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169で始まるIPアドレスエラーの原因と修正方法

インターネットに接続できず、パソコンのIPアドレスが「169」で始まっている場合は、シンプルな原因が考えられます。このエラーは、WindowsパソコンがIPアドレスを要求したにもかかわらず取得できなかったときに発生します。169 IPアドレスエラーを解消するには、パソコンがネットワークから有効なIPアドレスを取得できる状態にする必要があります。

169 IPアドレスエラーの原因

パソコンがネットワーク経由でインターネットにアクセスするには、有効なIPアドレスが必要です。これを自動的に実現するのが「DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)」という仕組みで、ルーターがネットワーク上の各デバイスへ自動的にIPアドレスを割り当てます。

WindowsパソコンがDHCPサーバーと通信できない場合、「APIPA(Automatic Private IP Addressing:自動プライベートIPアドレス指定)」という機能が働き、「169.254」で始まるIPアドレスが自動的に割り当てられます。ただしこの種のIPアドレスはローカルネットワーク内でしか使えず、インターネット接続には利用できません。

つまり、パソコンとDHCPサーバーの間で通信が確立されない限り、169系のIPアドレスが割り当てられている間はインターネットに接続できません。そのため、この問題の解決策は「パソコンとDHCPサーバーが通信できる状態を作ること」です。通信さえ確立できれば、問題はほぼ自動的に解決します。

169 IPアドレスエラーの修正方法

「169」で始まる無効なIPアドレスが割り当てられている場合は、パソコン内のネットワークアダプターがルーターなどのネットワーク機器と正常に通信できる状態を整える必要があります。

エラーの原因によって最適な対応は異なりますが、主な方法としては、ネットワーク機器の再起動、IPアドレスの再取得、ルーター設定の見直しなどが挙げられます。以下に具体的な手順を順番に紹介します。

1. ネットワーク機器を再起動する(電源の入れ直し)

モデムとルーターの電源を切り、コンセントからプラグを抜きます。数十秒待ってからプラグを戻し、両方の電源を入れ直してください。ネットワーク機器が再起動し、パソコンがネットワークへの再接続を試みたタイミングで、有効なIPアドレスを取得できることがあります。

2. Windowsのネットワークトラブルシューティングツールを使う

Windowsには、ネットワークの問題を自動的に診断・修復するトラブルシューティングツールが標準搭載されています。有効なIPアドレスを取得できないケースを含め、多くのネットワーク関連の問題を自動で解決してくれます。「設定」→「ネットワークとインターネット」→「ネットワークのトラブルシューティングツール」から実行できます。

3. コマンドで新しいIPアドレスを要求する

コマンドプロンプトを使ってIPアドレスを再取得する方法です。やや手順が複雑ですが、多くの場合これで有効なIPアドレスを取得できます。管理者権限でコマンドプロンプトを開き、以下のコマンドを順に入力してください。

  • ipconfig /release:現在のIPアドレスを解放する
  • ipconfig /renew:新しいIPアドレスを取得する

4. ルーターのDHCP設定を確認する

ルーターがIPアドレスを割り当てる方式には2種類あります。ひとつはDHCPによる動的割り当て(ルーターが各デバイスに一意のIPアドレスを自動的に付与)、もうひとつは静的IPアドレスの手動設定(ユーザーが各デバイスに固定のIPアドレスを割り当てる)です。

DHCPは、ルーターが動的にIPアドレスを配布するための設定です。この設定がオフになっていて、かつパソコンに静的IPアドレスを設定していない場合、インターネットにアクセスできません。ルーターの管理画面にログインし、DHCPが有効になっているか必ず確認しましょう。

5. ネットワークアダプターを無効化して再有効化する

場合によっては、パソコン側のネットワークアダプターを一度無効化してから再度有効化するか、ドライバーをアンインストールして再インストールすることで問題が解決することがあります。いずれもWindowsの「デバイスマネージャー」から操作できます。

  1. スタートボタンを右クリックし、「デバイスマネージャー」を開きます。
  2. 「ネットワークアダプター」を展開します。
  3. 該当するアダプターを右クリックして「デバイスを無効にする」を選択し、数秒待ってから再度右クリックして「デバイスを有効にする」を選択します。
  4. 改善しない場合は「ドライバーのアンインストール」を実行し、パソコンを再起動します。再起動時にドライバーが自動的に再インストールされます。
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