macOSでSSH設定ファイル(config)を簡単に作成する方法【初心者向け完全ガイド】
Macからリモートサーバーへ頻繁にSSH接続するなら、SSH設定ファイル(config)を作成しておくと、接続作業が格段に楽になります。ホスト名やユーザー名を毎回入力する必要がなくなり、コマンド一つで目的のサーバーへアクセスできるようになります。
この記事では、macOSでSSH設定ファイルを作成する複数の方法を詳しく解説します。標準搭載の「テキストエディット」や「ターミナル」、「Automator」を使った方法など、それぞれ手順を丁寧に紹介していくので、ぜひ参考にしてください。
方法1:テキストエディット(TextEdit)でSSH設定ファイルを作成する
まず初めに確認したいのは、~/.ssh/ ディレクトリが存在するかどうかです。まだSSHを使用したことがない場合や、このディレクトリが存在しない場合は、先に作成しておきましょう。
ターミナルを開いて以下のコマンドを実行すると、.sshディレクトリを作成できます。
mkdir -p ~/.ssh
続いて、次のコマンドで.sshディレクトリに正しい権限を設定します。
chmod 700 ~/.ssh
「テキストエディット」はmacOSに標準搭載されているテキストエディタです。直感的なインターフェースを備えており、複雑なターミナルコマンドを覚えなくてもファイルの作成・編集が行えるのが魅力です。
注意点として、SSH設定ファイルはプレーンテキスト形式である必要があります。リッチテキスト形式(.rtf)で保存すると、SSHがファイルを認識できなくなるので気をつけましょう。
テキストエディットでの作成手順
- Command + SpaceキーでSpotlightを開き、「TextEdit」と入力してEnterキーを押し、テキストエディットを起動します。
- メニューバーの「フォーマット」をクリックし、「標準テキストにする」を選択します(Shift + Command + Tでも可)。
- SSH設定内容を入力します。例:
Host myserver
HostName 192.168.1.1
User myusername
IdentityFile ~/.ssh/id_rsa - 「ファイル」>「保存」をクリックします。
- 保存ダイアログで、ファイル名を「config」(拡張子なし)とし、保存場所として~/.ssh/ディレクトリを指定します。
- 「保存」をクリックして、テキストエディットを閉じれば完了です。
方法2:ターミナル(Terminal)でSSH設定ファイルを作成する
ターミナルはMacユーザーにとっておなじみのツールであり、これを使ってSSH設定ファイルを作成することもできます。コマンド操作が中心となるため、ターミナルにあまり慣れていない方は、以下の手順をよく読みながら進めてください。
- ターミナルを開きます。
- .sshディレクトリがすでに作成されているか確認します。なければ、前述の方法1の手順で先に作成してください。
- 次のコマンドを実行して、Nanoエディタでconfigファイルを作成・開きます。ファイルが存在しない場合は新規作成され、存在する場合は編集用に開かれます。
nano ~/.ssh/config - Nano内にSSH設定情報を入力します。例:
Host myserver
HostName 192.168.1.1
User myusername
IdentityFile ~/.ssh/id_rsa - Control + Xキーを押し、「Y」を入力してからEnterキーを押して保存します。
- 次のコマンドを実行して、configファイルに正しい権限を設定します。
chmod 600 ~/.ssh/config - 最後に、以下のコマンドでSSH設定が正しく機能するかテストします。
ssh myserver
すべてが正しく設定されていれば、ホスト名や鍵ファイルを手動で指定することなく、サーバーへ接続できるはずです。
方法3:AutomatorでSSH設定ファイルの作成を自動化する
AutomatorはmacOSに組み込まれている自動化ツールで、ターミナルやFinderを手動で操作することなくSSH設定ファイルを作成できる便利な機能です。手順はやや複雑ですが、以下のステップに従えばスムーズに完了できます。
- Automatorを開き、「新規書類」をクリックして「ワークフロー」を選択し、「選択」を押します。
- 左側のライブラリパネルから「ファイルとフォルダ」を選び、「新規テキストファイル」を見つけてダブルクリックします(またはワークフロー領域にドラッグします)。
- 「場所」を~/.ssh/に設定します(.sshフォルダが存在しない場合は、先にターミナルで mkdir -p ~/.ssh/ を実行して作成してください)。また、「ファイル名」を「config」とし、フォーマットは「標準テキスト」を選択します。
- 「新規テキストファイル」アクションの「オプション」ボタンをクリックし、必要に応じて「アクション実行時に表示」にチェックを入れます(設定ファイルごとに内容をカスタマイズしたい場合に便利です)。
- デフォルトのSSH設定を自動的に記入したい場合は、あらかじめSSH設定内容を入力しておきます。例:
Host myserver
HostName 192.168.1.1
User myusername
IdentityFile ~/.ssh/id_rsa - アクションライブラリで「シェルスクリプトを実行」を検索し、「新規テキストファイル」アクションの下にドラッグします。スクリプト欄に次のコマンドを入力すると、SSH設定ファイルに正しい権限が付与されます。
chmod 600 ~/.ssh/config - 「ファイル」>「保存」をクリックし、ワークフローに「Create SSH Config File」という名前を付けて「アプリケーション」として保存します。これで、SSH設定ファイルが必要になったときは、保存したアプリケーションをダブルクリックするだけで、~/.ssh/内にファイルが自動生成されるようになります。
まとめ
この記事では、MacでSSH設定ファイルを作成する複数の方法を紹介しました。どの方法も手順を細かく解説しているので、ご自身のスキルレベルや用途に合ったものをお選びください。
なお、MacでSSH設定ファイルなどを素早く作成したい方には、右クリック強化ツール「iBoysoft MagicMenu」もおすすめです。コンテクストメニューから直接ファイルを作成でき、日々の作業効率が大きく向上します。
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