Windows 10が初回起動時にOOBEではなくウェルカム画面から始まる原因と対処法
新しいWindows 10デバイスを初めて起動したとき、Out of Box Experience(OOBE)ではなく、「その他のユーザー」と表示されたウェルカム画面から起動してしまい、デバイスにログオンできない、あるいはWindows自体が使用できない——そんな異常な現象に遭遇することがあります。この記事では、この問題の原因を詳しく解説し、すぐに試せる回避策をご紹介します。

Windows 10がOOBEの代わりにウェルカム画面で起動する理由
この問題が発生する根本的な原因は、Windowsの重要なシステムプロセスであるdwm.exe(Desktop Window Manager)の起動に失敗していることです。
Microsoftによると、特定の状況下ではビデオドライバーがTDR(Timeout Detect Recovery:タイムアウト検出と回復)を送信し、その設計上、WinlogonがDWMの停止と再起動を実行します。このTDRがブートシーケンスのごく早期段階で発生すると、具体的にはWinlogonのステートマシンが完全に初期化される前、またはWinlogonが初めてDWMを起動する前に、dwm.exeが繰り返し終了させられるループ状態に陥ることがあります。一度このループに入るとセッションが強制終了され、その結果「その他のユーザー」としてログインする状態になってしまうのです。
回避策:再起動で問題を解消する
この問題に直面した場合は、以下の手順を試してみてください。
- Shiftキーを押し続けます。
- ウェルカム画面の右下にある電源ボタンをクリックします。
- メニューから「再起動」を選択します。
この方法でも解決しない場合は、電源ボタンを30秒間押し続けてコンピューターを完全に再起動してください。ハードウェアレベルでのシャットダウンにより、異常なセッション状態がリセットされます。
補足:OOBEとは?
OOBE(Out of Box Experience)とは、新しいWindows 10デバイスを初めて起動した際に表示される初期設定ウィザードのことです。地域と言語の選択、Wi-Fiネットワークへの接続、Microsoftアカウントでのサインインなどを順番に行う画面で、通常はここからセットアップが始まります。このOOBEが表示されずウェルカム画面に直接飛んでしまう場合は、上記の再起動手順で正常な起動プロセスに戻せる可能性があります。
本記事の情報が、皆さんの問題解決の一助となれば幸いです。
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