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Windows 11/10でシステムの復元が機能しない・失敗する場合の対処法12選

Windowsの「システムの復元」は、OSに不具合が発生した際にコンピューターを以前の正常な状態へ戻せる、非常に便利な機能です。しかし、何らかの理由でこの機能が動作しなくなることがあります。例えば、(a) 自動的に復元ポイントが作成されない、(b) 手動で復元ポイントを作成できない、(c) システムの復元が失敗して正常に完了せず、コンピューターを復元できない——といったケースです。本記事では、こうした問題に対するトラブルシューティングの手順を詳しく解説します。

システムの復元が機能しないとき

手動での復元ポイント作成ができない一方で、自動的な復元ポイントは引き続き作成されているケースもあります。つまり、手動で作成しようとしたときだけ問題が発生する場合があるのです。

以下のようなエラーメッセージが表示されることがあります:

  • システムの復元に失敗しました。
  • システムの復元は正常に完了しませんでした。
  • エラー 0x80070005: システムの復元はファイルにアクセスできませんでした。ウイルス対策ソフトを一時的に無効にしてから、再試行してください。
  • エラー 0x800423F3: ライターで一時的なエラーが発生しました。バックアップ処理を再試行すれば、エラーは再発しない可能性があります。
  • 次の理由により、シャドウ コピーを作成できませんでした。ライターで一時的なエラーが発生しました (0x800423F3)。
  • システムの復元は正常に完了しませんでした。コンピューターのシステム ファイルと設定は変更されていません。
  • システムの復元が実行できません。ファイルまたはディレクトリが破損しているか、読み取り不能です (0x80070570)。
  • システムの復元は、復元ポイントからディレクトリの元のコピーを抽出できませんでした。
  • 次の理由により、復元ポイントを作成できませんでした: ボリューム シャドウ コピー サービス (VSS) でエラーが検出されました。

関連情報: Rstrui.exeが動作しない、または認識されない場合の対処法も併せてご確認ください。

システムの復元が正常に完了しない場合の対処法

以下の対処法は順不同で試すことができます。1つずつ確認しながら、問題が解決するかどうかを見ていきましょう。

  1. 手動でシステム復元ポイントを作成する
  2. セキュリティソフトを一時的に無効化する
  3. セーフモードで起動して作成する
  4. システム ファイル チェッカーを実行する
  5. システム イメージを修復する
  6. チェックディスク (ChkDsk) を実行する
  7. システムの復元が有効になっているか確認する
  8. 利用可能なディスク容量を確認する
  9. サービスの状態を確認する
  10. イベントログを確認する
  11. 管理者に相談する
  12. リポジトリをリセットする

1. 手動でシステム復元ポイントを作成する

まず、手動でシステム復元ポイントを作成してみてください。その際、エラーメッセージが表示されたら内容をメモしておきましょう。エラーが表示されない場合は、復元ポイントが実際に作成されているかどうかを確認します。

2. セキュリティソフトを一時的に無効化する

ウイルス対策ソフトやセキュリティソフトを一時的に無効にしてから、復元ポイントの作成を試みてください。セキュリティソフトがシステムファイルへのアクセスを妨げているケースがあります。

3. セーフモードで起動して作成する

セーフモードで起動し、復元ポイントの作成や以前の復元ポイントへの復元ができるか確認してください。Microsoft以外のサードパーティ製サービスやドライバーが、システムの復元の動作を妨げていることがよくあります。あるいは、クリーンブートを実行して、システムの復元が機能するかどうかを確認する方法もあります。

4. システム ファイル チェッカーを実行する

管理者権限のコマンドプロンプトを開き、sfc /scannow コマンドを実行してシステム ファイル チェッカーを起動します。完了したらPCを再起動し、再度試してみてください。

5. システム イメージを修復する

DISMコマンドを実行して、破損したWindowsシステムイメージを修復します。

6. チェックディスク (ChkDsk) を実行する

管理者権限のコマンドプロンプトを開き、chkdsk /f /r と入力してEnterキーを押します。処理が完了するまで待ってから、再度試してください。

7. システムの復元が有効になっているか確認する

システムの復元を利用したいドライブで、この機能が有効になっていることを確認しましょう。「PC」を右クリック > 「プロパティ」>「システムの保護」の順に開き、保護設定をチェックします。復元ポイントを保存するには、システム保護が有効になっている各ハードディスクに少なくとも300MB以上の空き容量が必要です。

8. 利用可能なディスク容量を確認する

システムの復元が有効になっているすべてのドライブに、十分な空きディスク容量があることを確認してください。容量不足は復元ポイント作成失敗の一般的な原因です。

9. サービスの状態を確認する

スタートメニューの検索ボックスに「Services.msc」と入力してEnterキーを押します。以下のサービスが正しく構成されていることを確認してください。

  • Volume Shadow Copy – スタートアップの種類: 手動 – サービス状態: 実行中
  • Task Scheduler – スタートアップの種類: 自動 – サービス状態: 実行中
  • Microsoft Software Shadow Copy Provider Service – スタートアップの種類: 手動 – サービス状態: 実行中

サービスが実行されていない場合は、「開始」ボタンを押してサービスを起動してください。

10. イベントログを確認する

検索ボックスに eventvwr.msc /s と入力してEnterキーを押すと、イベントビューアーが開きます。「アプリケーションとサービス ログ」をダブルクリックし、イベントの説明や問題の原因を特定できるか調べてみましょう。

11. 管理者に相談する

システムの復元がグレーアウトしている、システムの復元タブが表示されない、または「システムの復元はシステム管理者によって無効にされています」というメッセージが表示される場合は、システム管理者に確認してください。

管理者がシステムの復元を無効にしていないか確認し、無効になっている場合は再び有効にしてもらいましょう。

12. リポジトリをリセットする

WMIのリポジトリをリセットすることで問題が解決する場合があります。以下の手順に従ってください。

  1. ネットワークなしのセーフモードで起動し、管理者としてコマンドプロンプトを開きます。
  2. net stop winmgmt と入力してEnterキーを押します。
  3. これにより、Windows Management Instrumentationサービスが停止します。
  4. C:\Windows\System32\wbem フォルダに移動し、「repository」フォルダの名前を「repositoryold」に変更します。
  5. PCを再起動します。

再度管理者としてコマンドプロンプトを開き、以下のコマンドを入力してEnterキーを押します。

net stop winmgmt

続いて、以下のコマンドを入力してEnterキーを押します。

winmgmt /resetRepository

再起動後、手動でシステム復元ポイントを作成できるかどうかを確認してください。

それでも解決しない場合

上記の方法をすべて試しても問題が解決しない場合は、無料のバックアップソフトを利用するか、Windows 11/10/8では「PCをリフレッシュする」または「PCを初期状態に戻す」、Windows 7では修復インストールを検討してください。

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