Windows 10/11で帯域幅とデータ使用量を制限する方法
インターネットに接続しているパソコンでは、ほぼすべてのサードパーティ製アプリが何らかのデータを使用しています。使い方を工夫しないと、気づかないうちにデータ使用量の上限を超えてしまうこともあるでしょう。
そのため、PCの帯域幅とデータ使用量を制限することは非常に重要です。この記事では、実践的な複数の方法をご紹介します。それでは始めましょう。
設定アプリからデータ使用量に上限を設定する
Windowsアプリのデータ使用状況を把握する方法はいくつかあります。たとえばタスクマネージャーを使えば、どのアプリがインターネット接続を消費しているかを確認できます。しかし、実際に制限をかけたい場合はどうすればよいのでしょうか?幸い、Windowsの設定からデータ使用量に制限を設けることが可能です。手順は以下の通りです。
- スタートメニューの検索バーに「settings(設定)」と入力し、最適な結果を選択します。
- 設定メニューからネットワークとインターネットをクリックします。
- ネットワークとインターネットタブの下にあるデータ使用量をクリックします。
新しい画面で、データ使用量の詳細な統計情報が表示されます。たとえば筆者の場合、Google Chromeが大量のデータを消費していることが一目でわかります。帯域幅を制限するには、データ使用量見出しのすぐ下にある「制限の入力(Enter limit)」をクリックします。
表示されたダイアログボックスで、制限の種類(Limit type)、データ制限(Data limit)、月次リセット日(Monthly reset date)を設定し、「保存(Save)」をクリックして設定を完了します。
これだけで、データ使用量に適切な上限を設けられます。なお、Windows 10でデータ制限を設定する場合は、手順が少し異なります。以下をご覧ください。
- 設定メニューを開き、ネットワークとインターネット > 状態(Status)をクリックします。
- データ使用量(Data usage)をクリックします。
- ネットワークの選択(Choose a network)の項目で、データ制限を適用したいネットワークを選択します。
- 制限の種類、データ制限量などの必要な情報を入力します。
- 最後に「保存(Save)」をクリックして設定を終了します。
特定のアプリによるデータ使用を制限する
上記の方法はPC全体のデータ消費を抑える一般的な手段ですが、より個別に対象を絞って制御することも可能です。前述の通り、すべてのアプリが同じ量のデータを使うわけではありません。筆者の場合のChromeのように、データ消費が際立つアプリは必ず存在します。ありがたいことに、Windowsにはこうした特定アプリの通信を抑える機能が備わっています。
Windowsの設定から、特定のアプリのデータ消費を停止できます。手順は以下の通りです。
- Windowsキー + Iのショートカットで設定メニューを開きます。
- プライバシー -> アプリのアクセス許可(App Permissions)をクリックします。
- 通信を止めたいアプリを選択し、トグルをオフに切り替えます。
サードパーティ製アプリを活用する
Windows標準の機能に加えて、プロ仕様のサードパーティ製アプリも強力な選択肢になります。ユーザーベースが巨大なWindowsには、こうしたツールが数多く存在します。ここでは、帯域幅とデータ使用量を制限できる信頼性の高いアプリを2つご紹介します。
1. NetStalker
名前で判断しないでください。NetStalkerは本格的な帯域幅制限ツールです。ネットワーク全体の帯域幅を管理できる便利なアプリで、さらに特定のデバイスのインターネットアクセスをブロックすることもできます。
その他にも、快適な運用を支える多彩な機能が備わっています。
- 新しく接続されたデバイスを自動検出するバックグラウンドスキャン
- ネットワーク上の各デバイスがアクセスしたアドレスを記録するパケットスニッファー
- スプーフィング対策機能
- ダークモードとライトモードの切り替え
- デバイス間でインターネット速度を公平に分配する帯域幅制限オプション
NetStalkerを導入するには、まず動作に必要なWindowsドライバー「Npcap」をダウンロードしてインストールします。その後、NetStalker本体をインストールしてください。
インストールは数秒で完了します。あとはデスクトップのショートカット、またはスタートメニューからアプリを起動するだけです。
2. NetLimiter
NetLimiterは、サードパーティ製の帯域幅・データ使用量制限ツールとしてもう1つおすすめのソフトです。NetLimiterを導入すれば、インターネットへの接続を許可するアプリケーションを細かくコントロールでき、さらに各アプリが消費できる帯域幅にも上限を設定できます。
このアプリにも便利な機能が多数搭載されています。主なものは以下の通りです。
- トラフィックコントロール(Traffic Control): アプリごとのダウンロード/アップロード速度の上限を管理できます。
- クォータ設定(Set Quotas): 指定したアプリにデータ転送量のクォータを割り当てられる機能です。
- 接続ブロッカー(Connection blocker): インターネットに接続できるアプリを選択できます(特定条件の指定も可能)。
対応OSはWindows 7、8、10、11、およびWindows Server 2008、Server 2012、Server 2016以降です。無料版と有料版の両方が公式サイトからダウンロード・インストールできます。
まとめ:Windows 10/11で帯域幅とデータ使用量を賢く制限しよう
無制限のインターネットプランを利用していないなら、Windowsの帯域幅とデータ使用量を制限することが極めて重要です。放置しておくと、データプランを使い切ってしまい、最悪の場合は上限を超えて追加料金が発生しかねません。本記事で紹介した方法を活用すれば、この問題は十分に解決できます。標準の設定だけでも基本的な対策は可能ですが、目的に応じてサードパーティ製アプリの利用もぜひ検討してみてください。
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