Windows 10でCPU使用率が高いときの対処法|原因の確認と下げる方法を徹底解説
CPU(中央処理装置)はパソコンの中核を担う部品で、ユーザーが指示したあらゆる処理を実行しています。このリソースに過度な負荷がかかると、アプリの動作が遅くなったり強制終了されたり、カーソルの動きが重くなったり、本体が熱を持つといった症状が現れます。
幸い、CPUへの過剰な負荷は簡単に見分けることができ、Windows 10にはCPU使用率を下げるための手段もいくつか用意されています。この記事では、CPU使用率の確認方法から、負荷を軽減する具体的な対処法まで詳しく解説します。
Windows 10でCPU使用率を確認する方法
CPU使用率を下げる対策を始める前に、まずどのプログラムやプロセスがCPUに負荷をかけているのかを特定しましょう。原因を把握しておけば、関係のない対策に時間を費やすことなく済みます。
以下の手順でCPU使用率を確認できます。
- Ctrl + Alt + Deleteキーを押して「タスクマネージャー」を選択するか、Ctrl + Shift + Escキーで直接起動します。
- 「プロセス」タブと「パフォーマンス」タブを確認します。どの要素がCPU使用率を押し上げているのかを詳しく把握できます。「CPU」列の見出しをクリックすると、CPU使用率の高い順に並べ替えられます。

- wsappx、dwm.exe、ntoskrnl.exe、csrss.exeなど、メモリや電力を大量に消費しているサービスやシステムプロセスがないかをチェックします。
- すぐに対処したい場合は、該当するプロセスを右クリックして「タスクの終了」を選択してみてください。
ただし、タスクを終了してよいのは、CPU使用率が50%を超えた状態が10分以上続いている場合だけにしましょう。Windowsはバックグラウンドでスキャンやアップデートを行うことがあり、その間は一時的にCPU使用率が高くなるのが普通だからです。
また、「タスクの終了」はあくまで一時的な応急処置であり、根本的な解決にはなりません。恒久的な解決策については、以下で紹介する対処法を参考にしてください。
Windows 10でCPU使用率を下げる方法
以下の対処法を活用して、Windows 10のCPU使用率を診断・トラブルシューティングし、負荷を軽減しましょう。
手軽に試せる対処法
まずは、以下の簡単な対処法から試してみてください。
- 作業内容を保存してパソコンを再起動します。一時ファイルが削除され、長時間稼働していたプロセスによる動作の遅さが解消されることがあります。
- タスクマネージャーの「スタートアップ」タブで不要なバックグラウンドプロセスのチェックを外します。「スタートアップの影響」で並べ替えると、リソースを多く消費するプログラムを特定できます。再起動すれば、それらが自動的に立ち上がるのを防げます。
- ドライバーを最新版に更新して、バグや互換性の問題を解消します。「スタート」>「設定」>「更新とセキュリティ」>「更新プログラムのチェック」から重要なドライバーを更新できます。
- PCのBIOSバージョンがわからない場合はガイドを参照し、BIOSを更新してみてください。CPU使用率の問題が改善する可能性があります。
- ハードドライブをスキャンして、CPU使用率を上昇させるウイルスやマルウェアの脅威がないか確認します。
- サードパーティ製のウイルス対策ソフト、ファイアウォールソフト、VPNソフトを一時的に無効化し、CPU使用率が下がるかどうか確認します。
- タスクマネージャーでWMI Provider Host(WmiPrvSE.exe)プロセスを確認します。CPU使用率がほぼ100%に達している場合は、プロセスを一度停止してから再度実行してみてください。別のプログラムが原因の場合は、そのプログラムの自動起動を止めるかアンインストールしましょう。
- システムファイルチェッカー(sfc /scannow)を実行して、システム内の破損したファイルを修復します。
- Windows 10を最新バージョンに更新し、最新のアップデートを適用します。逆に、Windows Updateの自動ダウンロードを一時的に無効化するのも有効です。
- セーフモードで起動し、CPU使用率の高さが再現するかどうか確認します。問題が発生しない場合、原因はサードパーティ製ソフトにある可能性が高いです。クリーンブートのガイドを参考にすれば、CPU使用率を押し上げている正確なプログラムやプロセスを特定できます。
- CortanaがCPU使用率を高くしているプログラムの一つである場合は、Cortanaを無効化して効果があるか確認しましょう。
- メモリ(RAM)を増設して、CPUへの負担を軽減します。
- 電源ユニットを点検します。電源に不具合があると、省電力のためCPUへの供給電圧が下がり、CPUが本来の性能を発揮できなくなることがあります。
電源オプションを確認する
一部の電源設定では、CPUの動作速度が制限(スロットリング)され、パソコン全体のパフォーマンスに影響することがあります。「バランス」と「高パフォーマンス」の両方の電源プランを試して、どちらがCPU使用率の低下につながるか確認してみましょう。ここでは「高パフォーマンス」モードを有効にする手順を紹介しますが、すでに使用している場合は「バランス」へ切り替えてみてください。
- 検索ボックスに「電源プランの編集」と入力し、「開く」を選択します。
- アドレスバーの「電源オプション」を選択します。
- 「電源プランの作成」を選択します。
- 省電力ではないプランを有効にします。
- Ctrl + Alt + Deleteキーでタスクマネージャーを開き、CPU使用率が正常に戻っているか確認します。
Superfetchを無効化する
Superfetch(Sysmain)は、よく使うアプリを起動前にRAMへ先読み込みすることでシステムのパフォーマンスを高めるWindows 10の機能ですが、その分リソースを大量に消費します。以下の手順で無効化し、CPU使用率が下がるかどうか確認してみてください。
無効化してもCPU使用率が下がらない場合は、元に戻すことをおすすめします。常時無効のままにしておくのは推奨されていません。
- 「スタート」ボタンを右クリックし、「ファイル名を指定して実行」を選択します。
- ダイアログボックスにservices.mscと入力し、Enterキーを押します。
- 「サービス」ウィンドウを下にスクロールして「Sysmain」を見つけ、右クリックして「プロパティ」を選択します。
- 「スタートアップの種類」の横にあるドロップダウンメニューから「無効」を選択します。
- 「適用」をクリックし、PCを再起動してCPU使用率が下がったかどうか確認します。
このガイドがお役に立てば幸いです。Windows 10 PCのCPU使用率を下げることができたかどうか、ぜひコメントでお知らせください。
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