーに接続できませんでした」というエラーが表示される場合、内部のSSLセキュリティ検証フレームワークに不具合が生じていることを示唆しています。「続ける」ボタンをクリックしてmacOS High Sierraをインストールしようとすると、インストーラはAppleのソフトウェアアップデートサーバーに接続します。このセキュリティチェックに失敗すると、このエラーが表示されます。
「APFSインストール用の再起動ボリュームを作成できませんでした」というエラーでインストールが失敗する場合、内蔵ハードドライブがHDDである可能性が高く、APFSはHDDとの相性が良くありません。
その他の原因としては、インターネット接続の不具合、ハードドライブの破損、空き容量不足、内蔵ハードドライブの不適切なフォーマットなどが考えられます。
この記事が役に立ったら、ぜひシェアしてください!
-
Macでネットワーク設定をリセットする方法【Wi-Fi再接続・設定ファイル削除・ターミナル対応】
Macは非常に安定した信頼性の高いマシンですが、ときおりインターネットに接続できなくなったり、ブラウジングが極端に遅くなったりすることがあります。他のデバイスでは問題なくネットが使えるのにMacだけ繋がらないと、原因の特定も難しく、とてもストレスです。 そんなときは、Macのネットワーク設定をリセットしてみましょう。リセットできる項目は複数あり、何から手をつければいいのか戸惑うかもしれません。この記事では、ネットワークのトラブルを解決するために試すべき方法を順番にわかりやすく解説します。 Macのネットワーク設定をリセットすべき理由とは? macOSはほとんどの場面で安定して動作する堅牢なO
-
MacBook データ復元ガイド|Air・Proで失われたファイルを安全に取り戻す方法
MacBookでのデータ消失は、誤操作による削除、システムクラッシュ、ディスクエラー、アップデート失敗など、さまざまな原因で発生します。大切なのは、素早く行動し、状況に合った正しい復元方法を選ぶことです。本ガイドでは、自分の状況を見極め、データを安全に復元するための手順を解説します。まずはデータ消失の状況を特定する復元作業の前に、データがどのように失われたのか、そしてMacにアクセスできるかどうかを確認しましょう。これによって、使える復元方法が変わってきます。すぐにやるべきこと削除データが上書きされないよう、Macの使用を直ちに中止する対象ディスクに新しいソフトウェアをインストールしない復元が