Windows 11/10でCPUがフルスピードで動作しないときの対処法【3つの解決策】
ノートパソコンやデスクトップPCでは、CPUの動作速度は常に変動しています。CPUは常時フルスピードで動作するわけではなく、OSが負荷に応じて速度を調整する仕組みになっています。しかし、高負荷の作業をしているにもかかわらずCPUが最大速度に達しない場合は、何らかの問題が潜んでいる可能性があります。実際のクロック周波数を確認したい場合は、CPUストレステストツールを実行して、速度が低いまま止まっていないかチェックしてみましょう。
CPUが最大性能で動作しない主な理由
この現象は、バッテリー駆動することが多いノートパソコンで特によく発生します。Intel製プロセッサにはSpeedStepテクノロジーが搭載されており、軽い作業中は自動的にプロセッサの速度を下げて省電力化を図ります。
また、重いアプリケーション使用時に速度が低下する場合は、バッテリー残量が少ないことが原因かもしれません。Windowsはバッテリーをできるだけ長持ちさせるため、CPUの速度を落として動作時間を延ばそうとします。ただし、仕事を時間内に完了させるために、あえてバッテリー消費を犠牲にしてパフォーマンスを優先したい場面もあるでしょう。
1. 電源オプションでプロセッサの状態を最大に設定する
検索ボックスに「control」と入力すると、従来のコントロールパネルが表示されます。
「電源オプション」→「プラン設定の変更」→「詳細な電源設定の変更」の順にクリックします。
「プロセッサの電源管理」→「最大のプロセッサの状態」を展開します。
「バッテリー駆動」と「電源に接続」の両方で「100%」を選択してください。
次に「システム冷却ポリシー」を展開し、「アクティブ」に設定します。これにより過熱を防ぐことができます。
この変更は、すべての電源プランに適用しておきましょう。これでCPUは常に最大出力で動作するようになります。
2. Intel電源管理ドライバーを更新または無効化する
Intel製CPU搭載のパソコンには、省電力が必要な際にCPUやファンの速度を制御する専用ソフトウェアが組み込まれています。一時的に無効化して、CPUファンの速度が変化するかどうか確認してみましょう。
Shiftキーを押しながら再起動すると、トラブルシューティング(高度なスタートアップ)モードでパソコンを起動できます。
「トラブルシューティング」→「詳細オプション」→「コマンドプロンプト」を選択します。
以下のコマンドでドライバーのフォルダーへ移動します。
cd C:\Windows\System32\drivers
次のコマンドでIntelppmファイルの名前を変更します。
ren intelppm.sys intelppm.sys.bak
その後、パソコンを再起動してください。
C:\Windows\System32\driversにドライバーが見つからない場合は、C:\Drivers\IntelPPMフォルダーに格納されていないか確認してください。
Intelドライバーがシステムから外れることで、CPUの速度が変化するはずです。元に戻したい場合は、同じ手順でファイル名を元に戻せば再度有効になります。
3. レジストリまたはコマンドラインでIPPMを無効化する
スタートメニューの検索ボックスに「regedit」と入力し、Enterキーを押してレジストリエディターを開きます。
次のキーへ移動します。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\intelppm
「Start」の値をダブルクリックし、「4」に変更します。レジストリエディターを閉じて、パソコンを再起動しましょう。
あるいは、管理者権限でコマンドプロンプトを開き、以下のコマンドを実行する方法もあります。
sc config intelppm start= disabled
sc configコマンドは、レジストリおよびサービス制御マネージャー(SCM)データベース内のサービスのエントリ値を変更するコマンドです。
これらの方法を試せば、CPUを常に最大出力で動作させられるはずです。
CPUが本来の速度より遅く動くのはなぜ?
原因はさまざま考えられます。CPU負荷の高いプログラムを使用している、パソコンがマルウェアに感染している、電源プランがCPUのパフォーマンスを制限している、といったケースが代表的です。
CPU使用率が低い問題を解決してフルスピードで動かすには?
まず試したい基本的な対処法は以下の通りです。
- パソコンを再起動して様子を見る
- Windows Updateを適用する
- マルウェアのフルスキャンを実行する
- スタートアップ項目を減らす
- バッテリーセーバーモードを無効にする
- 高パフォーマンスの電源プランを選択する
これらの方法で改善しない場合は、本記事で紹介した3つの対策のいずれかが必ず役立つでしょう。
デスクトップPCであれば常時最大出力でも大きな問題はありませんが、ノートパソコンでは発熱やバッテリー消費への影響を考への影響を考慮し、賢く活用することをおすすめします。
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