Surface Pro 7が勝手にスリープ・電源オフになる原因と4つの対処法
MicrosoftのSurface Pro 7は、従来モデルを洗練させたタッチスクリーン搭載ノートPCですが、新型でも以前から指摘されてきたスリープ(休止状態)関連の不具合が発生しています。「使用中に突然画面が消える」「勝手にシャットダウンする」といった報告が、フォーラムに後を絶ちません。幸い、この問題への対策はすでに確立されており、ユーザー自身で試せる方法がいくつかあります。本記事では、具体的な対処法を4つ紹介します。
Surface Pro 7が勝手にスリープ・シャットダウンする原因と対策
一見すると、この問題はハードウェアの故障ではなく、ファームウェアやドライバーに起因するものと考えられます。そのため、本体の交換や修理が必要になるケースはまずありません。新品のSurface Proであっても、予期せずスリープやシャットダウンが繰り返される場合は、以下の4つの方法を順に試してみてください。
- ディスプレイドライバーを最新版へ更新する
- ドライバーを「Microsoft基本ディスプレイアダプター」に変更する
- Intel グラフィックス コマンド センターで「パネル自己更新(Panel Self Refresh)」を無効化する
- モダンスタンバイ(Modern Standby)を無効化し、新しい電源プランを作成する
根本的な原因はハードウェアではなく、ドライバーやファームウェア側にある可能性が高いです。まずはIntel製ディスプレイドライバーを最新版に更新することをおすすめします。
1. ディスプレイドライバーを最新版に更新する
Intelの公式サイトから最新のディスプレイドライバー(ZIP形式)をダウンロードし、任意のローカルフォルダーに展開します。
次に、コントロールパネルまたは「ファイル名を指定して実行」ダイアログから「デバイスマネージャー」を開きます。
「ディスプレイアダプター」カテゴリを展開し、「Intel(R) Iris(R) Plus Graphics」を右クリックして「ドライバーの更新」を選択します。
続いて、「コンピューターを参照してドライバーソフトウェアを検索」→「コンピューター上の利用可能なドライバーの一覧から選択します」の順に進みます。
「ディスク使用」ボタンをクリックし、展開したファイルが保存されているフォルダーを指定します。
「Graphics」サブフォルダー内の「iigd_dch.inf」ファイルを選択して「OK」をクリックします。
「次へ」を押すと最新のIris Plusドライバーがインストールされます。この際、Intel グラフィックス コマンド センターも同時にインストールされます。
2. モダンスタンバイを無効化し、電源プランを変更する
この方法ではレジストリエディターを編集します。誤った操作を行うとシステムに深刻な影響を及ぼす可能性があるため、作業前に必ずシステムの復元ポイントを作成しておきましょう。
「Win + R」キーを同時に押して「ファイル名を指定して実行」ダイアログを開きます。
表示されたボックスに「regedit.exe」と入力してEnterキーを押します。
開いたレジストリエディターで、以下のパスへ移動します。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Power
「CsEnabled」の値を「1」から「0」に変更します。「OK」をクリックしてSurface Proを再起動してください。
その後、電源プランを「高パフォーマンス」に変更し、問題が改善するかどうかを確認します。
3. ドライバーを「Microsoft基本ディスプレイアダプター」に変更する
デバイスマネージャーを閉じていた場合は、再度開きます。
「ディスプレイアダプター」カテゴリを見つけて展開します。
「Intel(R) Iris(R) Plus Graphics」を右クリックし、「ドライバーの更新」を選択します。
「コンピューターを参照してドライバーソフトウェアを検索」→「コンピューター上の利用可能なドライバーの一覧から選択します」の順に選びます。
最後に「Microsoft基本ディスプレイアダプター」を選択して「次へ」をクリックすれば、ドライバーがインストールされます。
4. Intel グラフィックス コマンド センターで「パネル自己更新」を無効化する
なお、Windows DCH(Declarative Componentized Hardware)対応グラフィックスドライバーのインストーラーには、Intel グラフィックス コマンド センターが含まれなくなっています。DCHドライバーを使用したい場合は、Microsoft Storeからアプリを入手してください。自動的にインストールされない場合は、手動でインストールすることも可能です。
アプリを起動したら、「システム」→「電源」セクションにある「パネル自己更新(Panel Self Refresh)」の項目を探し、オフに切り替えます。この機能は省電力化のためにパネルの更新を制御するものですが、一部の環境ではスリープ不具合の原因となることが知られています。
以上が、Surface Pro 7の勝手なスリープ・シャットダウンを防ぐための、最も簡単かつ迅速な方法です。ただし、いくつかの方法にはデメリットもあります。たとえば、カラープロファイルの切り替えができなくなったり、GPU本来の性能を引き出せなくなる場合があります。また、レジストリ編集のような手法は、Microsoftの公式な推奨事項に反する点にも注意が必要です。
上記以外の有効な対処法をご存じの方は、ぜひコメント欄で共有してください。
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