Microsoft Edgeの「重大なエラー」ポップアップを解決する5つの方法
Microsoft Edgeは、動作が重く旧式化したInternet Explorerの後継として登場したブラウザです。Windows 10では標準ブラウザとして採用され、Microsoftは定期的なアップデートを通じて機能改善を続けています。しかし、Google ChromeやMozilla Firefoxと比較すると、ユーザー数はまだ伸び悩んでいるのが現状です。
Edge自体の不具合は多くの場合簡単に解決できますが、ブラウザを起動するたびに「重大なエラー(Critical Error)」というポップアップが表示されるケースがあります。実はこのメッセージ、本物のエラーではなく詐欺行為(スキャム)です。多くの場合、システムにアドウェアと呼ばれる不正な広告ソフトウェアがインストールされていることが原因です。

このポップアップには、「特定の担当者」や「Microsoftのテクニカルサポート部門」に電話で連絡するよう促す内容が表示されます。ユーザーはそのメッセージが本当にMicrosoftから来たものかどうか判断できないため、だまされて連絡してしまい、金銭を騙し取られる被害につながるのです。決して表示された番号に電話しないでください。
Microsoft Edgeに重大なエラーが発生する原因とは?
前述のとおり、このエラーは単なる詐欺であり、主な原因は最近インストールしたアドウェアなどの不正プログラムです。被害報告の多くでは、ユーザーは「コンピュータに問題やマルウェアがあるため、Microsoftテクニカル部門に連絡せよ」というページへリダイレクトされます。これはユーザーを怖がらせ、詐欺師に接触させるための演出にすぎません。ただし、他の種類のマルウェアやコンピュータウイルスが原因である可能性もあります。
- アドウェアアプリケーション:信頼性の低いアドウェアを最近インストールした場合、それが原因でこのエラーが表示されることがあります。こうしたアプリには詐欺的な仕組みが組み込まれていることが少なくありません。特にアドウェア系のアプリは、インストール前に必ず評判を調べる習慣をつけましょう。
- コンピュータウイルスやマルウェア:信頼できない危険なサイトからファイルをダウンロードすると、PCがウイルスに感染し、偽の警告メッセージが表示されることがあります。多くの詐欺は、正規アプリを装った偽アプリに埋め込まれたウイルスやトロイの木馬のダウンロード・インストールから始まります。
これらのウイルスの多くはインターネット経由で拡散し、USBメモリやSDカードなどの記憶媒体に自己複製することで、PCからPCへと感染を広げます。偽の警告を取り除く方法はいくつかありますが、最も重要なのはWindows環境そのものを安全に保つことです。アンチウイルスソフトを導入し、ネット上のあらゆるファイルを安易にダウンロードしないことが基本となります。
それでは、具体的な対処法を見ていきましょう。
対処法1:信頼できるアンチウイルスソフトを導入する
Windowsには常にアンチウイルスソフトを入れておくべきです。インターネット上には無数のウイルスが存在し、世界で最も利用されているデスクトップOSであるWindowsは、攻撃の主要なターゲットになっています。AVASTやAVGなどは無料で使える定番の選択肢です。AVASTやMalwarebytesなどをダウンロードしてシステム全体をスキャンし、検出された脅威やウイルスを除去しましょう。原因がウイルスやマルウェアだった場合は、これでエラーが解消されるはずです。
対処法2:セーフモードで起動し、脅威を手動で削除する
前述の方法はアンチウイルスによる自動駆除ですが、万が一アンチウイルスがトロイの木馬やウイルスを検出しなかった場合は、手動での対応が必要です。そのために、Windowsをセーフモードで再起動しましょう。
セーフモードで起動するには、起動プロセス中にWindowsのロゴ画面が表示されたタイミングでF8キーを押します。より詳しい手順については、セーフモード起動の解説記事を参照してください。
セーフモードで起動したら、タスクマネージャーを開いて「プロセス」タブを確認します。ここで、怪しいプロセスや見覚えのない名前のプロセスを探します。ネットワーク通信を行っているプロセスや、普段見かけない不審な名前のプロセスが候補です。プロセス名をGoogleで検索すれば、それが正規のものか、偽装されたものかを判別できます。
偽物と断定できるプロセスを見つけたら、タスクマネージャーでプロセス名を右クリックし、「ファイルの場所を開く」を選択します。そして、そのファイルをキーボードのShift + Deleteキーで完全に削除してください。
対処法3:アドウェアプログラムをアンインストールする
最近アドウェアをインストールした覚えがあるなら、まずそれを削除してみましょう。信頼できないアドウェアが原因であれば、コントロールパネルの「プログラムと機能」から該当ソフトをアンインストールするだけで問題が解決する可能性が高いです。
対処法4:Microsoft Edgeから悪意のあるアドオンを削除する
最近Edgeに新しいアドオン(拡張機能)を追加した場合は、それをアンインストールしてエラーが再発するか確認してください。一部のアドオンには悪意のあるコードが含まれており、このエラーの原因となることがあります。手順は以下のとおりです。
- Microsoft Edgeを開き、右上隅の「設定など」ボタンをクリックして「拡張機能」を選択します。
- アンインストールしたいアドオンの横にある設定アイコンをクリックします。
- 「アンインストール」をクリックします。

対処法5:Microsoft Edgeの設定をリセットする
もうひとつの有効な手段は、Edgeの設定や保存データ・キャッシュをリセットすることです。リセットによりEdgeは初期状態に戻り、マルウェアによって書き換えられた設定も元に戻ります。
- スタートメニューで「Edge」と検索し、Microsoft Edgeのアイコンを右クリックして「アプリの設定」をクリックします。
- 画面を一番下までスクロールし、「リセット」を選択します。

- Edgeがリセットされます。その後、問題が解消されたかどうかを確認しましょう。
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