Windowsタイムサービスが機能しない?時刻同期エラーの原因と解決策を徹底解説
Windowsの時刻が同期されない・自動更新されない原因とは
Windowsパソコンの時刻がずれたまま直らない、あるいはインターネット時刻サーバー(time.windows.comなど)との自動同期設定がうまくできない——こうしたトラブルに悩まされていませんか。タスクバーから「今すぐ更新」をクリックすれば手動同期はできるのに、自動では同期してくれないというケースも少なくありません。
本記事では、Windowsの時刻同期エラーの主な原因と、状況別の具体的な対処法を順を追って解説します。
トラブルシューティングの前に:システムファイルチェッカーを実行しよう
本格的な調査を始める前に、まずはシステムファイルチェッカー(SFC)を実行しておくことをおすすめします。手順は以下のとおりです。
- スタートメニューで「cmd」と検索し、「管理者として実行」を選択してコマンドプロンプトを開きます。
- sfc /scannowと入力してEnterキーを押します。
- スキャンが完了したら、パソコンを再起動します。
システムファイルの破損が修復されれば、時刻同期の問題も自然に解消する可能性があります。完了後は、以下の手順に進んでください。
Windows Timeサービスが起動しているか確認する
まず、時刻設定画面の場所を確認しましょう。タスクバー右側の時刻をクリックし、「日付と時刻の設定」を選択すると同期に関する設定が表示されます。より詳細な設定は「インターネット時刻」タブにあります。
Windowsの時計の時刻が間違っている場合、最初に確認すべきはWindows Timeサービスが「自動」に設定され、かつ「開始」状態になっているかどうかです。ここが無効になっていると、「Windows Timeサービスが実行されていません」というエラーメッセージが表示されます。
日付と時刻が同期されないときの修正手順
- スタートメニューの検索ボックスにservices.mscと入力し、Enterキーを押してサービス管理ツールを開きます。
- 一覧から「Windows Time」サービスを探してダブルクリックします。
- サービスの状態が「実行中」か、スタートアップの種類が「自動」になっているかを確認します。
- なっていない場合は、スタートアップの種類を「自動」に変更し、「適用」「OK」をクリックします。
- その後、「開始」ボタンでサービスを起動します。
これで問題が解決すれば完了です。エラーメッセージが表示される場合は、次の項目に進んでください。
エラー1079でWindows Timeサービスが起動しない場合
Windows Timeサービスがエラー1079で起動に失敗する場合は、サービスのログオンアカウントを確認しましょう。「ローカルサービスアカウント(NT AUTHORITY\LocalService)」ではなく、「ローカルシステムアカウント」で起動するように設定されている必要があります。
サービスのプロパティにある「ログオン」タブを開き、アカウント設定を見直してみてください。
「指定されたパスが見つかりません」エラーが出る場合
サービスを起動しようとした際に「指定されたパスが見つかりません」というエラーダイアログが表示されることがあります。この場合は、関連するDLLファイルを再登録することで改善する可能性があります。
対象となるのはw32time.dllです。コマンドプロンプトを管理者として開き、以下のコマンドを入力してEnterキーを押します。
regsvr32 w32time.dll
これで成功すれば問題ありません。それでもエラーが出る場合は、次のセクションへ進みましょう。
DllRegisterServerがエラーコード0x80070003で失敗する場合
w32time.dllの登録時に「モジュールw32time.dllは読み込まれましたが、DllRegisterServerへの呼び出しはエラーコード0x80070003により失敗しました」というメッセージが表示されることがあります。
その場合は、W32tm.exe(Windows Timeの構成ファイル)を登録し直すことで改善するかもしれません。
W32tm.exeはSystem32フォルダーに格納されているコマンドラインツールで、Windows Timeサービスの設定や診断に使用できます。時刻サービスの構成・監視・トラブルシューティングには、このW32tm.exeを使うことが推奨されています。
ここでは/registerパラメーターを使用します。このパラメーターを実行すると、時刻サービスがサービスとして実行されるよう登録され、既定の構成がレジストリに追加されます。
管理者として開いたコマンドプロンプトで、以下のコマンドを1行ずつ入力し、それぞれEnterキーを押してください。
net stop w32time
w32tm /unregister
w32tm /register
コマンドプロンプト(CMD)で時刻同期を強制実行する方法
W32tm.exeを使えば、Windows 11/10の時刻同期を強制的に実行することもできます。管理者としてコマンドプロンプトを開き、以下のコマンドを順番に入力していきましょう。
net stop w32time
w32tm /unregister
w32tm /register
net start w32time
w32tm /resync
入力が完了したらパソコンを再起動し、時刻が正しく同期されるかどうかを確認してください。
登録時も「指定されたパスが見つかりません(0x80070003)」が出る場合
w32tm.exeの登録時に、再び「指定されたパスが見つかりません。(0x80070003)」というエラーが発生することがあります。管理者としてサインインし、管理者権限でコマンドプロンプトを開いていても、このエラーが出るケースがあるのです。
そのような場合は、レジストリエディターを開いて設定を修正する必要があります。
- スタートメニューで「regedit」と検索し、レジストリエディターを開きます。
- 次のキーへ移動します。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\TapiSrv - 右側のペインで「ImagePath」を右クリックし、「修正」を選択します。
- 値のデータが以下の文字列になっているか確認し、異なる場合は書き換えます。
%SystemRoot%\System32\svchost.exe -k NetworkService - 「OK」をクリックしてレジストリエディターを閉じます。
修正後はパソコンを再起動し、時刻同期が正常に行われるか確認してみてください。
それでも解決しない場合の最終手段
上記のすべてを試しても問題が解決しない場合は、以下の方法を検討してみてください。
- 別の時刻サーバーを使用する: time.windows.com以外に、日本なら「ntp.nict.jp」(情報通信研究機構が提供するNTPサーバー)などもおすすめです。
- 無料の時刻同期ソフトを活用する: 専用ユーティリティを使えば、より確実に同期できます。
- Windowsの修復・初期化・再インストールを行う: システム自体に問題が生じている可能性があります。
最後の選択肢を避けたい場合は、現実的な対策として「インターネット時刻サーバーと同期する」のチェックを外し、時刻を手動で設定したうえで、こまめに確認・調整する方法もあります。
なお、システム時計の精度が気になる方は、オンラインの時刻精度チェックツールで実際のズレを測定してみるとよいでしょう。
-
Windows 10 アップグレード時のエラー C1900101-4000D を解決する10の対処法
Windows 10 へのアップグレードを試みた際に、エラーコード C1900101-4000D が表示されてインストールに失敗することがあります。このエラーは、Windows インストーラーがインストールに必要な重要なファイルへアクセスできないことが主な原因です。また、インストール中の何らかの競合が引き金になるケースもありますが、詳細なエラーメッセージが表示されないため、正確な原因の特定が難しいのが実情です。エラーの詳細は以下の通りです。0xC1900101-0x4000DSECOND_BOOT フェーズの MIGRATE_DATA 操作中にエラーが発生し、インストールに失敗しましたこの問題
-
Windowsタイムサービスが動作しない問題を解決する8つの方法
PCの時計の時刻がずれてしまう場合、Windowsタイムサービスが正しく動作していないことが原因として考えられます。主な原因は、Windowsタイムサービスが自動的に起動せず、日付と時刻の同期に遅延が発生することです。タスクスケジューラで時刻同期を有効にすることで解決できるケースもありますが、システム構成はユーザーごとに異なるため、すべての環境で同じ方法が有効とは限りません。 また、「time.windows.comとの同期中にエラーが発生しました」というエラーメッセージが表示され、手動で時刻同期ができないという報告もあります。本記事では、この問題を解決するためのトラブルシューティング手順を