Windowsで大量のファイルを高速にコピーする4つの簡単な方法
WindowsはOSとして長い進化を遂げてきましたが、ファイルのコピーに関しては今なお不満が残る部分です。通常のコピー&ペーストであれば大きな問題はありませんが、Windows 10で大量のファイルを素早くコピーしようとすると、さまざまなトラブルに直面することがあります。
例えば、コピー速度を示すグラフが表示されても、最初は速かったのに徐々に速度が大きく上下して安定しない、といった経験はないでしょうか。
大きなファイルを頻繁に扱う方にとって、Windows標準のファイル転送機能は動作が遅く、時間がかかるうえ、フリーズしてしまうことさえあります。幸い、いくつかの代替手段を活用すれば、ファイルの移動やコピーを格段に高速化できます。
1. Robocopy(ロブストファイルコピー)を活用する
RobocopyはWindowsに標準搭載されているコマンドラインツールで、繰り返し行う複雑なファイルコピーやネットワーク経由のコピー処理において高いパワーを発揮します。特にネットワーク越しの転送では、作業が格段に楽になり、速度面でもメリットが大きいのが特徴です。
Robocopyを使うには、スタートメニューを開いて「Command Prompt」と入力し、検索結果から「コマンドプロンプト」をクリックします。スタートボタンを右クリックして「Windows PowerShell」を選択する方法でも構いません。いずれかの方法で以下のコマンドを入力してください。
robocopy /?
Enterキーを押すと、コピーのパラメータに関する詳しい説明が表示されます。
同じコピー作業を定期的に行う場合は、バッチファイルを作成しておけばダブルクリックだけで実行できます。タスクスケジューラを使って自動実行するよう設定することも可能です。バッチファイルはPC内のファイル整理にも役立ちます。
2. ハードウェアドライブをアップグレードする
コピー処理の速度は、ハードウェアドライブの性能に大きく左右されます。SSD(ソリッドステートドライブ)は従来のHDDよりはるかに高速なので、PCにSSDを搭載すればコピー速度を大幅に改善できます。
外付けドライブとの間でコピーする場合も同様です。USB 2.0のフラッシュドライブや古い外付けHDDを使用していると、転送速度がどうしても遅くなります。高速なデータ転送に対応した最新のUSB 3.0対応ドライブへの交換をおすすめします。
自分の環境がどちらに該当するかわからない場合は、規格を簡単に確認する方法がありますので、まずは現状をチェックしてみましょう。
3. コピー専用アプリを使う
ここまで紹介した方法でもWindowsでの大量ファイルコピーは改善できますが、専用のコピーアプリを使えば、Windows標準機能以上の速度を実現できます。市場にはいくつかの選択肢がありますが、最も人気があるのはTeraCopyです。独自のアルゴリズムがバッファを動的に調整することで、シーク時間を短縮し、コピー操作を高速化します。
さらに、このアプリはファイルの検証を行い、コピー元とコピー先が完全に一致していることを確認してくれます。ファイル移動時にミスがあった場合にはアラートで通知してくれるため、安心して操作を進められます。
インターフェースも洗練されており、Windowsとの統合性が高く、活発にアップデートが続けられている点も魅力です。また、非同期コピーに対応しており、2台のハードドライブ間のファイル転送を加速します。
TeraCopyは問題のあるファイルを賢くスキップする機能も備えているため、転送全体を中断することなく、後からそれらのファイルだけを確認・対処できます。
TeraCopyが思うように動作しない場合は、以下のアプリも試してみてください。
- Copy Handler(無料)
- Fast Copy(バックアップ作成に最適、無料)
- FF Copy(無料だが更新頻度は低め)
4. 事前にファイルを圧縮する
多数の小さなファイルを移動する場合、WinRARや7-Zipなどでアーカイブ(圧縮)してからコピーすると効率的です。圧縮には数分かかりますが、その結果できあがる1つの大きなファイルは非常に高速にコピーできます。
Windows標準の圧縮ツールはテキストファイルには十分機能しますが、画像や動画に対しては必ずしも最適な圧縮率を実現できるとは限らないため、専用ソフトの利用がおすすめです。
コピー中にWindowsがフリーズする場合の対処法
Windowsで大量のファイルをコピーしようとすると、コピー中にフリーズすることがあります。これは一般的に、コピーがリソースを大量に消費する処理であることが原因です。コピー処理が遅いため、その間に他のプログラムを同時に起動しているケースも多いでしょう。
フリーズを軽減する最善の方法は、他に開いているすべてのアプリを閉じることです。また、ウイルス対策ソフトを一時停止するのも有効です。セキュリティソフトは、特にスキャン中にリソースを大量に消費することで知られています。
さらに、フリーズが頻繁に発生する場合は、専用のコピーツールの使用を検討しましょう。これらのツールは、Windows標準のコピー機能よりもリソース消費を抑えられるため、安定した転送が期待できます。
まとめ
今回紹介したいずれかの方法を使えば、Windowsでも大量のファイルを素早くコピーできるようになります。特にコピー専用アプリを導入すれば、ストレスの少ない効率的な作業が可能になります。Windowsでのコピーや貼り付けに悩んでいる方は、ぜひこれらの解決策を試してみてください。
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