Macのターミナルで「Operation not permitted(操作は許可されていません)」と表示されたときの対処法
目次:
- 1. ターミナルに「Operation not permitted」と表示される原因
- 2. ターミナルの「Operation not permitted」エラーを解消する方法
- 3. まとめ
- 4. 「Operation not permitted」に関するよくある質問
ターミナル(Terminal)はmacOSに標準搭載されているユーティリティで、コマンドラインベースでMacを操作できる便利なツールです。ターミナルを使えば、ユーザーアカウントのディレクトリ確認やプロセス管理、起動ディスクの消去などを簡単に行えます。さらに、起動できないMacからデータを復旧したい場合にも、macOS復元モードでiBoysoft Data Recoveryをターミナル経由で実行する際に大いに役立ちます。
しかし、lsやkill processなどのコマンドを入力したのに、ターミナルが「Operation not permitted(操作は許可されていません)」や「zsh: command not found」と表示されることがあります。これは何を意味しているのでしょうか?実は、多くのMacユーザーがmacOS Mojave以降、最新のmacOS Montereyでもこのターミナルエラーに遭遇しています。この記事では、「操作が許可されない」理由とその解決方法について詳しく解説します。
ターミナルに「Operation not permitted」と表示される原因
一部のMacユーザーからは、「macOS High Sierra以前ではターミナルは正常に動作していたのに、Mojave、Catalina、Big Sur、Montereyへアップデートした後から『Operation not permitted』というエラーメッセージが表示されるようになった」という報告があります。その原因は、新しいセキュリティ機能であるフルディスクアクセス(Full Disk Access)にあります。
フルディスクアクセスでは、ユーザー保護ファイルへのアクセスにアプリケーションへの完全な権限付与が必要となります。許可されていないアプリケーションからは、Mac上の一部のデータにアクセスできません。なお、macOS 10.13以前では、このフルディスクアクセス権限はアプリのインストール時に自動的に付与されていました。
また、フルディスクアクセス以外にも、macOSのもう一つのセキュリティ機能であるSIP(System Integrity Protection:システム整合性保護)が原因となっている場合があります。SIPはOS X 10.11で導入された仕組みで、システム所有のファイルやディレクトリを不正な変更から保護します。ターミナルで保護されたコンテンツを編集しようとすると、「Operation not permitted」というメッセージが表示されます。
ターミナルの「Operation not permitted」エラーを解消する方法
「Operation not permitted」エラーの原因がフルディスクアクセス権限またはSIPにあることが分かったので、これらの観点からエラーを解決していきましょう。以下の手順に従って、お使いのMacのターミナルからこのエラー通知を取り除いてください。
ターミナルにフルディスクアクセスを許可する
- Appleメニュー()をクリックし、システム環境設定を選択します。
- 新しいウィンドウで、セキュリティとプライバシーを見つけて開きます。
- プライバシータブを選択し、左側のサイドバーからフルディスクアクセスを選びます。
- 左下の鍵アイコンをクリックし、Touch IDまたはパスワードを使ってロックを解除します。
- 左側のリストにターミナルが表示されていてチェックが入っていない場合は、チェックボックスにチェックを入れます。終了して再開を選択すると、ターミナルにフルディスクアクセス権限が付与されます。
- リストにターミナルがない場合は、右側のペインにある「+」アイコンをクリックし、アプリケーションフォルダからターミナルを選択して開くをクリックします。
- これでターミナルが許可されたアプリのリストに追加され、チェックが入った状態になります。
- ターミナルを起動し、先ほどエラーが出た同じコマンドを再度入力して、正常に動作するかどうかを確認します。

SIP(システム整合性保護)を一時的に無効にする
ターミナルにフルディスクアクセスを許可しても「Operation not permitted」メッセージがまだ表示される場合は、MacのSIPを一時的に無効にしてみましょう。開発者がMac上でコードのテスト、アプリのデバッグ、システム拡張機能のインストールを行う際には、SIPを無効化することが必要です。必要な作業が完了したら、ウイルス攻撃やマルウェア感染からMacを守るため、できるだけ早くSIPを再有効化することをおすすめします。
- Macをシャットダウンし、macOS復元モードで再起動します。
- 画面上部のメニューバーからユーティリティをクリックし、ターミナルを起動します。
- ターミナルにcsrutil disableコマンドを入力します。
- キーボードのReturnキーまたはEnterキーを押します。
- Appleメニューをクリックし、再起動を選択します。
- ターミナルアプリを開き、先ほどのコマンドを実行します。

SIPを無効化すると、Macは脆弱な状態になります。そのため、ターミナルでの作業が完了したら、SIPを必ず再有効化してください。手順は上記と同じですが、ターミナルに入力するコマンドをcsrutil enableに変更してください。
まとめ
ターミナルに「Operation not permitted」と表示されるのは、Mac上の保護されたファイルやディレクトリへのアクセス権限がないことを意味します。この記事では2つの解決策をご紹介しました。ターミナルにフルディスクアクセス権限を付与するか、復元モードでSIPを一時的に無効化すれば、エラーメッセージは消えます。作業後は忘れずにSIPを再有効化しましょう。
「Operation not permitted」に関するよくある質問
Q:Macで「Operation not permitted」エラーを解消するには?
A:Macのターミナルで「Operation not permitted」というエラーメッセージが表示された場合は、まずシステム環境設定でターミナルにフルディスクアクセスを許可してください。それでも解決しない場合は、SIP(システム整合性保護)を一時的に無効化することで、このターミナルエラーを取り除けます。
Q:Macでフルディスクアクセスを許可するには?
A:iBoysoft Data Recoveryなどのバックアップ・データ復旧用サードパーティ製ソフトウェアの中には、フルディスクアクセスが必要なものがあります。Appleメニュー>システム環境設定>セキュリティとプライバシー>プライバシーの順に進み、左側のペインでフルディスクアクセスを選択します。次に「+」ボタンをクリックして、フルディスクアクセス権限が必要な信頼できるアプリケーションを追加してください。
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