WindowsでESDファイルをISOに変換する方法【無料ツール2選】

Microsoftは、Windowsのアップグレードや更新プログラムなどの配布に、ESD(Electronic Software Download)というイメージファイル形式を使用しています。たとえば、開発者は最新のWindows 10ビルドをESD形式でダウンロードし、それを使ってWindowsのインストールやアップグレードを行うことができます。
ただし、ESDファイルは高度に圧縮され、暗号化されているため、通常のISOファイルのようにそのまま開いたり利用したりすることはできません。何かをする前に、まず復号化して中身を取り出す必要があります。
起動可能なUSBメモリやDVDを作成したい場合は、取り出した内容からISOファイルを作成する必要があります。幸い、数回のクリックでこれらの作業をすべて自動的に行ってくれる無料ツールがいくつか存在します。この記事では、WindowsでESDファイルをISOに変換する2つの方法を紹介します。
方法1:ESD Toolkitを使って変換する(コマンドライン)
ESD Toolkitは、無料で使えるポータブル型のコマンドラインツールです。とはいえ、復号化・展開・変換といった処理はすべて自動的に行ってくれるので、実際に必要な操作はESDファイルを指定してオプションを選ぶだけです。
- まず、ESD Toolkitをダウンロードし、任意のフォルダに解凍します。
- ESDイメージファイルをESD Toolkitと同じフォルダに置いておくと便利なので、ESDファイルをESD Toolkitのフォルダにコピーしておきましょう。

- ESDファイルをESD Toolkitで開きます。「ESDISO.bat」ファイルにESDファイルをドラッグ&ドロップしてください。

- コマンドウィンドウが表示されたら「N」と入力してEnterキーを押します。
- ISOファイルの保存先をカスタマイズするかどうか尋ねられるので、デフォルトの場所に保存する場合は「N」を入力してEnterを押します。別の場所に保存したい場合は「Y」を入力し、保存先を指定してください。
- 次に、変換するESDファイルの選択を求められます。ESDファイルを開いた状態でプログラムを起動しているため、コマンドウィンドウに一覧表示されます。ESDファイルに対応する番号(この場合は「1」)を入力してEnterキーを押しましょう。

- ファイルを選択すると、変換処理が自動的に開始されます。完了までにはシステムの性能にもよりますが、15分〜30分ほどかかることがあります。気長に待ちましょう。

- 処理が完了するとプログラムは自動的に終了します。変換されたISOファイルは、ESD Toolkitと同じディレクトリ内に保存されています。

あとは、このISOファイルを使って、起動可能なWindows 10のCD/DVDやUSBメモリを作成できます。
方法2:NTLiteを使って変換する(GUI)
コマンドライン操作が苦手な方には、NTLiteがおすすめです。NTLiteは高機能なソフトウェアで、ESDからISOへの変換機能のほか、さまざまな便利なツールを備えています。
- NTLiteをダウンロードし、通常のWindowsソフトウェアと同じようにインストールして起動します。インストール時に「ポータブルモード」を選択できるので、インストールしたくない場合はこのオプションを選びましょう。

- アプリケーションを起動すると、ライセンスの選択を求められます。今回の用途であれば無料ライセンスで十分なので、「Options」の下にある「Free」を選択して「OK」をクリックします。

- ESDファイルをNTLiteの画面にドラッグ&ドロップします。警告ウィンドウが表示された場合は、「OK」ボタンをクリックして先へ進みます。
- 「Image History」カテゴリの「Operating systems」を選択し、「Convert → WIM (Standard, editable)」オプションをクリックします。これにより、ESDファイルの復号化と展開が始まります。完了まで15分〜30分ほどかかるので、しばらく待ちましょう。

- 復号化と展開が完了したら、展開されたフォルダを選択し、「Create ISO」ボタンをクリックします。

- ISOファイルの名前を入力するよう求められるので、任意の名前を入力して「OK」をクリックします。保存先の場所は「Label」フィールドの下で確認できます。

- ISOファイルの作成が開始されます。所要時間はおよそ2分〜5分です。

- 処理が完了すると、ISOファイルは先ほど確認した保存先に自動的に保存されます。

作成したISOファイルは、Rufusなどのツールと組み合わせれば、起動可能なUSBインストールメディアとしても活用できます。上記の方法でESDをISOに変換してみた感想や体験があれば、ぜひコメント欄で共有してください。
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