スリープから復帰しないモニターを直す方法|原因別の対処法まとめ

モニターがスリープモードから復帰しなくなったとき、私はこの問題について調べ始め、同じ悩みを抱えているのは自分だけではないとすぐに気づきました。厳密な統計ではありませんが、おそらく誰もが一度は経験したことがあるトラブルではないでしょうか。
残念ながら、この問題には万能の原因も解決策も存在しません。しかし、いくつか有効な対処法があるため、ここでは特に多い原因とその解決策を順番に紹介していきます。
Dellモニターの「ディープスリープ」を無効にする
Dell製モニター(他ブランドの場合もあります)には「Deep Sleep(ディープスリープ)」という特殊な機能が搭載されています。これは通常のスタンバイモードよりもさらに消費電力を抑える機能で、コンセントを抜いた状態とスタンバイ状態の中間のような動作になります。
多くの場合、この機能はあまり役に立たず、むしろPCと一緒にモニターがスリープに入ると、PCがスリープから復帰してもモニターが自動的に点灯しなくなる原因となります。
つまり、ディープスリープが有効なままでは、モニターの電源を手動で入れ直す必要があるのです。それでも構いませんが、あらかじめモニター側で無効にしておくのが簡単です。手順は、モニターのOSD(オンスクリーンディスプレイ)を開き、「Others → Monitor Deep Sleep」を選択して、そこで無効に変更します。

なお、他社製モニターにも同様の機能が搭載されているケースがあります。お使いのモニターの設定メニューを確認し、該当する項目があれば無効にしておきましょう。
ASUSマザーボードの「PLLオーバーボルテージ」を無効にする
ASUSは数多くのマザーボードを展開しており、総じて完成度は高いのですが、いくつか癖のある仕様があり、思わぬトラブルの原因になることがあります。その一例が、比較的新しいASUSマザーボードの多くでデフォルトで有効になっている「PLL Overvoltage(PLLオーバーボルテージ)」です。この機能はCPUのオーバークロックをわずかに押し上げる効果があるため、マシンから数百MHz余分に性能を引き出したいのであれば、有効のままにしておいてもよいでしょう。
しかし、PCのスリープ運用を優先したいなら、この機能をオフにする必要があります。そのためには、あの難解なBIOS画面に入る必要があります。
まずPCを再起動し、起動中にDeleteキーを連打してBIOS画面を表示させます。
細部はマザーボードによって異なりますが、目的の項目を見つけるには「Advanced Mode(詳細モード)」に切り替えます(私のASUS Z97マザーボードではF7キーで切り替えられます)。

次に、画面上部の「AI Tweaker」を選択し、「Internal PLL Overvoltage」の横にあるドロップダウンをクリックして「OFF」に変更します。最後に設定を保存してBIOSを終了すれば完了です。
リンク状態電源管理を無効にする
Windowsの一見便利な電源オプションが、裏目に出ることがあります。本来オンになるべき機器まで休止状態のまま放置してしまうことがあるのです。ここでは、電源管理がモニターの復帰に干渉しないよう設定を見直す方法を紹介します。
「コントロールパネル → 電源オプション」を開き、現在使用中の電源プランの「プラン設定の変更」を選択し、さらに「詳細な電源設定の変更」をクリックします。
次に、一覧を下へスクロールして「PCI Express」を見つけ、横の「+」アイコンをクリックして展開します。「リンク状態電源管理」の設定を「オフ」に変更し、「変更の保存」をクリックしてください。

モニター設定の自動検出を無効にする
一見シンプルですが、効果的な方法です。モニターがスリープ状態になると、モニターと接続ケーブルの間の接続が一度切断されます。ところが奇妙なことに、スリープから復帰して接続が再確立される際、ケーブルが挿さったままにもかかわらず、モニター側が接続を認識し直さないことがあります。この問題への対策として、モニター本体のボタン操作で「自動検出(auto-detect)」オプションをオフにしてみてください。
これらの解決策のいずれかで、モニターが復帰しない悩みは解消されるはずです。Windowsの設定を見直す機会があれば、Windows 10のレジストリハック集や、Windows 10で未署名ドライバーをインストールする方法の記事も併せてご覧ください。
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