Windows 10で「リカバリドライブを作成できません」エラーが出たときの対処法6選
Windows 10のPCでUSBメモリを使って回復ドライブを作成しようとした際、「リカバリドライブを作成できません。リカバリドライブの作成中に問題が発生しました」というエラーメッセージが表示されることがあります。この記事では、この問題の考えられる原因と、実際に効果のある6つの解決策をわかりやすく解説します。
この問題が発生すると、以下のようなエラーメッセージが表示されます。
リカバリドライブを作成できません
リカバリドライブの作成中に問題が発生しました

エラーが発生する主な原因
このエラーは、以下のような要因によって引き起こされる可能性があります。
- 「システムファイルを回復ドライブにバックアップする」オプションには、16GB以上のUSBフラッシュドライブが必要
- USBフラッシュドライブに破損や不良セクタがあり、Windowsがドライブ全体を正しくフォーマットできない
- Windowsのファイルシステム自体が破損している
- Microsoft Office関連のサービスが回復処理に干渉している
- 回復ドライブ作成ウィザード自体の一時的な不具合
試したい解決策の一覧
- USBドライブのエラーをチェックして修復する
- USBフラッシュドライブをフォーマットする
- 別のUSBフラッシュドライブを用意する
- サードパーティ製ツールで回復ドライブを作成する
- RecoveryDrive.exeをプログラムを終了せずに2段階で実行する
- Microsoft Office関連のサービス(cvhsvc、sftvsa、sftlist)を無効化する
それでは、それぞれの解決策の手順を詳しく見ていきましょう。
1. USBドライブのエラーをチェックして修復する
長年使用して何度もフォーマットしたことのあるUSBメモリの場合、まずはドライブの健康状態を確認し、不良セクタが見つかった場合は修復を試みることが大切です。
手順は以下の通りです。
- Windowsキー + R を押して「ファイル名を指定して実行」を開きます。
- 「cmd」と入力し、Ctrl + Shift + Enter を押して管理者権限でコマンドプロンプトを起動します。
- コマンドプロンプトで以下のコマンドを入力してEnterキーを押します。「E」の部分は実際のUSBドライブのドライブ文字に置き換えてください。
chkdsk E: /f /r /x
スキャンと修復が完了したら、再度回復ドライブの作成を試みてください。それでもエラーが続く場合は、次の解決策に進みましょう。
2. USBフラッシュドライブをフォーマットする
この方法では、回復ドライブ作成ツール(RecoveryDrive.exe)を実行する前に、USBメモリを完全フォーマット(クイックフォーマットなし)しておきます。
手順は以下の通りです。
- USBメモリをPCに挿入し、エクスプローラーを開きます。
- 回復ドライブとして使用する予定のUSBメモリを右クリックし、「フォーマット」を選択します。
- 「ファイルシステム」と「アロケーションユニットサイズ」はデフォルトのままにし、「クイックフォーマット」のチェックを必ず外します。
- 「開始」をクリックし、処理が完了するまで待ちます。
- 確認メッセージが表示されたら「OK」をクリックしてフォーマットを実行します。
フォーマットが完了したら、再度回復ドライブの作成を試みてください。問題が解決しない場合は、次の方法へ進みます。
3. 別のUSBフラッシュドライブを用意する
予備のUSBメモリが手元にあるなら、現在使おうとしているドライブと交換して、同じ手順でもう一度作成を試みてください。容量が大きいドライブであればあるほど、成功の可能性は高まります。特に「システムファイルのバックアップ」を行う場合は16GB以上が推奨です。
4. サードパーティ製ツールを使用する
Windows標準の機能でどうしても作成できない場合は、サードパーティ製のイメージング・バックアップソフトウェアを使って、Windowsが作成する回復ドライブと同等の復旧メディアを作成するのも有効な手段です。信頼できる定番ソフトを選ぶようにしましょう。
5. RecoveryDrive.exeを終了せずに2段階で実行する
これは少し意外に思えるかもしれませんが、多くのユーザーに効果があったシンプルなテクニックです。
手順は以下の通りです。
- Windowsキー + R を押して「ファイル名を指定して実行」を開きます。
- 「recoverydrive.exe」と入力してEnterキーを押し、回復メディア作成ツールを起動します。
- 最初の画面で、「システムファイルを回復ドライブにバックアップします」のチェックを外して「次へ」をクリックします。
- 回復ドライブとして使用するドライブを選択し、再度「次へ」をクリックします。
- 次の画面で「作成」をクリックして、回復ドライブの作成を開始します。
- 「リカバリドライブを作成できません」というエラーが表示されたら、「完了」ボタンは押さずに、Alt + B キーを押して画面を少しずつ戻り、最初の画面まで戻ります。
- 今度は「システムファイルを回復ドライブにバックアップします」にチェックを入れて、同じ手順をもう一度実行します。
この方法では、2回目の実行時にエラーなく回復ドライブの作成が完了できるケースが多く報告されています。
関連記事:このPCでは回復ドライブを作成できません。必要なファイルが見つかりません
6. Microsoft Office関連のサービスを無効化する
この解決策では、Microsoft WordやExcelに関連する一連のサービスを一時的に無効化します。マイクロソフトから公式な説明はありませんが、ユーザーの間では「Application Virtualization(アプリケーション仮想化)プロセスとボリュームシャドウコピーとの干渉」が原因ではないかと推測されています。
干渉の疑いがあるサービスは以下の3つです。
- Client Virtualization Handler(cvhsvc)
- Application Virtualization Service Agent(sftvsa)
- Application Virtualization Client(sftlist)
手順は以下の通りです。
- Windowsキー + R を押して「ファイル名を指定して実行」を開きます。
- 「msconfig」と入力してEnterキーを押し、システム構成ウィンドウを開きます。
- 「サービス」タブをクリックします。
- 「Application Virtualization Client」「Application Virtualization Service Agent」「Client Virtualization Handler」のチェックを外します。
- 「適用」をクリックして変更を保存します。
- PCを再起動します。
再起動後に再度回復ドライブの作成を試み、「リカバリドライブを作成できません」というエラーが解消されたかどうかを確認してください。
この方法で問題が解決した場合は、忘れずにシステム構成ウィンドウに戻り、無効化したサービスを元に戻して再び有効化しておきましょう。
本記事が、あなたの問題解決の一助となれば幸いです。
関連記事:Windowsで回復ドライブ(Dドライブ)の空き容量を増やす方法

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