iPhoneで削除した通話履歴を復元する3つの方法|復元なしで確認する裏ワザも解説
iPhoneの通話履歴は、いざ必要になったときにはもう手遅れ——そんな経験はありませんか?残念ながら、削除してしまった通話履歴を復元するのは簡単ではありません。iPhoneが通話履歴を管理する仕組みを変えることはほぼ不可能で、「最近削除した項目」のようなフォルダも用意されていません。しかし、いくつかの対処法は存在します。
この記事では、iPhoneで削除された通話履歴を復元する3つの方法に加えて、データを復元せずに削除済みの通話を確認する3つのテクニックもご紹介します。
なぜiPhoneは通話履歴を自動的に削除するのか?
実は、iPhoneの通話履歴機能には細かい設定項目がありません。デフォルトでは最新の100件までしか保存されず、それを超えた分は自動的に削除される仕組みです。つまり、保存件数を増やす方法はないのです。
また、iCloudにサインインしている複数のデバイスで「電話」のiCloud同期を有効にしている場合、あるデバイスで通話履歴を削除すると、その変更がすべてのデバイスに反映されます。意図せず別のデバイスで削除してしまった可能性もあります。
削除された通話履歴をiPhoneで確認する方法
通話履歴はプライベートなデータとして扱われるため、実際にデータを復元しなくても閲覧できる手段は限られています。それでも、実際に使える3つの方法があります。基本的にはデータ復元をおすすめしますが、まず試してみる価値はあります。
1. 携帯キャリアに問い合わせる
データを復元せず、サードパーティ製アプリも使わずに通話履歴を取得できる唯一の方法です。契約者本人であることを証明できれば、利用明細として通話記録を提供してもらえる場合があります。
2. Appleからデータをリクエストする
Appleのウェブサイトから、FaceTimeやiMessageへの着信・発信の試行記録をスプレッドシート形式でリクエストできます。連絡先の番号、使用デバイス、発信日時などの詳細が含まれますが、通信が実際に成立したかどうかまでは記録されていない点に注意してください。
手順は以下の通りです。ブラウザで https://privacy.apple.com/ にアクセスしてApple IDでサインインし、「データのコピーをリクエスト」をクリックして、画面の指示に従います。
3. スマホ監視ソフトを使う
PhoneSpectorは、iPhoneの通話履歴を取得してアカウントにアップロードできるスマホ監視ソフトです(手動での操作が必要)。削除済みの通話をチェックできる点が、今回の目的において最も注目すべき機能です。ただし有料アプリで、基本プランは35.88ドル、Proプランは83.88ドルかかります。
iPhoneで削除した通話履歴を復元する3つの方法
ここからは、iPhoneの削除済み通話履歴を復元する3つの確実な方法を紹介します。ただし、必要なソフトウェアを使用するにはパソコンが必要です。残念ながら、パソコンなしでiPhoneから削除済み通話履歴を直接復元する確実な方法はまだありません。ここではMacでの手順を中心に解説します(MacとiPhoneは同じエコシステムに属しているため、作業も格段に楽です)。
方法1: データ復元ソフトを使って復元する
iPhoneを初期化せずに削除済み通話履歴を復元する最も効率的な方法は、データ復元ソフトの活用です。多くのデバイスでは、削除されたデータは新しいデータによって上書きされるまで端末内に残っていますが、通常の操作ではアクセスできません。データ復元ツールなら、その不可視のデータにアクセスできます。
この記事ではDisk Drillを使用します。スマートフォン、パソコン、ストレージデバイスなど、さまざまな機器からのデータ復元をたった1つのアプリで実現できるほか、復元成功率が高く、直感的に使いやすいインターフェースも魅力です。
ステップ1. iPhoneをMacに確実に接続し、Disk Drillをダウンロードしてインストールします。
ステップ2. Finderの「アプリケーション」フォルダからDisk Drillのアイコンをダブルクリックして起動します。

ステップ3. 左側のサイドバーで「iPhones & iPads」を選択し、メインウィンドウから対象のデバイスを選びます。その後、「Search for lost data(失われたデータを検索)」をクリックします。

ステップ4. Disk Drillによるスキャンが完了するのを待ちます。途中で権限の許可を求められたら、許可してください。

ステップ5. スキャン結果として、iPhone上で見つかったデータが表示されます。この画面から、連絡先の復元、写真の復元、さらにはテキストメッセージの復元も可能です。今回は「Call History(通話履歴)」をクリックします。

ステップ6. 見つかった通話履歴の一覧が表示されます。メインウィンドウの左側にあるチェックボックスにチェックを入れて、復元したいログを選択し、「Recover(復元)」をクリックします。

ステップ7. ダイアログボックスが表示されたら、ドロップダウンメニューから復元ファイルの保存先をMac上で選択し、「OK」をクリックして復元を開始します。

ステップ8. 復元が完了したら、「Show results in Finder(Finderで結果を表示)」をクリックして、復元されたファイルを確認しましょう。
※ Disk Drill Basic for Macは無料でのデータ復元には対応していません。ただし、復元前にファイルを無制限にプレビューできるほか、その他のデータ管理機能は無料で利用できます。
方法2: iCloudバックアップから通話履歴を復元する
iCloudで通話履歴の同期を有効にしている場合は、そのデータをiPhoneに復元できます。ただし、通話履歴だけを個別に復元することはできず、iPhone全体をバックアップ時の状態に戻す必要があります。既存のデータはすべて消去され、iCloudのデータに置き換えられるため、必ず事前にバックアップを取っておきましょう。
ステップ1. iPhoneで「設定」アプリを開きます。
ステップ2. 「一般」>「転送またはiPhoneをリセット」>「すべてのコンテンツと設定を消去」の順に進みます。この操作でデバイス上のすべてのデータが消去されるため、バックアップがあることを必ず確認してください。
ステップ3. iPhoneが再起動して初期設定が始まるのを待ちます。画面の指示に従って「Appとデータ」画面まで進み、「iCloudバックアップから復元」をタップします。
ステップ4. iCloudにサインインし、日付とサイズを目安にバックアップを選択します。求められたらApple IDでサインインし、Wi-Fiに接続したまま待機してください。
プロセスが完了すると、「電話」アプリの「最近」画面に過去の通話履歴が表示されているはずです。
方法3: iTunes/Finderのバックアップから削除済み通話を復元する
もうひとつの方法は、Finder(macOS Catalina以降)またはiTunesのバックアップから削除済み通話を復元することです。この手順は、あらかじめiTunesまたはFinderでiPhoneをバックアップしていることが前提となります。
iCloudの場合と同様に、この方法でもiPhone上の既存データはすべてバックアップの内容に置き換えられます。失いたくないデータがある場合は、事前に保存しておいてください。そのうえで、以下の手順を実行します。
ステップ1. MacでFinderを起動し、左側のサイドバーから自分のiPhoneを選択します。

ステップ2. 「一般」タブを開き、下にスクロールしてバックアップセクションの「バックアップを復元…」をクリックします。

ステップ3. ドロップダウンメニューから復元したいバックアップを選択し、パスワードを入力して「復元」をクリックします。iPhoneが再起動すれば、「電話」アプリに以前の通話履歴が戻っているはずです。

よくある質問(FAQ)
Q. 削除された通話履歴はどのくらいの期間復元できますか?
A. 削除されたデータは、新しいデータによって上書きされるまで端末内に残っている可能性があります。削除後すぐに復元を試みるほど成功率は高くなるため、早めの対処が重要です。
Q. パソコンなしで削除済み通話履歴を復元できますか?
A. 現時点では、パソコンなしでiPhoneから削除済み通話履歴を直接復元する確実な方法はありません。ただし、キャリアやAppleへのデータ請求、iCloudバックアップからの復元であれば、パソコンなしでも対応できる場合があります。
Q. 通話履歴だけを個別に復元することはできますか?
A. iCloudやiTunes/Finderからの復元では、端末全体がバックアップ時の状態に戻ります。通話履歴のみを取り出したい場合は、Disk Drillのようなデータ復元ソフトを使うのがおすすめです。
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