VirtualBoxを使ってWindowsにLinux(Ubuntu)をインストールする方法
友人がLinuxの話をよくしているのを聞いたり、WindowsとLinuxのどちらが自分に合っているのか気になったりすることはありませんか?試してみたい気持ちがあっても、本当に気に入るかどうか分からず、なかなか一歩を踏み出せない人も多いはず。実は、まずお試しで使ってみる方法があるのです。
VirtualBoxを使えば、Windows 10の中にLinuxベースのOSをインストールできます。WindowsとLinuxをデュアルブートする方法もありますが、数日試してみてやめたくなった場合のことを考えると、VirtualBoxの方がずっと手軽で、後片付けも簡単です。
VirtualBoxでWindowsにLinuxをインストールする手順
この方法ならどのLinuxディストリビューションでもインストールできますが、ここでは最も人気のあるUbuntuを例に解説します。
1. UbuntuのISOイメージをダウンロードする
まずはUbuntuのISOイメージをダウンロードしましょう。空のディスクやUSBメモリを用意する必要はありません。VirtualBoxでインストールする場合は、ISOファイルさえあればOKです。
バージョンはLTS(Long Term Support:長期サポート)版を選ぶのがおすすめです。記事執筆時点のLTS版は「Ubuntu 20.04.2 LTS」でしたが、それ以降のLTS版(22.04や24.04など)でも基本的な手順は同じです。
2. VirtualBoxをダウンロードする
次に、PCにVirtualBoxをダウンロードしてインストールします。Windows用パッケージのほか、LinuxやmacOS用のパッケージも用意されています。ただし、OSによってインストール手順が多少異なる点には注意してください。
インストーラーを実行し、画面の指示に従って進めます。インストールが完了したら、UbuntuのISOのダウンロードが終わっているか確認しましょう。完了していれば、VirtualBoxをUbuntu用に設定する作業に進めます。
3. VirtualBoxをUbuntu用に設定する
VirtualBoxを起動するとウェルカム画面が表示されます。「新規」をクリックして設定を始めましょう。
ダイアログボックスが表示されたら、以下の手順に従います。
- 仮想マシンに名前を付けます(例:Ubuntu v20.04.2 LTS)。
- タイプのドロップダウンメニューから「Linux」を選択します。
- バージョンで「Ubuntu (64-bit)」または「Ubuntu (32-bit)」を選びます。
- 仮想マシンに割り当てるメモリサイズを指定します。目安はPCのRAMの4分の1程度です。たとえば合計16GBのRAMを搭載しているなら、4GBを割り当てるとよいでしょう。
- 「次へ」をクリックします。
続いて、仮想マシンにハードディスクの容量を割り当てます。この領域は仮想OS(この場合はUbuntu)専用になります。選択肢は2つあります。使用量に応じて容量が増えていく「可変サイズ」と、動作が速い「固定サイズ」です。
- 次の画面で仮想マシン用の新しいハードディスクを作成します。「仮想ハードディスクを作成する」を選択して「作成」をクリックします。
- 仮想ハードディスクのファイルタイプを選択します。「VDI (VirtualBox Disk Image)」を選んで「次へ」をクリックします。
- 「可変サイズ」を選択して「次へ」をクリックします。
- 次の画面にVDIの保存先とサイズが表示されるので、そのままの設定で「作成」を選択します。
これで設定の前半が完了です。仮想マシンの準備が整ったので、次にUbuntuのISOを仮想マシンに追加しましょう。なお、UbuntuのCD/DVDをお持ちなら、ドライブに挿入して仮想マシンで使うことも可能です。
作業を進める前に、BIOS設定でハードウェア仮想化が有効になっていることを確認してください。無効になっていると、以降の手順が正常に動作しません。
VirtualBoxの左側のサイドバーにUbuntuが表示されるので、それを選択して「設定」をクリックします。
設定ダイアログの左側のサイドバーから「ストレージ」を探します。「属性」セクションの小さなディスクアイコンをクリックし、「ディスクファイルを選択」を選んでISOファイルの場所を指定し、「OK」をクリックします。
これで仮想マシンにUbuntuをインストールする準備が整いました。
4. Ubuntuのインストールを開始する
VirtualBoxのホーム画面で「起動」ボタンをクリックします。ポップアップするダイアログで起動ディスクとしてUbuntuのISOを選択し、「起動」を押しましょう。
マシンが起動プロセスを開始します。これには数分かかる場合があります。
ここで2つの選択肢があります。インストールを進める前に「Ubuntuを試す」を選ぶか、自信があればそのまま「Install Ubuntu(Ubuntuをインストール)」を選ぶかです。
「Ubuntuを試す」を選べば、すぐにUbuntuを使い始められます。もちろん、そのままインストールに進むこともできます。
インストールの前に知っておいてほしいのは、仮想マシン上のUbuntuは通常のOSのように操作できますが、データを永続的に保存することはできないという点です。再起動するたびに毎回真っ新な状態から始まり、前のセッションのデータは残りません。
インストールを進める場合は、「Install Ubuntu」を選択してインストールを開始します。
- 好みのキーボードレイアウトを選択します。
- インストールウィザードの指示に従って進めます。「ディスクを削除してUbuntuをインストール」と表示されることがありますが、これは正常な動作なので、そのまま「インストール」を選んで進みましょう。
- 次に地域の選択を求められるので、地域を選んで「続ける」をクリックします。
- 氏名、コンピューター名、ユーザー名、パスワードなどの情報を入力します。
- 必要な情報の入力が終わると、インストールウィザードが自動的にインストールを続行します。これにも数分かかることがあります。
インストールが完了すると、仮想マシンは自動的に再起動します。仮想マシンをもう一度起動すれば、Ubuntuが立ち上がるはずです。
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