OneDriveで「Windowsに接続できません」と表示される場合の原因と対処法
OneDriveのオンデマンド ファイル(Files On-Demand)機能を利用していると、ファイルを開く際に「OneDriveはWindowsに接続できません」というエラーが表示されることがあります。
オンデマンド ファイル機能とは、OneDrive上のファイルをPCにダウンロードせずにアクセスできる便利な仕組みです。これにより、ストレージ容量が少ない環境でもディスク領域を節約しながらクラウド内のファイルを扱えます。しかし、急いでいるときにこのエラーが発生すると、作業が止まってしまい大きなストレスになるでしょう。
エラーが発生する主な原因
この問題が起こる原因は、主に次の2つです。
- OneDriveがユーザーの要求に応じてファイルを表示するには、バックグラウンドでWindows Cloud Filter Driver(cldflt.sys)が常時動作している必要があります。このドライバーが正常に稼働していない場合、エラーが発生します。
- Cloud Filter Driverが動作していても、同期フォルダーが配置されているドライブにアタッチされていない場合も同様の問題が起きます。既定ではCドライブですが、環境によって異なる場合があります。
それでは、具体的な解決手順を見ていきましょう。
OneDriveがWindowsに接続できない場合の対処法
このエラーを修正するには、以下の2つの手順を順番に試してください。
- Windows Cloud Filter Driverが動作しているか確認する
- Windows Cloud Filter Driverがドライブにアタッチされているか確認する
1. Windows Cloud Filter Driverの動作状態を確認する
まず、コマンドプロンプトを使ってドライバーの状態を確認します。管理者権限でコマンドプロンプトを起動し、以下のコマンドを入力してください。
cd %systemroot%\system32\drivers
Enterキーを押したら、続けて次のコマンドを実行します。
sc query cldflt
実行結果として、STATEの項目が4 RUNNINGと表示されれば、ドライバーは正常に動作しています。別の値が表示されている場合は、以下のコマンドで有効化しましょう。
sc config cldflt start=auto
正常に完了すると、「[SC] ChangeServiceConfig SUCCESS」という成功メッセージが表示されます。その後、PCを再起動してファイルにアクセスできるか確認してください。それでも解決しない場合は、次の手順に進みます。
2. Cloud Filter Driverがドライブにアタッチされているか確認する
同期フォルダーがあるドライブにcldflt.sysが関連付けられていない場合も、このエラーが発生します。これはWindows Update後やマルウェア感染後に起こることがあるため、設定の確認が必要です。
管理者権限でコマンドプロンプトを開き、以下のコマンドを入力してEnterキーを押します。
reg query "HKLM\Software\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\Notifications\Data" /v 41960B29A3BC0C75
正しい状態であれば、次のような結果が返ってきます。
REG_BINARY 0100000001000000
異なる値が表示された場合は、以下のコマンドを実行してドライバーをドライブにアタッチしてください。
Fltmc attach cldflt c:
なお、コマンド末尾の「c」は、OneDriveフォルダーが保存されているドライブ文字を指します。ご自身の環境に合わせて適宜変更してください。
最後にPCを再起動すれば、オンデマンド ファイル機能を通常どおり使えるようになります。
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