Windows 11/10で「Windows暗号化サービスプロバイダーがエラーを報告しました」を修正する方法
PDFファイルに専用ソフトを使ってデジタル署名を付けようとした際、以下のようなエラーメッセージが表示されることがあります。
Windows Cryptographic Service Provider reported an error(Windows暗号化サービスプロバイダーがエラーを報告しました)。無効なプロバイダーの種類が指定されました、署名が無効です、セキュリティに問題があります、コード2148073504、またはキーセットが存在しません
この問題は、多くの場合、証明書の期限切れやレジストリ設定の破損が原因で発生します。まず試したいのは、ドメイン環境であればユーザープロファイルのリセットまたは再作成を行い、結果を確認することです。
Windows暗号化サービスプロバイダーとは
Microsoftによると、暗号化サービスプロバイダー(CSP)は、暗号化の標準規格とアルゴリズムの実装を含むモジュールです。CSPは最低限、CryptoSPI(システムプログラムインターフェース)の機能を実装したダイナミックリンクライブラリ(DLL)で構成されます。プロバイダーは暗号アルゴリズムを実装し、キーを生成・保存し、ユーザー認証を行います。
暗号化サービスプロバイダーのエラーに直面した場合は、以下の対処法を順番に試してみてください。
- 暗号化サービスの再起動
- 証明書の確認
- 証明書の再インストール
- SafeNet Authentication Clientツールの確認
- Microsoft Cryptographyのローカルストアフォルダーの再作成
- ePass2003のアンインストール
1] 暗号化サービスを再起動する
services.msc を実行してサービス管理画面を開き、「Cryptographic Services」を探して右クリックから再起動します。サービスが停止している場合は「開始」を選択してください。
2] 証明書を確認する
Internet Explorerを開き、「ツール」→「インターネットオプション」を選択します。「コンテンツ」タブを開き、「証明書」ボタンをクリックします。エラーを出しているプログラムやプロバイダー用の証明書が存在するか確認しましょう。
証明書が存在しない場合は新しく作成する必要があります。有効期限が切れている場合は、古い証明書を削除して新しいものを作成してください。特定の証明書がうまく動作しない場合は、別の証明書を選択し、古い証明書を削除すると解決することがあります。
3] 証明書を再インストールする
証明書ストア全体とユーザーの証明書を再インストールしてみてください。破損した証明書データが原因の場合、この操作で問題が解消されることがあります。
4] SafeNet Authentication Clientツールを確認する
システムに SafeNet Authentication Client がインストールされている場合は、アプリを起動します。インストールディレクトリから直接開くか、システムトレイのSafeNetアイコンを右クリックしてメニューから「Tools」を選択してください。
歯車型のアイコンをクリックして「Advanced View(詳細表示)」セクションにアクセスします。ここで「Tokens」を展開し、署名に使用したい証明書まで移動します。証明書は「User certificates(ユーザー証明書)」グループ内にあります。
次に、対象の証明書を右クリックし、ドロップダウンメニューから「Set as CSP」を選択します。使用しているすべての証明書に対して同じ操作を繰り返してください。
SafeNet Authentication Clientを閉じたら、再度ドキュメントへの署名を試みてください。
5] Microsoft Cryptographyのローカルストアフォルダーを再作成する
C:\ProgramData\Microsoft\Crypto\RSA フォルダーに移動します。その中にある「S-1-5-18」という名前のフォルダーを別の名前に変更します。システムを再起動し、問題が解決したかどうかを確認してください。Windowsは必要に応じてこのフォルダーを自動的に再作成します。
6] ePass2003をアンインストールする
ePass2003 ソフトウェアがインストールされている場合、問題の原因はePass2003のeトークンである可能性があります。まずアンインストールしてから再インストールすることをおすすめします。
アンインストールするには、「設定」を開き、「アプリ」→「アプリと機能」に移動して、他のアプリケーションと同じ手順で削除します。
パソコンを再起動したら、ePass2003 を再度インストールします。再インストール時にCSPを選択する場面では、必ず「Microsoft CSP」を選択してください。これでエラーが解消され、Windows暗号化サービスプロバイダーのエラーは表示されなくなるはずです。
本記事がお役に立てば幸いです!
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