MacのWindowServerとは?CPU使用率が高くなる原因と下げる6つの対処法
Macの動作がいつもより遅いと感じたとき、「アクティビティモニタ」でバックグラウンドで実行中のプロセスを確認したことはありませんか?その際、WindowServerというプロセスが常に高いCPU使用率を占めていることに気づくはずです。
なぜWindowServerはこれほど多くのCPUを消費するのか、そしてMacでWindowServerの高いCPU使用率を下げるにはどうすればよいのかなど、さまざまな疑問が浮かぶことでしょう。この記事では、それらを一つずつわかりやすく解説していきます。
目次:
- 1. MacのWindowServerとは
- 2. WindowServerのCPU使用率が高くなる原因
- 3. WindowServerプロセスが過剰にCPUを使用しているか確認する方法
- 4. MacでWindowServerのCPU使用率を下げる方法
- 5. WindowServerのCPU使用率に関するよくある質問
MacのWindowServerとは
MacのWindowServerは、ウィンドウ管理を担当するプロセスです。アプリケーションとディスプレイをつなぐ架け橋となる役割を果たしており、アプリの動作を画面に反映します。つまり、アプリに何をさせたいと思っても、実際にディスプレイ上に表示されるグラフィックはすべてWindowServerが描画しているのです。
言い換えれば、画面に表示されているものはすべて、WindowServerプロセスによって描かれています。アプリを起動するたび、新しいウィンドウを開くたび、ゲームをプレイするたびに、WindowServerは画面を再描画しています。
WindowServerプロセスは、Macにログインした瞬間に起動し、ログアウトすると停止します。macOSの中核プロセスであるため、システムにおいて非常に重要な役割を担っており、強制終了すると深刻な問題が発生するので注意が必要です。
WindowServerのCPU使用率が高くなる原因
前述のとおり、WindowServerはすべてのグラフィック要素を描画し、ウィンドウの位置、デスクトップアイコン、フォント、Spaces(仮想デスクトップ)、アニメーション、視覚効果などの変更を常に追跡しています。さらに、外部ディスプレイへの表示も担当しています。
そのため、WindowServerが大量のCPUサイクルを消費する要因はいくつか考えられます。主なものは以下のとおりです。
- 不具合を起こしているアプリケーションがある
- 複数のディスプレイを使用している
- アイコンだらけの散らかったデスクトップ(画面の内容が変わるたびに、すべてのアイコンを再描画する必要がある)
- 最新版のmacOSを搭載した古いMacが、一部の視覚効果の処理に苦戦している
WindowServerプロセスが過剰にCPUを使用しているか確認する方法
WindowServerプロセスがどれくらいのCPUを使用しているかを正確に把握したい場合は、macOSに標準搭載されている「アクティビティモニタ」を使えば簡単に確認できます。
- Finderを開き、「アプリケーション」>「ユーティリティ」に移動して「アクティビティモニタ」を起動します。
- 「CPU」列の上部をクリックし、列内で「WindowServer」を検索します。

- すると、WindowServerのCPU使用率が表示されます。CPUリソースの50%以上を占有している場合は、必要以上にCPUサイクルを使用している状態といえます。前述のとおり、WindowServerプロセスは他のタスクのように強制終了できません。しかし、以下の方法を試すことで、アクティビティモニタに表示されるWindowServerの高いCPU使用率を抑えることができます。
MacでWindowServerのCPU使用率を下げる方法
WindowServerプロセスがMacのCPUリソースを大量に消費し、Macの動作が遅くなっていると気づいたら、以下の方法でWindowServerのCPU使用率が高い問題を解決してみてください。
方法1:デスクトップに保存するファイル・フォルダの数を減らす
例えば、デスクトップに40個のファイルと5個のフォルダがある場合、それらをすべて1つのフォルダにまとめましょう。そうすることで、WindowServerプロセスは45個ではなく1つの視覚要素だけに集中できるようになり、負荷が大幅に軽減されます。
方法2:不要なアプリやウィンドウを閉じる
開いているウィンドウやブラウザのタブが多いほど、消費されるCPUリソースも増えます。特に古いMacを使用している場合、WindowServerはより多く働かなければなりません。そのため、不要なFinderウィンドウやブラウザタブを閉じて、消費量を抑えましょう。
また、もう使っていないアプリケーションが開いている場合は、それらのアプリも終了するのがおすすめです。「Command + Option + Escape」キーを押して強制終了メニューを開き、不要なアプリを選択して「強制終了」をクリックするだけで簡単に終了できます。データ損失を避けるため、ウィンドウやアプリを閉じる前に必ずファイルを保存することを忘れないでください。

方法3:macOSの透明効果をオフにする
視覚効果を追加する機能は、特に透明効果は、より多くのCPUサイクルとRAMリソースを消費します。Macのすべての視覚効果をオフにすることはできませんが、「システム環境設定」の「アクセシビリティ」パネルから透明度を無効にできます。Macの動作が特に遅くない場合でも、この設定を行うことでマシンのパフォーマンスが大幅に向上します。
手順は以下のとおりです。
- Appleメニューから「システム環境設定」を選択します。
- 「アクセシビリティ」に移動し、「ディスプレイ」オプションを選択します。
- 「透明度を下げる」のチェックボックスにチェックを入れます。

これにより、MacでWindowServerのCPU使用率を下げることができます。加えて、以下の対策も併せて試してみてください。
方法4:Mission ControlのSpacesが自動的に並べ替えられるのを防ぐ
Macの仮想デスクトップ環境であるSpacesを使用している場合、使用頻度に応じてSpacesが自動的に並べ替えられないように設定すると、WindowServerの動作に大きな改善が見られます。
手順:
- Appleメニュー>「システム環境設定」に移動し、「Mission Control」をクリックします。
- 「最新の使用状況に基づいて操作スペースを自動的に並べ替える」の設定を無効にします。

この変更は小さく思えるかもしれませんが、Spacesが自動的に移動しなくなるため、WindowServerにとって大きな助けとなります。MacのWindowServerへの負担を軽減し、CPU消費を最小限に抑えられます。
方法5:複数のディスプレイを使用している場合は、ディスプレイごとのSpacesをオフにする
マルチディスプレイ環境をお使いの場合、MacでWindowServerのCPU使用率を下げるために次に試すべき対策は以下のとおりです。
- Appleロゴをクリックし、「システム環境設定」を起動して「Mission Control」に移動します。
- 「ディスプレイごとに個別の操作スペース」の設定をオフにします。

- ログアウトするか、できればMacを再起動します。
方法6:Macを再起動する
Macをシャットダウンや再起動せず、仕事が終わったら蓋を閉じて、使うときにまた開くだけ、というユーザーも少なくないでしょう。しかし、定期的な再起動はRAMを解放し、キャッシュやその他の一時ファイルを削除するために非常に重要です。
Macを再起動すると、WindowServerのCPU使用率が高い、kernel_taskのCPU使用率が高いといった、特定のプロセスが過剰にCPUサイクルを占有する問題も解決できます。Appleメニューをクリックして「再起動」を選択するだけで、簡単にMacを再起動できます。再起動が完了したら、WindowServerのCPU使用率が高い問題が解決されたかどうかを確認しましょう。
WindowServerのCPU使用率に関するよくある質問
Q: MacでWindowServerのCPUとメモリ使用率が高い問題を解決するには?
A: 通常、以下の6つの方法で解決できます。
方法1: デスクトップに保存するファイル・フォルダの数を最小限にする
方法2: 不要なアプリとウィンドウをすべて終了する
方法3: Macの透明効果をオフにする
方法4: Mission ControlのSpacesが自動的に並べ替えられないようにする
方法5: Mission Controlで「ディスプレイごとに個別の操作スペース」を無効にする
方法6: Macを再起動する
Q: WindowServerを終了するとどうなりますか?
A: WindowServerを強制終了すると、アクティブなアプリケーションがすべて閉じられ、オペレーティングシステムが更新され、Macからログアウトされます。他のタスクと同じようにWindowServerプロセスを終了しようとしないでください。
Q: MacのWindowServerアクティビティとは何ですか?
A: MacのWindowServerとは、アプリケーションのウィンドウ、アイコン、Webサイトなど、画面上のあらゆる要素を描画するmacOSのプロセスです。同時に開いているウィンドウが多いほど、WindowServerが必要とするCPUサイクルも多くなります。
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