Googleドキュメント vs Microsoft Word徹底比較!どちらがあなたに合っている?
一つの検索エンジンで世界中の情報と知識を支配する巨大テック企業・Googleは、今やインターネット上のあらゆる分野へ進出しています。マーケティング、メールサービス、サポート体制にとどまらず、ソーシャルメディア、ブログ、クラウドストレージまでサービスを拡大してきました。世界最大級の動画共有プラットフォームを保有し、数え切れないほどのアプリケーション群を抱えるGoogleが展開するワープロソフトが「Googleドキュメント」です。同サービスは爆発的な人気を獲得し、多くのユーザーからMicrosoftのWordよりも支持されています。
では、GoogleドキュメントにはWordから乗り換えたくなるほどの魅力があるのでしょうか?そして本当に使い続ける価値はあるのか?本記事では、最も人気のある2つのワープロソフトを8つの観点から徹底比較し、どちらがあなたに適しているかを見ていきます。
1. 無料 vs 有料:ビジネスモデルの違い
Microsoft Officeは、プレゼンテーション、ノート、文書作成、グラフ作成など、複数のタスクをこなすために設計された大規模なアプリケーションパッケージです。Microsoftの初期からの主力製品であるため、無料で使うことはできません。しかも、Wordだけを単体で購入することはできず、「Office 365」というスイート全体とのセット販売となっています。

これらすべてを利用するには、以下の料金が必要です。
- Office 365 Home:99.99ドル/年
- Office 365 Personal:69.99ドル/年
- Office Student:149.99ドル(Word・Excel・PowerPointのみの買い切り版)
一方、Googleドキュメントの利用料はいくらか?答えは「0円」です。完全無料で、公式サイト(docs.google.com)にアクセスするだけで、文書の作成・編集・再編集を自由に行えます。
Wordだけを使いたいのにOffice全体にお金を払う必要がある一方で、無料の代替手段が手に入るなら、選択は明白です。インターネット接続の不調や信号障害がドキュメントの機能を制限することはありますが、「無料」という魅力は無視できません。
2. シンプルさが際立つGoogleドキュメントのツールバー
Googleドキュメントのツールバーは非常にシンプルで、文書作成に最も頻繁に使われる主要ツールだけが配置されています。
ツールバーの前半には、Wordにもある基本オプションが揃っています。フォントの種類、サイズ、スタイルの変更はもちろん、太字や斜体などの文字装飾機能も備えています。
さらに、テキストの配置、行間、箇条書き、インデント用のツールが続き、画像・コメント・リンクの挿入オプション(青色で表示)もあります。

一方、MS Wordはより多機能なツールバーを提供しています。ご覧ください。

文字装飾ツールに加え、下付き文字、上付き文字、並べ替え、蛍光ペン(ハイライト)、罫線などのオプションがあります。これらがワンクリックでアクセスできるため、Wordの方が操作しやすい場面もあるでしょう。
結論として、最低限の必須ツールだけでシンプルに作業したいならGoogleドキュメントが向いています。しかし、ハイライトや罫線などでコンテンツを華やかに装飾したいなら、Wordが優位です。自分の用途に合わせて選びましょう。
3. オンライン/オフラインのジレンマ
MS Wordは完全にオフライン動作を前提に設計されており、コンピュータのメモリにインストールされるため、サーバーの問題なく常時アクセスできます。対照的に、Googleドキュメントは主にオンライン型のアプリケーションであり、最低限のインターネット接続環境があるユーザーに最適です。
ただし、Googleドキュメントにもオフラインでファイルを編集・閲覧する機能があります。簡単な設定を行えば、Googleドキュメントのアカウントを作業中のPCと同期できます。ただし、この設定は個人用のパソコンでのみ行うことをおすすめします。
つまり、無料のワープロソフトでありながら、わずか数ステップでオフライン同期でき、インターネット接続なしでも作業可能。さらに大幅なコスト削減にもなります。この項目ではGoogleドキュメントの勝ちです。
4. OS互換性
Windows、macOS、Linux、Ubuntuなど、フリーまたはオープンソースのOSであれば、Googleドキュメントにストレスなくアクセスできます。オンラインで利用できるため、任意のブラウザを開けばすぐに文書作成を始められます。
MS Wordにはこうはいきません。冒頭の料金の項目を思い出してください。別のOSで動作させるには、その都度購入が必要です。嬉しくないお買い物ですね。そこでMicrosoftが打ち出した対策が、Googleの戦略に倣ったオンライン化でした。そう、「Word Online」の登場です。ただし、ツールや編集オプションは比較的限定的です。Word Onlineを見てみましょう。


ほとんどGoogleドキュメントと同じ見た目ですね?
というわけで、この項目でもGoogleドキュメントがWordを抑えました。
5. 自動保存機能で作業を守る
想像力の世界に没頭して、頭の中のアイデアを次々と画面に書き出している最中。あるいは重要な仕事に集中しすぎて他のことが頭に入らない状態。そんなとき、小さな「保存」ボタンを押し忘れていたら?システムクラッシュやアプリケーションの強制終了、アップデートによる自動再起動で、せっかくの努力がすべて水の泡になるリスクがあります。
こんな場面でGoogleドキュメントが救いの手を差し伸べます。ドキュメントはGoogleアカウントに紐づき、さらにGoogleドライブと連携しているため、内容の編集・追加・削除を行うと瞬時にクラウドへ同期されます。赤丸で囲んだ部分をご確認ください。

Googleドキュメントを使えば、もうひとつ大きなメリットを手に入れられるのです。
6. 対応ファイル形式
ファイル形式の互換性に関しては、GoogleドキュメントとWordは互角です。両方ともPDF、ODT、RTF、HTML、DOCXなど、複数の形式でファイルをダウンロードできます。
Googleドキュメントのダウンロードメニューはこちら:

一方、Wordも豊富な選択肢を提供しています。

この項目は引き分けです。両プラットフォームとも多彩なダウンロード形式に対応しており、ユーザーのニーズを十分に満たしています。
7. ファイル共有と共同編集
Googleドキュメントには3種類の共有権限があります。「編集」「提案」「閲覧のみ」です。共有オプションは画面右上にあり、次のような表示になっています。

「編集」権限を与えると、相手ユーザーはドキュメント内のあらゆる部分を自由に編集できます。相手が何かを削除すれば、それは恒久的な変更となります。「閲覧のみ」権限では、第2のユーザーはコンテンツを見ることしかできません。
本当の勝負どころは「提案モード」です。第2のユーザーがコンテンツを編集したい場合、Googleドキュメントはそれを消去するのではなく、取り消し線で表示します。これにより、提案内容をより包括的に把握できるのです。こんな感じです。

一方、Wordでの共有はやや複雑です。共有するにはMicrosoftアカウントへのサインインが必要です。招待後、「提案」のようなオプションはなく、選択肢は「編集」のみ。つまり、ユーザーはドキュメントに恒久的な変更を加えることしかできません。
またしても、GoogleドキュメントにあってWordにない追加機能です。
8. 拡張機能
Googleドキュメントは、DocuSignをはじめとする多彩な拡張機能でドキュメント作成をサポートします。DocuSignを使えば、Googleドキュメントで作成した書類に電子署名を送信・依頼でき、ビジネス用途や文書認証への対応力が高まります。
この機能はWordにはありません。しかし、Grammarly拡張機能についてはWordが優勢です。WordではGrammarlyを独立したアプリとしてダウンロードして利用できますが、Googleドキュメント向けのGrammarlyは現時点でベータ版のサポートにとどまっています。
文章の正確さにこだわる方にとっては、Wordの方が有利と言えるでしょう。
以上の分析から、Googleドキュメントが多くの項目でWordに対して優位に立っていることは明らかです。あらゆるOSの全ユーザーに無料でアクセスを提供するGoogleドキュメントは、ワープロソフトおよびオフィスアプリケーション界の王者として君臨し続けるMicrosoft Wordの座を脅かしつつあります。
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