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PCにUbuntuを安全にインストールするための5つの重要ステップ

Ubuntuは、初心者から経験豊富なLinuxユーザーまで幅広い層に対応できる、強力で柔軟なLinuxディストリビューションです。デスクトップ用途からサーバー構築まで、さまざまなシーンで活躍します。

Ubuntuをインストールする際は、最初からセキュリティを意識した設定を行うことが重要です。それが、堅牢で回復力の高いシステムを構築する土台となります。ここでは、PCにUbuntuをインストールするときに実践したい5つのベストプラクティスを紹介します。

1. ISOイメージの整合性を確認する

すでに手元にあるUbuntuのISOイメージを使う場合でも、新たにダウンロードする場合でも、まずそのイメージが破損していないか、改ざんされていないかを必ず確認しましょう。

特に本番環境や企業インフラ、高いセキュリティレベルが求められる環境では、この工程を省略してはいけません。

多くのLinuxディストリビューションと同様に、UbuntuもISOイメージの安全性を検証するためのツールを公式に提供しています。ハッシュ値の照合などで問題がないことを確認できれば、安心してインストール作業に進められます。

2. 「最小インストール」を選択する

実はUbuntuには、デフォルトでいくつかのゲームやメディアソフトなど、ほとんど使わないコンポーネントが同梱されています。「Ubuntuにゲームが入っているの?」と驚く人も多いかもしれません。これらの不要なソフトウェアは、貴重なディスク容量やPCのリソースを無駄に消費します。

こうした余計なソフトウェア(bloatware)を避けるには、インストーラーで「最小インストール(Minimal installation)」を選択しましょう。必要なソフトウェアだけを入れた、すっきりとしたシステムを構築できます。

後から何かが必要になったときは、APTコマンドを使って必要なパッケージだけを追加すればOK。現在ではPCが常時インターネットに接続されているのが一般的なので、特に不便はありません。

3. インストール中にパッケージのアップデートを適用する

インストール中にインターネットへ接続している場合は、「アップデートと他のソフトウェア(Updates and other software)」画面で「Ubuntuのインストール中にアップデートをダウンロードする(Download updates while installing Ubuntu)」にチェックを入れましょう。

最新の状態に保たれたソフトウェアには、バグ修正やセキュリティパッチ、各種改善が含まれており、堅牢で安定したシステムの実現につながります。

さらに、OSの利用期間全体を通じて定期的にアップデートを適用する習慣をつけましょう。長期サポート(LTS)版のUbuntuはサポート期間が長く安定性にも優れているため、特におすすめです。

4. ハードディスクを暗号化する

PCには機密情報や個人情報が保存されているものです。万が一PCを紛失したり盗難に遭ったりすると、第三者がディスクをマウントしてデータを自由に閲覧できてしまいます。

こうしたリスクを回避するために、ハードディスクの暗号化を検討してください。インストール時に設定しておけば、後から暗号化するよりもはるかに簡単です。

具体的には、「インストールの種類(Installation type)」画面で「詳細機能(Advanced features)」をクリックし、「新しいUbuntuのインストールをセキュリティのために暗号化する(Encrypt the new Ubuntu installation for security)」を選択します。

さらに同じ画面で、LVMを使用するオプションにもチェックを入れるのがおすすめです。LVM(Logical Volume Manager)は比較的新しいディスクパーティショニング方式で、従来の方式と比べて堅牢性・柔軟性に優れ、多くのメリットがあります。

LVMとディスク暗号化を選択したら、「インストール(Install)」ボタンをクリックして次へ進みましょう。

5. リカバリーファイルを作成する

ディスク暗号化には必ず強力なパスワードを設定しましょう。脆弱なパスワードでは、暗号化の意味が大きく損なわれてしまいます。

強力なパスワードの設定に加えて、リカバリーファイルの作成も強く推奨されます。暗号化パスワードを忘れてしまった場合でも、リカバリーファイルがあればシステムへのアクセスを取り戻せるからです。

リカバリーファイルは、他人の目に触れない安全な場所、たとえばパスワード管理ツールやデジタル保管庫などに保存しておきましょう。

一般ユーザー(非rootユーザー)の作成も忘れずに

インストールの最終段階では、root以外の一般ユーザーを作成します。日常的な操作にrootユーザーを使うべきではないため、これは非常に重要なポイントです。

rootユーザーはシステム全体に対する完全な権限を持つため、ひとつの誤操作が致命的なダメージにつながる恐れがあります。管理者権限が必要なときは、sudoなどのコマンドを使うようにしましょう。

もちろん、一般ユーザーのパスワードも強力なものに設定してください。sudoグループに属するユーザーは管理者権限を取得できるため、認証情報が漏れるとシステム全体に深刻な影響が及ぶ可能性があります。

まとめ:Ubuntuインストール時にベストプラクティスを実践しよう

以上が、PCにUbuntuをインストールする際に押さえておきたい重要なポイントです。Ubuntu自体は安全性の高いシステムですが、セキュリティを維持するためにはユーザー側の主体的な取り組みも欠かせません。

インストール後の追加対策としては、ユーザーアカウントの保護、SSHログインの制御、ネットワークアクセスの管理などを検討するとよいでしょう。

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