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MacBook Proを高速化する方法|購入前・購入後それぞれの最適化テクニック

AppleのハイエンドノートPC「MacBook Pro」を使っているなら、その性能には高い期待を寄せているはずです。しかし、どんなに高性能なマシンでも、ハードウェアやソフトウェアの要因によって、時間の経過とともに動作が遅くなることがあります。

幸いなことに、MacBook Proは購入前にも、購入後でも最適化して高速化することが可能です。必要なのは、少しのソフトウェア設定の見直しと、場合によってはハードウェアのアップグレードだけです。

この記事では、Macのパフォーマンスを最大限に引き出すための具体的な方法を詳しく解説します。読み終える頃には、大事な作業もお気に入りのエンターテインメントも、快適なスピードでこなせるようになるでしょう。

MacBook Proが速くなるメリット

正直に言えば、MacBook Proの動作が遅いということは、作業効率が落ちているということです。ページの読み込みを待つ、タイピングした文字が表示されるまで待つ、Zoomに接続できずに重要な会議に遅刻する——こうしたストレスは、動作の遅いMacならではの悩みです。

逆に、サクサク動くMacBook Proがあれば、次のようなことが実現できます。

  • 複数のアプリを同時に快適に操作できる
  • 日常的なタスクを素早く処理できる
  • ブラウザでより多くのウィンドウやタブを開いておける
  • 複数のWebページを同時に開いてもクラッシュしない
  • アプリ間の切り替えがスムーズに行える
  • 新しいアプリを起動するときも待ち時間がない

MacBook Proが速くなれば、ストレスが減り、生産性は自然と向上します。

さらに、Logic Pro X、Adobe Photoshop、Final Cut Proといったリソースを大量に消費するmacOSアプリを使用している方にとっても、速度向上は大きな恩恵をもたらします。これらのアプリを頻繁に使うなら、Macの高速化による効果はすぐに実感できるはずです。

つまり、動画編集など負荷の高い作業でMacを使っている人ほど、高速化のメリットは大きいのです。

購入前にMacBook Proを高速化する方法

MacBook Proの購入時には、複数のスペックオプションから選ぶことができます。高性能な構成にはコストがかかりますが、速いマシンが必要なら十分に価値のある投資です。

Apple.comやApple Storeで購入する際に選択できる主なオプションを見ていきましょう。

メモリ(RAM)

RAMを最大限に搭載することは、最初からMacBook Proを高速化する最も簡単な方法の一つです。RAMが多いほど、負荷の高いアプリケーションを多数同時に動かしても余裕を持って処理できます。

重要な注意点として、最近のMacBook Proは購入後にRAMを増設することができません。必ず注文時に選択する必要があります。

2022年7月時点では、13インチモデルは8GBから、14インチおよび16インチモデルは16GBからスタートします。追加料金を払えば以下のようにアップグレード可能です。

  • 13インチ MacBook Pro: 8GB(標準)/ 16GB / 24GB
  • 14インチ MacBook Pro: 16GB(標準)/ 32GB / 64GB
  • 16インチ MacBook Pro: 16GB(標準)/ 32GB / 64GB

プロセッサ(CPU)

CPUはMacBook Proの頭脳であり、動作速度を左右する最重要パーツです。CPUがタスクを処理し、各コンポーネントへ指示を出します。「考える」スピードが速いほど、Mac全体の動作も速くなります。

最新のMacBook ProにはAppleシリコンのM1/M2チップが搭載されています。2022年7月時点では、13インチモデルにM2、14インチおよび16インチモデルにはM1 ProまたはM1 Maxが採用されています。

モデルのサイズによって選べるチップは異なりますが、基本的にはコア数が多いほど高性能です。例えば16インチMacBook Proでは、「10コアCPU+16コアGPU+16コアNeural Engine」の構成と、「10コアCPU+32コアGPU+16コアNeural Engine」の構成を選べます。また、M1 MaxはM1 Proよりも高速です。

購入後にMacBook Proを高速化する15の方法

古いモデルのMacBook Proを使っている場合でも、新しく購入したばかりの場合でも、まだできることはたくさんあります。一般的に古いMacはどうしても遅くなりがちですが、以下のテクニックを試せば、新品同様のスピードに近づけることができます。

1. アクティビティモニタをチェックする

アクティビティモニタを確認すれば、MacBook Pro上で動作中のすべてのプログラムと、それぞれがどれだけのシステムリソースを消費しているのかを詳細に把握できます。

この診断ツールは、メモリ、エネルギー、CPU、ネットワーク、ディスクの使用状況を監視します。速度の観点では特にCPU使用率が重要です。現在使用していないアプリがCPUを大量に食っている場合は、閉じてしまいましょう。

アクティビティモニタを開くには、DockのFinderをクリックします。

MacBook Proを高速化する方法|購入前・購入後それぞれの最適化テクニック

続いて「アプリケーション」→「ユーティリティ」の順に進むと、アクティビティモニタが見つかります。

MacBook Proを高速化する方法|購入前・購入後それぞれの最適化テクニック

アクティビティモニタをダブルクリックすると、アプリやプログラムを管理できるウィンドウが表示されます。

MacBook Proを高速化する方法|購入前・購入後それぞれの最適化テクニック

終了したいプロセスを選択し、ウィンドウ上部付近にある「×」ボタンをクリックすれば完了です。

2. デスクトップを整理する

デスクトップ画面を片付けることでも、MacBook Proの速度を改善できます。

アイコンを個別にデスクトップに並べるのではなく、フォルダにまとめて格納すると、RAMの消費を抑えられます。デスクトップを整理したら、Macを再起動して速度の変化を確認してみてください。

3. 使っていないアプリをアンインストールする

不要なアプリが大量にインストールされたままだと、動作が大幅に遅くなることがあります。

すべてのアプリを見直し、使っていないものは削除しましょう。後で本当に必要になったら、再ダウンロードすれば問題ありません。

アンインストールの手順は簡単です。Finderを開き、左側のサイドバーで「アプリケーション」をクリックし、削除したいアプリを右クリックして「ゴミ箱に入れる」を選択します。

MacBook Proを高速化する方法|購入前・購入後それぞれの最適化テクニック

アプリはストレージとメモリを大量に消費するため、放置するとMacBook Proの足かせになります。

4. ログイン項目(起動時に自動起動するアプリ)を整理する

Macの起動時に多くのプログラムが立ち上がる設定になっていると、速度に悪影響を及ぼします。ログイン項目を整理すれば、システム全体がスムーズに動き、パフォーマンスが向上します。

MacBookは起動時に、あなたが使わない・必要としないアプリまで多数起動しています。これらを停止すれば速度アップにつながります。

不要なログイン項目を削除する手順は以下の通りです。

  • Appleメニューから「システム環境設定」を開く
  • 「ユーザとグループ」をクリック
  • 自分のユーザ名を選択
  • 「ログイン項目」タブを開く
  • 起動時に不要なプログラムを選択し、「−」ボタンをクリック
MacBook Proを高速化する方法|購入前・購入後それぞれの最適化テクニック

5. 視覚効果をオフにする

Macの視覚効果は見た目が美しく、カスタマイズ性を高めてくれますが、パフォーマンス低下の原因にもなります。視覚効果を無効化すれば、MacBook Proの速度を底上げできます。

視覚効果をオフにする手順は以下の通りです。

  • Appleメニューから「システム環境設定」を開く
  • 「Dockとメニューバー」を選択
  • 「Dockを自動的に表示/非表示」と「起動時にアニメーションで開く」のチェックを外す
  • 「縮小方式」の設定を「スケール効果」に変更する
MacBook Proを高速化する方法|購入前・購入後それぞれの最適化テクニック

6. ブラウザの拡張機能を削除する

ブラウザはMacBook Proのリソースを大量に消費するアプリです。しかも、使っていない拡張機能やアドオンが大量にインストールされていることが少なくありません。

どのブラウザを使っていても、不要なアドオンを削除すれば速度改善が期待できます。Safari、Chrome、Firefoxの3大ブラウザはいずれも同じような手順で調整可能です。設定メニューの「拡張機能」または「アドオン」セクションを開き、不要なものを削除しましょう。

7. Spotlightを再インデックスする

macOSのアップデート後、動作が遅くなるトラブルが発生することがあります。これは多くの場合、Spotlightのインデックス作成が原因です。この処理が途中で止まってしまうことがあり、再インデックスを実行すると正常に戻ります。

Spotlightの再インデックス手順は以下の通りです。

  1. Appleメニューから「システム環境設定」を開く
  2. 「Spotlight」をクリック
  3. 「プライバシー」タブを開く
  4. HD(起動ディスク)をこのリストにドラッグ&ドロップする
  5. 「−」ボタンをクリックしてリストから削除する

これで再インデックスが開始されます。完了まで数時間かかる場合があるので、気長に待ちましょう。

8. キャッシュを空にする

MacBook Proは特定の一時ファイルを自動的に保存しています。これはキャッシュと呼ばれ、データへのアクセスを速くしたりブラウジングを快適にしたりする便利な仕組みです。しかし、蓄積されすぎると逆に動作を遅くする原因になります。キャッシュを削除すれば速度が回復します。

キャッシュを削除する手順は以下の通りです。

  • Finderを開く
  • 「フォルダへ移動」を選択
  • 「~/Library/Caches」と入力
  • 削除したいキャッシュを選択して削除する
  • その後、必ずゴミ箱を空にする

手動でのキャッシュ削除は時間がかかるうえ、必要なファイルを誤って削除するリスクもあります。そうした場合は、サードパーティ製のクリーニングソフトを活用するのがおすすめです。

9. ハードドライブ(HDD/SSD)を整理する

このステップは、家全体の大掃除でスペースを作るイメージです。Macのハードドライブから不要なファイルを一掃すれば、空き容量が即座に確保され、多くの速度問題が解決します。

使っていないアプリ、大きなファイル、隠れたゴミ箱の中身、ウィジェットなど、Macを圧迫しているものを探しましょう。見つけたら削除し、忘れずにゴミ箱を空にして容量を解放してください。

10. 新しいユーザアカウントを作成する

MacBook Proに新しいユーザプロファイルを作成することも、動作の遅さを解決する効果的な方法です。長年使い込んだユーザアカウントには、不要なファイルや破損した設定が蓄積していることがあります。新しいアカウントを作れば、それらを回避してクリーンな環境で作業できます。

新しいユーザアカウントを作成する手順は以下の通りです。

  • Appleメニューから「システム環境設定」を開く
  • 「ユーザとグループ」を選択
  • 鍵アイコンをクリックして変更をロック解除
  • 「+」ボタンをクリックして新しいユーザを追加

11. ターミナルを使ってRAMを解放する

ターミナルを使ったRAM解放はやや高度な方法ですが、ある程度PCに詳しい人なら簡単に実行でき、MacBook Proの速度向上につながります。

この方法では、システムに直接コマンドを入力して、利用可能なRAM不足に関連する問題を改善できます。

ターミナルでRAMを解放する手順は以下の通りです。

  • FinderまたはLaunchpadから「ターミナル」アプリを開く
  • コマンド入力欄に「sudo purge」と入力
  • Enterキーを押す
  • 求められたらシステムのパスワードを入力する

「sudo purge」コマンドは、Macを再起動することなくRAMとディスクキャッシュをクリアしてくれます。

12. RAMを増設する

物理的なRAMを追加することも、速度向上のための有効な手段です。利用可能なRAMを解放する対策を試しても速度問題が解決しない場合は、これが最善策になるかもしれません。

RAMが多ければ多いほど、Macは速く動きます。MacBook ProのRAMをアップグレードできる機種であれば、増設用のRAMモジュールを別途購入する必要があります。

残念ながら、すべてのMacBookがアップグレード可能なわけではありません。事前に自分のモデルが対応しているか必ず確認しましょう。

13. SMCとPRAM/NVRAMをリセットする

SMC(システム管理コントローラ)とPRAM/NVRAMのリセットは、さまざまな不具合の解決に役立つ基本テクニックです。Macの重要な動作に関わる設定を初期状態に戻す、より深いレベルのリセットと考えてよいでしょう。

SMCをリセットする手順:

  • MacBook Proをシャットダウンする
  • 「Shift + Control + Option」キーを押しながら電源ボタンを押す
  • 4つのキーをすべて10秒間押し続ける
  • すべてのキーを離す
  • Macの電源を入れる

PRAMをリセットする手順:

  • Macをシャットダウンする
  • 電源ボタンを押し、すぐに「Command + Option + P + R」キーを同時に押す
  • Macが再起動するまでキーを押し続ける

14. HDDをSSDに交換する

HDD(ハードディスクドライブ)搭載の古いMacBook Proをお使いなら、内蔵ハードウェアをSSDに換装するのも一つの選択肢です。SSDに交換すれば、Mac全体の動作が速くなり、負荷の高いタスクも同時にこなせるようになります。HDDは機械式のため設計上どうしても遅く、特に古いモデルでは顕著です。

HDDからSSDへの換装は難易度が高く、ある程度費用もかかりますが、新しいMacを買わずに済むことを考えれば価値のある投資です。自分での作業に不安があれば、Appleの正規サービスプロバイダなどの修理店に相談しましょう。

15. サードパーティ製Macクリーニングソフトを使う

ここまで紹介した方法がどれも複雑に感じられる場合や、もっと手軽に素早くMacを高速化したい場合は、CleanMyMac Xのような専用ソフトの活用がおすすめです。この種のソフトはまさにこの目的のために開発されており、さまざまな問題の解決をサポートしてくれます。

MacBook Proを高速化する方法|購入前・購入後それぞれの最適化テクニック

CleanMyMac XはMacのその他の問題にも対応しており、本記事で紹介した多くの対処法をひとつのシンプルな操作にまとめて実行できます。

まとめ

MacBook Proを常に快適な速度で使い続けたいなら、日々の使い方を意識し、動作が遅くなってきたと感じたら本記事のテクニックを試してみてください。

ただし忘れてはいけないのは、最高のパフォーマンスを得る最良の方法は、購入時に適切なスペックを選ぶことだという点です。

あなたのMacBook Proを速くする独自のコツはありますか?ぜひコメントで教えてください。

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