Windows 10をセーフモードで起動する5つの方法【初心者向け完全ガイド】
Microsoftは、世界の他のどのデスクトップOSよりも高い市場シェアを誇る、デスクトップOS開発のリーディングカンパニーです。同社の最新OSであるWindows 10は、競争の激しいOS市場において確固たる地位を築いています。Windows 10は前バージョンのWindows 8の後継にあたり、GUI(ユーザーインターフェース)にも大きな変更が加えられています。
Windows 7などの旧バージョンでは、セーフモードへの入り方は非常に簡単でした。起動時にF8キーを押すだけでセーフモードに入ることができたのです。しかし、Windows 8以降には高速スタートアップ機能が搭載されたため、起動プロセスを途中で割り込ませることが事実上不可能になり、従来のF8キーは役に立たなくなりました。
そこで本記事では、Windows 10でセーフモードに入るための方法を5つ、手順を追って詳しく解説します。
方法1:「Shift + 再起動」の組み合わせを使う
この方法は他の方法と比べて最も手軽です。キーの組み合わせを使うだけでセーフモードに入れます。以下の手順に従ってください。
1. スタートメニューを開き、左下にある電源ボタンをクリックします。

2. キーボードのShiftキーを押しながら、マウスの左ボタンで再起動をクリックします。すると通常の起動が中断され、選択肢の一覧が表示されます。一覧からトラブルシューティングを選択すると、次の画面に進みます。

3. 次の画面で、下の画像で示されている詳細オプションをクリックします。

4. 詳細オプション画面内でスタートアップ設定を選択し、画面下部のボタンでPCを再起動します。

5. PCが再起動すると、F1~F9のファンクションキーで選択できるオプションの一覧が表示されます。セーフモードで起動したい場合は、目的に応じてF4、F5、またはF6キーを押してください(F4=最小構成、F5=ネットワーク付き、F6=コマンドプロンプト付き)。これでPCがセーフモードで起動します。

方法2:システム構成ツール(msconfig)を使う
これはすべての方法の中でも特に簡単な方法です。Windows 10にはシステム構成ツールが標準で用意されており、ユーザーは自分の用途に合わせてWindowsの起動設定を変更できます。このツールを使ってセーフモードで起動するには、以下の手順を実行します。
1. キーボードでWin + Rを押して「ファイル名を指定して実行」ウィンドウを開き、テキストフィールドにmsconfigと入力します。Enterキーを押してプログラムを実行してください。スタートメニューの検索で「システム構成」と入力して起動することもできます。

2. 「ブート」タブに移動し、ブートオプション内の「セーフ ブート」チェックボックスにチェックを入れます。続けて「適用」「OK」をクリックします。すぐにPCを再起動したい場合は「再起動」ボタンを、後で手動で再起動したい場合は「再起動なしで終了」をクリックしてください。

注意:この方法でセーフモードに入った場合、元に戻す際は同じ手順で「セーフ ブート」のチェックを外す必要があります。
方法3:回復ドライブを使ってWindowsを起動する
回復ドライブは、Windowsに不具合が発生して正常に起動できない場合にPCを復旧させるための便利なツールです。Windows 10には「回復ドライブ」という専用アプリが搭載されており、USBメモリ内に回復環境を作成できます。この回復USBを使えば、Windowsをセーフモードで起動することも可能です。回復ドライブを作成するには、以下の手順に従ってください。
1. スタートメニューの検索で「回復ドライブの作成」と入力し、管理者として実行します。USBメモリを接続し、「次へ」ボタンをクリックして回復ドライブの作成を開始します。

2. 作成した回復ドライブからPCを起動(ブート)し、方法1で説明した手順に従ってセーフモードでシステムを起動します。
方法4:コマンドプロンプトを使ってセーフモードで起動する
PCがまったくWindowsを起動できないなど、上記の方法でセーフモードに入れない場合は、コマンドプロンプトを使ってセーフモードでの起動を設定する必要があります。以下の手順に従ってください。
1. Windows 10インストールメディアを使用してコマンドプロンプトを開きます。Windows 10の起動可能なUSBメモリでPCを起動し、セットアップ画面で「コンピューターを修復する」を選択してください。

2. 次の画面で、方法1と同じ手順で詳細オプションを開きます。「コマンドプロンプト」をクリックし、ユーザーアカウントのパスワードを入力してコマンドプロンプトを起動します。
3. コマンドプロンプトが開いたら、「bcdedit」と入力してEnterキーを押します。

4. Enterキーを押すと、セクションごとに整理された項目の一覧が表示されます。上部に「Windows ブート マネージャー」というセクションがあるので、その中の「既定(default)」のエントリを探し、右側に表示されている識別子を控えておいてください。この例では「{current}」に設定されています。

5. Windows 10をセーフモードで起動するには、コマンドプロンプトに以下のコマンドを入力してEnterキーを押します。
bcdedit /set {current} safeboot minimal
注意:上記のコマンドの {current} の部分は、先ほど控えた識別子に置き換えてください。
Windows 10をネットワーク付きセーフモードで起動したい場合は、コマンド内の「safeboot minimal」を「safeboot network」に置き換えるだけです。

方法5:レガシー詳細ブートオプションを有効化してF8キーを使えるようにする
Windowsの起動を中断するために昔使われていたF8キーの機能を、再度利用できるように設定することも可能です。レガシーの詳細ブートオプションを有効にするには、以下の手順に従ってください。
1. 方法4の手順に従ってコマンドプロンプトを開きます。コマンドプロンプトに「C:」と入力してEnterキーを押します。

2. コマンドプロンプト内で、以下のコマンドをコピー&ペーストしてEnterキーを押し、実行します。
bcdedit /set {default} bootmenupolicy legacy

3. 次に、BIOS(UEFI)の起動順序でハードディスクが最初の位置に設定されていることを確認し、ハードディスクからWindowsが読み込まれるようにしておきます。
4. PCを再起動し、詳細ブートオプション画面が表示されるまでF8キーを繰り返し押します。キーボードの矢印キーで「セーフモード」を選択すれば完了です。
-
Windows 10をセーフモードで起動する方法【初心者向け完全ガイド】
Windows 10でトラブルが発生したとき、最初に試したい対処法のひとつが「セーフモードでの起動」です。セーフモードとは、OSの動作に最低限必要なファイルとドライバーだけを読み込んで起動する特殊なモードのこと。これにより、問題の原因となっているソフトウェアやドライバーを絞り込みやすくなり、トラブルシューティングが格段に効率的になります。 また、ウイルスやマルウェアなどの悪意あるプログラムの駆除も、セーフモードで行うと効果的です。通常モードでは常駐するマルウェアも、セーフモードでは動作しないため、検出・削除しやすくなります。 ただし、Windows 10には従来の方法ではセーフモードに入れない
-
Outlookをセーフモードで起動する方法|Windows別の手順とショートカット作成も解説
パソコンの調子が悪いとき、まず試してほしいのが「セーフモード」での起動です。セーフモードに切り替えるだけで、トラブルの半分近くは解決すると言われています。Outlookも例外ではなく、正常に読み込まれない・起動しないといった症状が出た場合は、まずセーフモードでの起動をおすすめします。 この記事では、Windowsのバージョン別に、Outlookをセーフモードで起動する具体的な手順をわかりやすく解説します。 Ctrlキーを使ってセーフモードで起動する方法(全バージョン対応) この方法の最大のメリットは、すべてのバージョンのWindowsとOutlookで利用できる点です。手順はとても簡単で、デス