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Ubuntu 23.04「Lunar Lobster」の注目新機能トップ6――アップグレードする価値はある?

2023年になってまだ3ヶ月あまり。早くもUbuntuは半期ごとの短期リリース「Ubuntu 23.04 “Lunar Lobster”」を公開しました。サポート期間は約9ヶ月(2024年1月まで)と短めですが、搭載される新機能の数々に大きな注目が集まっています。

正式リリースを待ちきれない方は、ベータ版を試して最新機能をいち早く体験するのも一つの手です。本記事では、2023年4月リリース予定のUbuntu 23.04の見どころを、6つのポイントに分けて詳しく解説します。

1. Flutterベースの新型インストーラー

最大の目玉は、Flutterで全面刷新されたインストーラーです。長らく使われてきた従来のグラフィカルインストーラー「Ubiquity」に代わり、整理された画面構成とわかりやすいセットアップ手順を備えた、美しくモダンな新世代インストーラーが登場しました。

インストールの基本的な流れ自体は従来版とほぼ同じなので、初めてUbuntuをインストールする方でも迷うことなく進められる仕上がりです。

2. デスクトップ環境は最新のGNOME 44

OSが新しくなるなら、デスクトップ環境も新しくしたいところ。Lunar Lobsterには最新のGNOME 44が搭載され、操作性と快適性がさらに向上しています。他のLinuxデスクトップと共通する部分も多いものの、Ubuntuならではの独自の魅力が随所に盛り込まれています。

注目できるポイントは以下のとおりです。

  • Ubuntuらしさを表現した、洗練された配色の融合
  • デフォルトの壁紙に合わせて透過する、画面下部のメニューバー
  • クイック設定メニューからワンタップで使えるスクリーンショットボタン

なお、開発凍結前の段階のため一部機能は確定していませんが、最終リリースでもレイアウトやパフォーマンスが大きく変わることはないでしょう。

3. 新しい壁紙と明快なアイコン

例年どおり、Ubuntu 23.04でも美しい壁紙・アイコン・テーマの数々が用意されています。デフォルト以外の壁紙を使いたい場合は、受賞歴のあるコレクションから自由に選択できます。

特に「Ubuntu 23.04 Lunar Lobster壁紙コンテスト」の入賞作品は標準の壁紙リストにも収録されているので、ぜひチェックしてみてください。

4. リニューアルされた標準アプリと新カーネル

最新リリースでは標準アプリも一新されました。主な内訳は、LibreOffice 7.5、Firefox 111、GNOME Text Editor、Transmission 3.0、Shotwell 0.30などです。

LibreOfficeアプリには新しいアイコンが採用され、バージョン7.5ではWriterのブックマーク機能強化やCalcの新しい数値形式追加など、さまざまな改善が施されています。

さらに、Lunar Lobsterはカーネル6.2を採用し、GPU・CPU・各種ポートへの対応改善やRust関連の更新が行われました。システム言語としてはPython 3.11が初期状態で利用可能です。その他のツールチェーン更新は以下のとおりです。

  • GCC 13
  • golang 1.20
  • Ruby 3.1
  • LLVM 16
  • glibc 2.37

5. 小型ISOイメージの提供開始

従来のISO構成とは異なり、Ubuntu 23.04では約140MBの最小構成イメージ「ubuntu-mini-iso」の提供が計画されています。このイメージを使えば、必要なパッケージだけをインターネット経由で追加ダウンロードし、自分好みにディストロをカスタマイズできます。

これはこれまでになかった試みで、開発者によると今後はXubuntuなど他の公式フレーバーにも順次展開される予定です。

6. Snapデスクトップクライアント vs. Flatpak/Flathub

Lunar LobsterではFlatpakがプリインストールされなくなります。代わりにSnapデスクトップクライアントが推奨されており、初期状態からSnapストア経由で豊富なアプリケーションを利用できます。

Telegram、Steam、Spotify、Slackといった有名アプリもSnapで提供されているため、面倒な設定なしですぐに使い始められます。UbuntuフレーバーではFlatpakの公式サポートが打ち切られるものの、手動でのインストールは引き続き可能なので安心してください。

2023年のLunar Lobster 23.04を活用しよう

Ubuntu全体が大きく生まれ変わろうとしていますが、お馴染みのLinuxターミナルは変わらずそのままです。Canonicalはターミナルの使い方を変更しない方針で、コマンドラインに慣れたユーザーなら、いつものコマンドやショートカットでそのまま作業を続けられます。

どんな変化が訪れても、ターミナルはこれからもUbuntuの中心であり続けるでしょう。

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