Windows 11/10で「依存関係のサービスまたはグループを開始できませんでした」エラーが出たときの解決方法
Windowsでは、多くのプログラムが「サービス」としてバックグラウンドで動作しています。そして、一部のWindowsサービスは、別のサービスに依存することで正常に機能します。これは、会社のある部署が業務を完了するために他の部署の協力を必要とする仕組みに似ています。そのため、あるサービスが「依存関係のサービスまたはグループを開始できませんでした(The dependency service or group failed to start)」というエラーメッセージとともに失敗する場合、関連するサービスが起動していないか、開始に失敗していることを意味します。
この記事では、この問題が発生するさまざまなシナリオを取り上げ、それぞれの解決方法を詳しく解説します。
Windowsサービスの依存関係を確認する方法
特定のWindowsサービスがどのサービスに依存しているのかを確認するには、まずサービス管理ツール(services.msc)を開きます。対象のサービスを選択して右クリックし、「プロパティ」を選択しましょう。「依存関係」タブに切り替えると、このサービスが依存しているサービスの一覧と、逆にこのサービスに依存している他のサービスの一覧を確認できます。
「依存関係のサービスまたはグループを開始できませんでした」への基本的な対処法
このエラーメッセージが表示された場合は、まず対象のサービスが依存しているすべてのサービスが起動・実行中であることを確認してください。もし停止していれば、依存関係にあるサービスを右クリックして、手動で「開始」または「再起動」を実行します。
共通のトラブルシューティング手順
特定のサービス固有の問題に進む前に、この問題全般に有効なトラブルシューティング手順をいくつか試しておきましょう。
1. 「LocalService」と「NetworkService」をAdministratorsグループに追加する
ネットワークサービスが正しく動作していることを確認するために、以下のコマンドを実行します。
- 検索バーで「コマンドプロンプト」を検索します。
- 「コマンドプロンプト」を右クリックし、「管理者として実行」を選択します。
- 以下のコマンドを1行ずつ入力し、それぞれEnterキーを押します。
net localgroup administrators localservice /add
net localgroup administrators networkservice /add
コマンド実行後、パソコンを再起動して問題が解決したかどうかを確認してください。
2. スタートアップの設定を「通常スタートアップ」に変更する
Windows PCが「選択的なスタートアップ」モードまたは「診断スタートアップ」モードで起動するように設定されている場合、スタートアップモードを「通常スタートアップ」に変更する必要があります。手順は以下の通りです。
- Win + Rキーを押して「ファイル名を指定して実行」ボックスを開き、「msconfig」と入力してEnterキーを押します。
- 「システム構成」ウィンドウが開きます。
- 「全般」タブで「通常スタートアップ」オプションを見つけます。
- それを選択し、「適用」「OK」をクリックして、パソコンを再起動します。
再起動後に問題が解決したかどうかを確認してください。
3. ネットワーク関連サービスの状態を確認する
サービス管理ツールを開き、以下のサービスのスタートアップの種類がWindowsの既定値どおりになっていることを確認してください。同時に、これらのサービスが起動済みであることも確認しましょう。
- Application Layer Gateway サービス – 手動(トリガー)
- Network Connections – 手動
- Network Location Awareness – 手動
- Plug and Play – 手動
- Remote Access Auto Connection Manager – 手動
- Remote Access Connection Manager – 自動
- Remote Procedure Call (RPC) – 自動
- Telephony – 手動
設定を変更するには、該当するサービスを右クリックして「プロパティ」を選択し、必要な変更を行ってください。
特定のサービスに関するトラブルシューティング
以下に、よく報告される具体的なシナリオごとの対処法をまとめました。
1. ピアネットワーキンググループ化サービスを開始できない
この問題は、Windowsのホームグループ機能に関連して発生します。関連するサービス、すなわち「Peer Name Resolution Protocol」「ピア ネットワーキング グループ化」「ピア ネットワーキング ID マネージャー」「PNRP マシン名公開サービス」が実行中であることを確認してください。ホームグループのトラブルシューティングツールやMachineKeysフォルダーの権限修正などを活用すると解決につながります。
2. Print Spoolerサービス エラー1068「依存関係のサービスまたはグループを開始できませんでした」
印刷スプーラーサービスは、すべての印刷ジョブの管理を担当する重要なサービスです。エラー1068が発生するのは、関連するサービスである「Remote Procedure Call (RPC)」サービスと「HTTP」サービスが実行されていないことが原因です。プリンターのトラブルシューティングツールの利用やレジストリの編集などで修復できます。
3. Windowsファイアウォールサービスが起動しない
「Windowsファイアウォールは既定のファイアウォールではありません」や「Windowsファイアウォールを開始できませんでした」といったエラーメッセージが表示される場合、原因は複数考えられます。主な原因としては、サードパーティ製ウイルス対策ソフトの干渉、システムファイルの破損、Windowsファイアウォール認可ドライバー(mdsdrv.sys)の停止などが挙げられます。
4. WLAN AutoConfigサービスを開始できない
WLAN AutoConfigサービスは、Wi-Fiによるインターネット接続を正しく機能させるために必要不可欠なサービスです。無線LANに接続できない場合は、このサービスが起動しているかを確認しましょう。
5. Print Spoolerサービスが実行されていない
ローカルの印刷スプーラーサービスが実行されていない場合にこのエラーが発生します。印刷スプーラーサービスを再起動することで解決できます。
6. オーディオサービスが実行されていない
オーディオサービスが動作していないと、通知領域のスピーカーアイコンに赤い×印が表示されます。アイコンにマウスカーソルを合わせると「オーディオ サービスが実行されていません」というメッセージが表示されます。サービスの再起動や依存サービスの確認で解決できます。
7. Windowsイベントログサービスが起動しない・利用できない
Windowsイベントログサービスは、システムやシステムコンポーネント、アプリケーションがイベントを記録するための一連のイベントログを管理しています。このサービスが稼働していない場合は、「タスク スケジューラ」「Windows イベント カレンダー」「Messenger共有フォルダー」などの依存サービスを確認して解決を図りましょう。
Windows 11/10には、サービス関連の問題が数多く存在します。もしここで紹介していない問題に遭遇した場合は、ぜひコメント欄でお知らせください。
TIP: Windowsのサービスが起動しない場合に役立つ対処法も併せてチェックしてみてください。
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