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Windows 11/10で「USBポートの電力サージ」エラーが発生したときの対処法

他のポートと同様に、USBポートにも電力供給能力(電力レーティング)が定められています。標準的なUSBポートの既定の出力は0.5アンペアです。スマートフォンをUSBポートで充電すると時間がかかるのは、この出力制限が理由です。

ところが、接続したデバイスが必要とする電力がポートの供給能力を上回ると、Windowsが警告やエラーを表示することがあります。それが「USBポートの電力サージ(Power surge on the USB port)」というメッセージです。

表示されるエラーメッセージの内容

このエラーは通知として表示され、クリックすると次のような内容が確認できます。

USBデバイスが誤動作し、ハブポートの電力上限を超えました。デバイスを取り外してください。

推奨される操作:デバイスを取り外し、「リセット」をクリックしてください。「閉じる」をクリックした場合は、デバイスを抜いてPCを再起動するまで、そのポートは使用できません。

この記事では、このエラーを解消するための具体的な方法を紹介します。

「USBポートの電力サージ」エラーの解決策

以下の方法が、Windows 11/10でこのエラーを修正するために有効であることが確認されています。

  1. ハードウェアとUSBのトラブルシューティングツールを実行する
  2. USBドライバーを再インストール・アンインストール・ロールバックする
  3. 外部電源付きのUSBハブを使用する
  4. OEM(メーカー)の診断ツールを実行する

1. ハードウェアとUSBのトラブルシューティングツールを実行する

まず試したいのが、Windowsに標準搭載されているトラブルシューティングツールです。ハードウェアのトラブルシューティングツールを実行すれば、問題を自動的に検出して修復できる可能性があります。問題が検出されて修正された後、エラーメッセージが再び表示されないかどうかを確認してみてください。あわせて、USB専用のトラブルシューティングツールも実行しておくと効果的です。

2. USBドライバーを再インストール・アンインストール・ロールバックする

ドライバーに起因する問題の場合は、更新またはロールバック(以前のバージョンへの復元)が必要です。直前にドライバーを更新してから不具合が発生し始めたのであれば、ロールバックを試みてください。逆に更新していない場合は、ドライバーを最新版へ更新することで改善する可能性があります。

対象となるのは、デバイスマネージャーの「ユニバーサル シリアル バス コントローラー」カテゴリ以下にあるドライバーです。

また、ドライバーを一度アンインストールし、その後Windows Updateやメーカーの公式サイトから最新版をダウンロードして再インストールする方法もあります。作業後にエラーが解消されたかどうかを確認しましょう。

3. 外部電源付きのUSBハブを使用する

特定のデバイス接続時だけエラーが発生する場合、そのデバイスがより高い電圧・電力を要求している可能性があります。同じデバイスを別のPCに接続して同じエラーが出るようなら、デバイス側の要求電力が原因と考えられます。

このようなケースでは、独立した電源(ACアダプター)を備えたUSBハブの利用がおすすめです。急速充電対応の高出力ポートを備えた製品であれば、デバイスが必要とする電力を十分に供給できます。

4. OEM(メーカー)の診断ツールを実行する

大手メーカーのデスクトップPCやノートPCを使用している場合、多くのメーカーが独自の診断ソフトウェアを提供しています。そのツールを起動してハードウェア診断を実行し、表示される提案や指示に従ってください。場合によっては自動的に問題が修復されることもあります。

それでも解決しない場合の最終手段

上記のすべての方法を試しても改善しない場合は、Windowsの設定で警告表示をオフにするという選択肢もあります。[設定] → [Bluetoothとデバイス] → [USB](Windows 10の場合は[デバイス]→[USB])を開き、「USBデバイスの接続に問題がある場合に通知する」のチェックを外してください。これにより、以降は警告が表示されなくなります。

ただし、この設定はあくまで通知を止めるだけで根本的な解決ではありません。接続機器の消費電力を見直すことと併せて活用してください。

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