Windowsセーフモードで「パスワードが正しくありません」と表示される原因と対処法
多くのWindowsユーザーは、ソフトウェア関連のトラブルに直面したとき、セーフモードを活用して問題の切り分けや解決を図ります。しかし、「セーフモードでログインしようとすると『パスワードが正しくありません』と表示される」という声が少なくありません。本記事では、この問題を簡単な方法で解決する手順を詳しく解説します。
セーフモードでWindowsのパスワードをバイパスできる?
結論から言うと、セーフモードでWindowsのパスワードをバイパス(回避)する方法は存在しません。ただし、Windows PCへのログイン時に「無効なパスワード」というエラーが繰り返し表示される場合は、試せる解決策がいくつかあります。その前に、まずは以下の点を確認してみてください。
- パスワードをメモしたテキストファイルなどがないか確認する
- 以前使用していたパスワードをいくつか試してみる
それでも解決しない場合は、後述の対処法を順番に試してみましょう。
セーフモードで「パスワードが正しくありません」と表示される場合の対処法
セーフモードで「パスワードが正しくありません」や「無効なパスワード」と表示される場合は、以下の3つの方法を試してください。
- パスワードが正しいことを確認する
- ネットワーク付きセーフモードを使用する
- インストールメディアでWindowsのパスワードを削除する
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1. パスワードが正しいことを確認する
Windowsの標準的なセーフモードは、ローカルアカウントで動作します。そのため、入力しているのがローカルアカウントのパスワードであることを確認してください。普段Microsoftアカウントでサインインしている方ほど、ローカルアカウントの正しいパスワードを忘れがちです。心当たりがある場合は、地道ですが確実な「トライ&エラー」が一番の近道です。過去に使っていたパスワードをすべて試し、それでもダメなら次の方法へ進みましょう。
2. ネットワーク付きセーフモードを使用する
ネットワーク付きセーフモードを選択すると、インターネットに接続できるため、Microsoftアカウントでサインインできるようになります。Microsoftアカウントのパスワードは把握しているという方は、この方法がおすすめです。ただし、セーフモード中のWeb閲覧はシステムが脅威やマルウェアにさらされやすくなるため、推奨しません。
PCをセーフモードで起動すると、「ネットワーク付きのセーフモードを有効にする」というオプションが表示されます。これを選択すると、ネットワークデバイスを有効にした状態でセーフモードが起動します。有線(Ethernet)でもWi-Fiでもどちらでも接続可能なので、Microsoftアカウントにアクセスできます。
3. インストールメディアでWindowsのパスワードを削除する
上記の2つの方法で解決しない場合は、インストールメディアを使ってWindowsのパスワードを削除しましょう。以下の手順に従ってください。
- インストールメディアからPCを起動する
- 言語、アーキテクチャ、エディションを選択する
- 「USBフラッシュドライブ」を選択する
- 「トラブルシューティング > 詳細オプション > コマンドプロンプト」へ移動する
- 以下のコマンドを1つずつ実行する
C:
上記のコマンドでは、Windowsが別のドライブにインストールされている場合は、ドライブ文字を適宜変更してください。
bcdedit /deletevalue {default} safeboot
または
bcdedit /deletevalue safeboot
最後にPCを再起動し、問題が解消されたかどうかを確認してください。
これらの方法で問題が解決できれば幸いです。
PCをセーフモードで起動するには?
Windowsの設定から簡単にセーフモードで起動できます。以下の手順に従ってください。
Windows 11の場合
- 「設定」を開く
- 「システム > 回復」へ移動する
- 「高度なスタートアップ」の「今すぐ再起動する」をクリックする
Windows 10の場合
- 「設定」を開く
- 「更新とセキュリティ > 回復」へ移動する
- 「高度なスタートアップ」の「今すぐ再起動する」をクリックする
上記の手順を実行すると、いずれのバージョンでもPCが再起動し、「オプションの選択」画面が表示されます。「トラブルシューティング > 詳細オプション > スタートアップ設定 > 再起動」へ進んでください。最後に、「セーフモード」「ネットワーク付きのセーフモード」「コマンドプロンプト付きのセーフモード」のいずれかを選択して起動します。
-
Windows 10でセーフモードに入る方法|設定・サインイン画面・ブラック画面からの3つの手順と解除方法
Windows 10に不具合が発生したとき、Microsoftが公式に案内しているトラブルシューティング手法のひとつが「セーフモード」です。セーフモードでPCを起動すると、Windowsは必要最低限のファイルとドライバーだけを読み込んだ簡素な状態で立ち上がります。通常の起動時に問題が起こっても、セーフモードで正常に動作すれば、原因が既定の設定や基本のデバイスドライバーにあるものではないと切り分けられます。 セーフモードには2種類ある Windows 10には標準でトラブルシューティングツールが搭載されていますが、Windows レジストリの編集やサードパーティ製プログラムが原因となるケースでは
-
Windows 10のセーフモードを終了する方法【初心者向け完全ガイド】
セーフモードでの起動は、Windows OSに何らかの不具合が発生している場合に活用されるトラブルシューティング手段です。セーフモードでは、Windowsは最低限必要なファイルとドライバーのみを読み込んで起動します。これにより、潜在的な問題の範囲を絞り込み、不具合の原因を特定しやすくなります。セーフモードでシステムが正常に動作するのであれば、標準のドライバーやシステム設定には問題がなく、原因が別の場所にあると判断できるのです。では、Windows 10のセーフモードから抜け出すにはどうすればよいのでしょうか。この記事では、セーフモードを終了する具体的な方法と、セーフモードの仕組み・用途について