Windows 11/10でWindows Updateエラー0x8007045bが出たときの対処法
Windows Updateの実行時や、古いバージョンのWindowsからWindows 11/10へのアップグレード失敗後に、エラーコード0x8007045bが表示されて更新プログラムをインストールできないケースがあります。この記事では、このエラーの考えられる原因を特定し、問題を解決するための具体的な対処法をわかりやすく解説します。
このエラーが発生すると、以下のようなエラー文字列が表示されることがあります。
0x8007045B -2147023781 – ERROR_SHUTDOWN_IN_PROGRESS
エラー0x8007045bの主な原因
Windows Updateエラー0x8007045bは、以下のような要因によって発生することが知られています。
- システムファイルの破損
- Windows Update自体の一時的な不具合
- サードパーティ製セキュリティソフトによる干渉
Windows Updateエラー0x8007045bの直し方
このエラーに直面した場合は、以下の対処法を記載した順番に試していきましょう。
- Windows Updateトラブルシューティングツールを実行する
- SFCおよびDISMスキャンを実行する
- サードパーティ製セキュリティソフトを無効化・アンインストールする(該当する場合)
- Windows Updateのキャッシュをクリアする
- Fresh Start、上書きインストール修復、またはクラウドリセットを実行する
それぞれの対処法について、具体的な手順を見ていきましょう。
1. Windows Updateトラブルシューティングツールを実行する
まずは、Windowsに標準搭載されている「Windows Updateトラブルシューティングツール」を実行してみてください。多くの場合、このツールだけで問題が自動的に検出され、修復されます。
- Windows 10の場合: [設定] → [更新とセキュリティ] → [トラブルシュート] → [追加のトラブルシューティングツール] → [Windows Update]
- Windows 11の場合: [設定] → [システム] → [トラブルシューティング] → [その他のトラブルシューティングツール] → [Windows Update]
2. SFCおよびDISMスキャンを実行する
システムファイルに破損やエラーがある場合も、このエラーが発生することがあります。SFC(システムファイルチェッカー)とDISMは、Windowsのシステムファイルをスキャンして破損ファイルを検出・修復できるユーティリティです。
手順を簡単にするために、以下のようにバッチファイルを作成して実行するのがおすすめです。
- Windowsキー + Rキーを押して、「ファイル名を指定して実行」ダイアログを開きます。
- 「notepad」と入力してEnterキーを押し、メモ帳を開きます。
- 以下のコマンドをコピーして貼り付けます。
@echo off date /t & time /t echo Dism /Online /Cleanup-Image /StartComponentCleanup Dism /Online /Cleanup-Image /StartComponentCleanup echo ... date /t & time /t echo Dism /Online /Cleanup-Image /RestoreHealth Dism /Online /Cleanup-Image /RestoreHealth echo ... date /t & time /t echo SFC /scannow SFC /scannow date /t & time /t pause
- 任意の名前を付け、拡張子を.batにして保存します(例:SFC_DISM_scan.bat)。
- 保存したファイルを右クリックし、[管理者として実行] を選択して管理者権限で実行します。エラーが報告されなくなるまで繰り返し実行してください。
- PCを再起動します。
再起動後に再度Windows Updateを実行してみてください。それでもエラーが解決しない場合は、次の対処法に進みましょう。
3. サードパーティ製セキュリティソフトを無効化・アンインストールする
ファイアウォールやウイルス対策ソフトはシステムの安全性にとって重要ですが、こうしたプログラムがWindowsと干渉し、このエラーを引き起こすことがあります。特にMcAfee、AVAST、Comodoなどのセキュリティソフトでこの問題が発生する報告が多数あります。
この場合は、各ベンダーが公開している専用の削除ツールを使用して、アンチウイルス関連のファイルを完全に取り除く必要があります。通常のアンインストールだけでは残留ファイルが残り、干渉が続くことがあるためです。
アンインストールによってエラーが解消されたら、同じセキュリティソフトを再インストールしてもよいですし、別のソフトへ乗り換えたり、Windows 10/11に標準搭載されている「Microsoft Defender(旧Windows Defender)」を使い続けたりするのも有効な選択肢です。
4. Windows Updateのキャッシュ(SoftwareDistributionフォルダ)をクリアする
Windowsの SoftwareDistributionフォルダ(Windowsディレクトリ内にあります)は、Windows Updateに必要なファイルを一時的に保存する場所です。このフォルダ内のデータが破損していると、更新エラーの原因になります。
対処としては、SoftwareDistributionフォルダの中身をクリアしてから、再度更新を試みます。具体的には、管理者権限でコマンドプロンプトを開き、以下のコマンドを順番に実行します。
net stop wuauserv net stop bits ren C:\Windows\SoftwareDistribution SoftwareDistribution.old net start wuauserv net start bits
そのうえでWindows Updateを再実行してください。それでもエラーが解決しない場合は、最終手段に進みます。
5. Fresh Start、上書きインストール修復、またはクラウドリセットを実行する
ここまでの方法でもエラーが解決しない場合、従来の手法では修復できないレベルのシステム破損が起きている可能性があります。この場合は、以下のいずれかを試しましょう。
- Fresh Start: Windowsを再インストールして最新の状態に更新します。個人用ファイルは保持されますが、アプリの再インストールが必要になる場合があります。
- 上書きインストール修復(In-place Upgrade Repair): インストールメディアを使ってWindowsを修復インストールします。データやアプリは基本的に保持されます。
- クラウドリセット(Cloud Reset): Windows 10 バージョン1909以降で利用可能な機能です。クラウドから最新のWindowsイメージをダウンロードして再インストールできます。[設定] → [更新とセキュリティ] → [回復] → [このPCをリセットする] の「クラウドダウンロード」を選択します。
上記の対処法のいずれかで、エラー0x8007045bの問題が解決することをお祈りしています!
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