Windows 8に不満があるなら?WindowsとUbuntuをデュアルブートする完全ガイド
Windows 8がどうも自分に合わないと感じていて、ダウングレードする手段もない場合、Linuxとのデュアルブート環境を作り、もうひとつのOSを選択肢として持っておくのは良いアイデアです。多くの人にとって、Ubuntuは人気の高さ、豊富なソフトウェアラインナップ、幅広いハードウェア対応、そして使いやすさの面から見て最適な選択肢と言えます。ただし、デュアルブートを実現するには、Linuxを快適に使い始めるまでにいくつか準備しておくべきことがあります。
はじめに注意点をいくつか挙げておきます。この記事は、すでにWindows 8がインストールされているパソコンに、後からUbuntuを導入する手順を解説するものです。Ubuntuを先に入れた後にWindowsをインストールする場合は、まったく異なる手順が必要になるため、ここでは扱いません。また、この手順は他のUbuntu系ディストリビューションにもそのまま応用できます。
Ubuntuベース以外のディストリビューションでも、手順を少し調整すれば同じ方法でインストール可能です。その場合は、各プロジェクトの公式ドキュメントで正式なガイダンスを確認するのがおすすめですが、おおむね似たような流れになります。
Ubuntuのダウンロードとメディア作成
まだの方は、まず最新版のUbuntu(執筆時点では13.04)をダウンロードしましょう。その際、32ビット版ではなく必ず64ビット版を選んでください。64ビット版にはEFIサポートが含まれているため、必要な場面で対応できます。ダウンロードが完了したら、ISOファイルをDVDまたはUSBフラッシュドライブに書き込みます。
Ubuntuのインストール方法は2つあります。すべて自動で処理してくれるシンプルな方法と、より細かい制御が可能な手動の方法です。
簡単な方法:自動インストーラーを使う
作成したUbuntuメディアからパソコンを起動しましょう。インストーラーは非常に洗練されているので、自分で行う作業はごくわずかです。メディアの読み込みが完了すると、「試用」するか「インストール」するかを尋ねられます。左側で言語を選び、「インストール」をクリックしてください。
次に「Ubuntuを既存のOSと共存させてインストール」を選択できます。これを選ぶと、ディスク領域の確保からインストールまで、必要な変更がすべて自動的に適切に行われます。レガシーBIOSモードでも新しいEFIモードでも問題なく対応します。
インストーラーがディスクに変更を加える前に、2つのOSでハードドライブをどのように分割するか尋ねられますので、好みに応じて配分を決めてインストールを進めましょう。
手動で行う方法
まず最初に、Ubuntuインストール用のディスク領域を確保する必要があります。Windowsパーティション内に空き容量が表示されていても、実際にはパーティション自体を縮小して、Ubuntu用パーティションを作成するスペースを確保しなければなりません。
方法は2つあります。1つはWindowsのディスク管理ツールを使う方法(スタートメニューの「コンピューター」を右クリックして「管理」を選択し、左側のペインから探せます)。もう1つは、UbuntuのLive環境にあるGPartedなどのパーティションツールを使う方法です。
ハードドライブには通常、2〜3個のパーティションがすでに存在し、これらはすべてWindowsに関連しています。このうち最大のパーティションを、Ubuntuに割り当てたい分だけ縮小してください。残りの小さいパーティションはWindowsの起動プロセスに関わるものなので、絶対に変更してはいけません。パーティションを縮小した後、ここでLinux用パーティションを作成する必要はありません。必要なパーティションはUbuntuのインストーラー内で作成できます。
Ubuntuメディアからパソコンを起動し、OSのインストールを選択します。このとき、メディアの読み込み中に「下部中央に小さなキーボードアイコンが表示された紫色の画面」だったか、「白黒の選択メニュー」だったかに注目してください。これは後で重要になります。ディスク領域の割り当てを尋ねられたら、「それ以外」を選択します。パーティションエディター画面が開き、ここでパーティションを作成できます。作成するパーティションは、システム構成や好みによって1〜2個です。
BIOSブートの場合
メディア読み込み時に紫色の画面が表示された場合、システムはレガシーBIOSでメディアを起動しています。確保した領域内にLinuxパーティション(推奨はext4)を作成し、マウントポイントをルート(/)に設定します。スワップパーティション(RAM上のデータを休止状態のために退避させたり、メモリ不足時のオーバーフロー先として使う領域)が必要な場合は、十分な空き容量を残して作成しましょう。目安として、スワップパーティションは搭載RAMの2倍のサイズが良いとされています。
また、パーティション数が4つを超える場合は、まずハードドライブの未割り当て領域全体をカバーする拡張パーティションを作成し、その中にLinuxパーティションとスワップパーティションを作成する必要がある点にも注意してください。ここまで完了したら、残りのインストールを進めます。UbuntuはGRUBをMBRにインストールするため、起動のたびにUbuntuとWindowsを選択できるようになります。
EFIブートの場合
白黒の選択画面が表示された場合、システムはEFIでメディアを起動しています。ディスク領域の割り当てを尋ねられたら、同様に「それ以外」を選択します。EFIパーティションはハードドライブの先頭にある必要があるため、WindowsのEFIパーティションを再利用するのが一般的です。Ubuntuと共用しても、Windowsの起動に必要な内容が失われることはありません。EFIパーティションはFAT32形式でフォーマットされ、通常は100MB程度です。
他のパーティションを移動してスペースを確保する手間を惜しまなければ、200MBに増やすことも可能です。EFIパーティションを選択し、マウントポイントが /boot/efi になっていない場合は設定してください。
続けてLinuxパーティション(必要ならスワップパーティションも)を作成し、インストールを完了させます。EFI版のGRUBがインストールされ、起動のたびにWindowsとUbuntuを選択できるようになります。
トラブルシューティングとまとめ
以上の手順で、Windows 8とUbuntuのデュアルブート環境が構築できるはずです。問題が発生する可能性は非常に低いですが、質問があればぜひコメント欄でお知らせください。唯一気をつけたいのは、Ubuntuインストールメディアの起動時に「Secure Boot」や「署名」に関するエラーが表示された場合です。その際は、システムのBIOS設定画面に入り、Secure Bootオプションを無効にする必要があります。その他のトラブルシューティングについては、Windows 8 PCへのLinuxインストールに関する解説記事も参考にしてください。
Ubuntuが初めてという方は、初心者向けのUbuntuガイドもぜひチェックしてみてください。
あなたはWindowsとUbuntuのデュアルブートを利用していますか?EFI派とBIOS派、どちらですか?コメント欄でお聞かせください!
画像クレジット:Ubuntu Wiki
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